断食はダイエットに逆効果。ファスティング酵素ドリンクは嘘?

【元ライザップのトレーナーが解説】

ダイエット目的で、ファスティングや断食をするのは大間違いです。

安易にやると筋肉や代謝が減ってリバウンドし、以前よりも【太りやすい身体】になります。

2019年6月に日経Goodayで『健康にみえる粗食と断食の盲点 筋肉や骨が細る恐れも』という記事がありました。

↓この記事のポイントです。

・「断食をするとリバウンドしやすくなる」
・「極端な粗食や断食に走ると、栄養不足に陥って様々な障害を引き起こしてしまう」
・「2~3日の断食をすると、体重が数kg落ちることがあるがその大部分は、腸内の便などが排出され、水分が減ったから」

リバウンドを繰り返したり、筋肉量が減ったりすると将来、若くして【寝たきり状態】になってしまう恐れもあります。

↓断食とダイエットに関するポイントです。

・断食と「病気になって薬を飲むこと」は似ている?
・断食後に【食習慣】が変わっていなければ無意味
・断食で期待できる効果は、断食以外でも得られる
・数ヵ月後に筋肉量が減っていないかが重要
習慣を少しずつ変える方が、リスク無しで、つらくない。
・ビジネス断食、ビジネス酵素ドリンクに要注意!?

↓私の経歴です。

ファスティングで摂食障害や死亡リスクが上がる!?

断食と「病気になって薬を飲むこと」は似ています。

【病気になる → 薬を飲んで治る】というのは、一見すると普通の流れです。

しかし、ここで大事なのは生活習慣が変わらないと【今後も繰り返される】可能性が高いということです。
※病気の種類にもよります。

病気にならないように【生活習慣を改善すること】が大切ですよね?

しかも【病気になる → 薬を飲んで治る】を繰り返している人は、日常的に体調不良という人が多いです。

生活習慣を改善すれば、日常的に健康で、活動的な生活を送ることが出来ます。

これは、断食とも共通します。

定期的に断食をしている人は、普段の食事や生活習慣を見直すことが最重要です。

2021年7月13日に発売された『ダイエットをしたら太ります。 最新医学データが示す不都合な真実』という本でも、ファスティングを注意喚起し、↓このように書かれていました。

断食とリバウンドを繰り返すと、体がどんどん太りやすい体質になっていきますし、過食症などの摂食障害を発症するリスクも高まります。更に、心筋梗塞を発症するリスクや死亡率が上がるという報告まであるのです。」

本についてより詳しくは、↓こちらの記事をどうぞ。

断食後に習慣が変わっていなければ無意味

断食を【胃腸のリセット】が目的で行う人がいますが、先ほどの薬の例と、共通していますよね?

世の中には、確かに断食で、一時的に体調が良くなる人もいます。

しかし、その後の【生活習慣】が変わらなければ、また体調不良になっていくのが、自然の摂理です。

断食後に【習慣】が変わらない断食は、無意味です。正確に言えばマイナスです。

【日常の食事や生活習慣】に気をつけていれば【胃腸をリセット】する必要はありません。

日本では昔から、お正月に食べ過ぎた胃腸を休めるために七草がゆを食べる風習がありますね。

もし食べ過ぎたら、ちょっと軽めに食べるだけで充分です。

そもそも【食事習慣&生活習慣】は、断食をしなくても変わります。

断食で期待できる効果は断食せず得られる

「断食で得られるメリット」として、よく挙げられる項目は、↓このようなものです。

・体調改善・血流改善
・美肌、美髪、若返り
・空腹を感じるようになる
・味覚の正常化

まず考えて欲しいのは、どれも断食ではなく【日常の食事や生活習慣】で改善できる、ということです。

確かに、断食でこれらのメリットを得る人もいますが、全て「断食をしなくても得られること」です。

そして断食は、筋肉や代謝が減り、以前よりも不健康になるデメリット・リスクの方が大きいです。

また断食で、
・デトックス
・体重減少
などの効果も期待できる、などと発信している人もいますが要注意です。

「デトックスと似たような意味」で使われている【宿便】も、断食のメリットだと話す人がいますが、「宿便は存在しない」という考えが有力です。↓


↓関連記事です。

また、短期的な体重減少を目的とする断食は、愚の骨頂です。

もし1日でも食事を休み、水やドリンクだけで過ごせば、短期的に体重が減るのは当然です。


でも「ダイエットで大事なこと」「痩せることの正しい意味」は、【体脂肪が減ること】です。

水分で体重が減っても無意味であり、更に断食では、大切な筋肉が減って体重が減ることが多いです。

断食をしなくても体調は改善される。好転反応は嘘!

そもそも断食で体調が良くなる人は、

・普段から食べ過ぎ
・加工食品など身体に良くない物を食べ過ぎ
・栄養バランスが悪い
・夕食の時間が遅すぎや、多過ぎ
・ストレス過多

などが原因です。

わざわざ危険をおかしお金をかけて断食をしなくても、上記の原因を解決していけば、体調不良を改善できます。

そして、↓これらが目的で断食をやるのは、大間違いです。

・一時的な体調改善
・短期的な体重減少

安易に断食をすると筋肉や代謝が減り、健康寿命が縮みます。


またファスティングで体調不良になった時に「それは好転反応なので、そのまま続けてると回復しますよ」
などと話す人もいますが、これはセールストークなので要注意です。


厚生労働省のサイト『食品安全関係のパンフレット』 に、「健康食品の正しい利用法」(2016年2月改訂)という物があります。

この18ページに
・「表現自体が薬事法違反にあたる」
「好転反応に科学的根拠は無い」
と書かれています。↓

【好転反応という言葉が出てきたら要注意】と認識しておくのが良いですね。

数ヵ月後に筋肉量が減っていないかが重要

ファスティングや〇〇断食は、筋肉や代謝が減ってリバウンドし、【以前よりも太りやすい身体】になる可能性が高いです。

↓この本のタイトル『寝たきり老人になりたくないなら “ダイエットはおやめなさい” 「筋肉減らし」が老いの原因だった』の通りです。

世の中には「様々なダイエット法」を提唱している人がいますが、特に危険なのは【極端なダイエット】です。

特に、↓これらが要注意です。

・金森式 断糖高脂質食ダイエット
・16時間断食ダイエット
・月曜断食ダイエット

どれも「ダイエット法」や「健康法」と呼べるものではなく、「ダイエットもどき」や「不健康法」と呼ぶ方が適切です。

「食べなさすぎ」で、栄養バランスが崩れて代謝や筋肉が減り、リバウンドする可能性が高いです。

↓関連記事です。

習慣を少しずつ変える方が、リスク無しでつらくない

ここまでお伝えしてきた通り、断食はハイリスクで、しかも「つらい」という人が多いです。

断食の他に【低リスクで、きつくなく健康になれる方法】がいくらでもあるので、ハイリスクな断食をやる必要はありません。

森拓郎さんという、ダイエットやボディメイクの書籍を数十冊も書いている方が、「ファスティングや断食に対する考え」をツイートしています。↓

森拓郎さんは、ファスティングを「8回やって、何百人も指導していた」とのことですが、現在は「必要ない」という結論です。

また私と同じく、

「断食をしなくても、メリットが得られる」
「リスク張ってまでする必要がある人は少ない」

という見解とのことです。



断食で【筋肉が減ること】が良くないのはもちろんですが、断食の前後に暴飲暴食をするのも、非常に良くないですね。

・「明日から断食だから、好きなものをお腹一杯食べておく」
・「断食が終わったから、我慢してたものを食べまくる」

などということですね。

もちろん断食前後の食事のケアもしている人もいますが、そもそも断食よりも【習慣を少しずつ変える方】がリスクが無く、しかもつらくないです。

ビジネス断食、ビジネス酵素ドリンク!?

2018年に放送された『林先生が驚く初耳学』で、【酵素ドリンクの酵素は死んでいる】と紹介していました。↓

死んでいる菌や酵素でも、なんらかのメリットがあるという説もありますが、【全ての酵素ドリンクが万能】という考えは、間違いと言えるでしょうね。

「酵素ドリンクを製造する会社で勤務経験がある方」の話を聞いたことがありますが、

・「酵素ドリンクに関しては、声を大にして、公には言えないことがある」
・「よく勉強をしているサロンほど、酵素ドリンクから離れていく」

などと話していました。

なお2019年3月に【ダイエット表示に根拠なし…酵素の健康食品5社に一斉措置命令】という記事が出ました。↓


↓様々なビジネスダイエット商法で、行政処分を受けた例を紹介しています。

酵素ドリンク以外の、他のサプリメントや健康食品でも、安易に飲むのは要注意ですね。

健康を第一と考えず、利益至上主義の

・ビジネス酵素ドリンク
・ビジネス断食

などが、世の中に沢山あります。

製造、販売をする会社や人だけでなく、アフィリエイトやPR案件も効果が合い【ビジネスダイエット】が広まっている要因です。↓

そして以前、私が話を聞いたことがある断食指導者で、

・「断食はダイエット目的でやるものではない」
・「ファスティングは一生に一度やれば充分」
「ファスティングをやる必要が無い生活をするのが大事」

などと話していた方がいて、大いに共感しました。

ダイエット情報を見るときの心構えでお勧めなのが「たすけた」⬇️です。

た:体験談をうのみにしない
す:数字に注意
け:研究に基づいているか確認
た:他の情報と比較

2021年4月2日にNHK Eテレ『チョイス@病気になったとき』という番組で、【医療情報を見るときの心構え】として紹介されていました。

これは【ダイエット情報の見極め】にも、そのまんま当てはまります。

この心構えを意識すれば、よくある「〇〇ダイエット」や「断食ダイエット」などで、筋肉を失ったり健康を害せずに済みます。

また「プチ断食」という言葉にも要注意です。

昔から言われてる王道のダイエットがお勧め

途中で紹介した、【16時間断食ダイエット】は要注意です。

夕食から朝食まで【12時間くらい空ける】一般的な生活習慣が、健康にもダイエットにも最適、という説が有力です。

もちろん、【12時間空ければ、何でも食べて良い】ということはありません。

昔から言われている、王道のことで、↓これらだけで、痩せたり健康になることが期待できます。

・夕食は就寝の3時間前~4時間前までに終えておく
・腹八分目まで
・夕食は軽めで、腹六分目~七分目が目安
・よく噛んで、しっかり味わって食べる
・朝に空腹感が出るようになってくる
・「まごわやさしい」の物を意識して、栄養バランスを整える

↓関連記事です。


厚生労働省のサイト「e-ヘルスネット」
【健康的なダイエット:適切な体重管理で、健康づくりをしよう!】

↑このサイトの最後の部分に、↓このように書かれています。

【減量に取り組む人は、特定の食品を抜いたり、極端に食事量を減らすのではなく、主食・主菜・副菜のそろった食事を基本にバランスを整え、調理法や菓子・アルコールなどのとり方を見直してみましょう。】

↑「極端に食事量を減らすのではなく~」と書いてある通り、厚生労働省は「ダイエット目的の断食」を注意喚起しています。

日本は、世界有数の痩せ大国で、平均寿命も世界トップクラスです。

標準体型よりも体脂肪が多い日本人は、厚労省が示す「食事ガイドライン」に沿った食事をするだけで、ほとんどの人が標準体型に近づいていきます。


極端なダイエット法を推奨する人達の中には、「厚労省の話は信じない」という人もいますが、「喫煙が身体に良い」とも思っているのでしょうか?

極端なダイエットや喫煙を、自己責任で周りに一切迷惑をかけずにやる分には構わないですが、周りに推奨することは健康被害を生じるので、やめて欲しいですね。

命を削る断食・小食

『命を削る断食・小食 断食の効果はステロイドのように一時的』という書籍があります。

↓興味深いと思った点をいくつか紹介します。

・「著者は断食の世界に28年間関わり、断食で健康になろうと試みた人を数多く観察してきた結果、これほど体調を悪くする食事法はないと痛感しました。」

・「断食の効果は数日で消えてデメリットは長期続く。」
・「断食の情報はオーバーに語られていく。3日断食しても1週間断食したとか虚言傾向がある。」

・「断食はビルの壁を素手で登るようなもの。100階の頂上が健康だとしたらエレベーターを使えば良くて、断食のように命がけで壁を素手で登る必要は無い。断食より遥かに安全で遥かに効果的な食事法が多数ある。」

Kindle Unlimited 会員だと無料で読むことが出来ます。

まとめ

・断食と、「病気になって薬を飲むこと」は似ている?
・断食後に【食習慣】が変わっていなければ無意味
・断食で期待できる効果は、断食以外でも得られる
・断食をしなくても体調は改善される
・数ヵ月後に筋肉量が減っていないかが重要
・習慣を少しずつ変える方が、リスク無しで、つらくない。
・ビジネス断食、ビジネス酵素ドリンクに要注意!?
・昔から言われている王道のダイエットがお勧め

などが、この記事のまとめです。


最後に、健康的に痩せて、リバウンドしないために大事な、【習慣化】について、お伝えします。

食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討していたり、ファスティング等で、費用をかけてでも痩せたいと思っていた場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

ファスティングのプログラムよりも安く、危険性も少ないですが、得られる価値はずっと大きいです。

↓私のオンライン指導だけで痩せた方のビフォア・アフターです。

ビフォアアフター

費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。

大手ジムの広告よりも減量のペースは遅いですが、リバウンドがしにくく、きつくなくて、習慣化もされやすいと思います。

↓詳細は、こちらをご覧ください。

↓Twitterでもダイエット情報を日々発信しているので、フォローしてもらうと真実のダイエット情報を得ることが出来ます。

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