ダイエットをしたら太ります。BMI基準値は嘘?20や19は死亡リスク増!?

【元ライザップのトレーナーが解説】

2021年7月13日に発売された『ダイエットをしたら太ります。 最新医学データが示す不都合な真実』の簡単な内容に、私の見解を加えて紹介します。

冒頭の画像は、私が実際に読んだ本で、付箋だらけになっています。

以前から私のブログを読んでいる人であれば、この本のタイトルを見ても驚かないでしょうけど、一般の人は驚くでしょうね。

今回の本と通じる部分が多いことを、以前↓この記事にも書いています。

↓私の経歴です。

ダイエットをするとBMIが上昇した

まずBMIについて簡単に紹介しておきます。

BMI(kg/㎡)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

(例)身長160cm、体重60kgの人のBMIの計算は、↓こちらです。

60(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)=23.4(㎏/m2)

↓BMIに関する参考情報です。

今回の本ではまず、ミネソタ大学で1902人を10年間にわたって追跡調査した研究を紹介しています。

ダイエットを繰り返していた人は、ダイエットをしなかった人に比べて、調査終了時のBMIが著しく上昇していたとのことです。

特に良くないダイエット方法は、欠食、極端な食事制限、下剤の使用などです。

ファスティングや極端な糖質制限は寿命が縮む

本では「消えては現れる様々なダイエット法」と紹介し、特に酵素ドリンクのファスティング・極端な糖質制限・腸内洗浄などの注意喚起をしています。

本には、↓このように書かれていました。

「断食とリバウンドを繰り返すと、体がどんどん太りやすい体質になっていきますし、過食症などの摂食障害を発症するリスクも高まります。更に、心筋梗塞を発症するリスクや死亡率が上がるという報告まであるのです。」


私も以前、ファスティングや極端な糖質制限の注意喚起をしていました。

酵素ドリンクなどを使用する様々な「〇〇ファスティング」がありますが、基本的にどの断食もやらない方が良いです。

一時的には、水分減少の影響で体重は減りますが、筋肉や代謝も減って結局リバウンドする可能性が高いです。

しかも同じ体重に戻っても、以前より太りやすい体質になっています。

過度な糖質制限もファスティングと同様に、寿命を縮める可能性が高いです。

具体的には、炭水化物を50%~55%くらいは摂るのがお勧めです。

より詳しくは、↓こちらの記事をご覧ください。

ダイエットをすると太る4つの理由

本では↓この4つを理由として挙げていました。

①ダイエットが、ごく短期間の行動であること
②「ダイエッティングサイクル」に、はまり込んでしまうこと
③食欲をコントロールできなくなること
④太りやすい体質になること

②の「ダイエッティングサイクル」を簡単に言うと、無理なダイエットと暴飲暴食を繰り返す負のサイクルのことです。

①の短期間が良くないことは、私も常々、発信しています。

痩せていると寿命が短くなりやすい。BMIの基準値は年代で変わる

日本肥満学会では、BMIが22を適正体重(標準体重)とし、統計的に最も病気になりにくい体重とされています。

そして25以上を肥満、18.5未満を低体重と分類しています。

しかし本によると、様々な研究を見ると、死亡リスクが低いBMIは21~27くらいとのことです。

この数値には、男女差・年齢・徐脂肪体重など様々な要因が関連します。

ちなみに男性はBMIが25~27程度、女性は23~25程度だと死亡リスクが低いそうです。

また高齢になるほど、BMIが低すぎると死亡リスクが上昇してしまいます。


これに関連することが2021年2月にNHK『きょうの健康』という番組で肥満がテーマの時に紹介されていました。

確かに、加齢とともに内臓脂肪がたまり生活習慣病になりやすいです。

しかし一方で、足腰が弱るロコモティブシンドロームや筋肉が弱るフレイルのリスクが高くなります。

死亡率が最も低いBMIは、↑このように年代や男女で分けて考える必要があります。

そして60代・70代より若いうちは肥満対策が必要で、70代以降は痩せすぎないようロコモ対策が必要とのことです。

若いうちから、内臓脂肪をためないようにし、更に貯金ならぬ貯筋をしておくに越したことはないでしょうけどね。


なおBMIは体重と身長から計算される数値なので、大事なのは体重よりも、筋肉量、体脂肪量、徐脂肪体重などです。

徐脂肪体重とは、体重から体脂肪量を引いた量です。

例えば60kgで体脂肪率25%の人は体脂肪量が15kgなので、60ー15=45kgが徐脂肪体重となります。

この徐脂肪体重の多くは筋肉なので、少なすぎると良くないということです。

そして誤ったダイエットは、筋肉や徐脂肪体重が減ってしまうので、要注意ということです。

ダイエットが摂食障害の引き金になる

ダイエットは摂食障害とも密接な関連があります。

ほとんど全ての摂食障害は、ダイエットを契機として発症するとのことです。

↑この”ほとんど全ての”というのは「さすがに言い過ぎでは?」とも思って、ちょっと調べてみました。

すると厚生労働省のe-ヘルスネットの「摂食障害:神経性食欲不振症と神経性過食症」に、関連することが載っていました。↓

「ダイエットや胃腸症状・食欲不振を契機に発症します。多くの場合、発症前に心理的社会的ストレスを経験しています。」とのことです。

これを見ると、言い過ぎでも無さそうですね。


話を本に戻します。

摂食障害は治りにくく、死亡率も高いそうです。

欧米では痩せすぎのモデルが摂食障害によって死亡する例が多発したことで、モデルの痩せすぎ問題で、規制が始まりました。

日本でも2019年に、日本摂食障害学会が、やせすぎモデルに対する学会声明を発表しています。

それでも日本ではまだ、欧米ではファッションショーや広告に出られないほどの痩せすぎたモデルが活躍しているのが現状です。

「痩せすぎモデル規制学会声明 – 日本摂食障害学会」

日本人は「自分は太っている」と思い込み過ぎている

ロンドンカレッジ大学のジェーン・ワードル博士達による、世界22ヶ国の大学生1万8512人を対象に実施した意識調査があります。

①「自分を太っていると感じるか」
②「痩せようとしているか」
というシンプルな調査項目です。

①は日本人で男性34%、女性63%でした。
22ヶ国中で男性は2位、女性は1位です。

②は日本人で男性39%、女性70%でした。
22ヶ国中で男性は1位、女性は2位です。

しかし実際の日本人のBMIは、他国と比べてかなり低いです。

この背景にあるのは、「やせ礼賛=やせていることが理想像であるとする」の文化です。

BMIが18となる体重を「シンデレラ体重」などとも呼ばれていますが、特に日本人女性は、痩せすぎによる体調不良の問題も大きいほどです。

日本では中高生~大学生などの若者でも「やせ礼賛」が問題で、特に女性は極端なダイエットをしてはいけません。

健康と美しさを手に入れるためにライフスタイルを変える

まず「減らした体重を維持できる人は、ほとんどいない」ということを把握しておきましょう。

健康的に、減らした体重を維持するためには、世間の人が思っているダイエットではなく、ライフスタイルを変更することが大事だ、と本で紹介しています。

私も常日頃から「習慣が変わらないダイエットは、やらない方が良い」と発信していますね。

なお本で紹介されている、リバウンドしなかった人達の5つの共通点は、↓こちらです。

①低カロリー・低脂質の食事を続けている(無理がない範囲で)
②毎日1時間以上、ウォーキングなどの運動を続けている
③週に1回以上、定期的に体重を量っている
④必ず朝食を摂っている
⑤平日と週末とを問わず、一環した食事パターンを維持している

個人的には②に関しては、必ずしも毎日ではなく、週に3日~4日程度でも良いと思いますけどね。

また④の朝食に関しては、最近16時間断食ダイエットで単なる朝食抜きになっている人が多いですが、これは良くないということが、あらためてわかりますね。

まとめ

・ダイエットをするとBMIが上昇した
・ファスティングや極端な糖質制限は需要が縮む
・ダイエットをすると太る4つの理由
・痩せていると寿命が短くなりやすい
・ダイエットが摂食障害の引き金になる
・日本人は「自分は太っている」と思い込み過ぎ
・健康と美しさを手に入れるためにライフスタイルを変える

などが、この記事のタイトルです。

今ダイエット中の人で、少しでも「つらい」と思ってる人や、「この生活を10年続けるのは無理」と思ってる人は、一旦ダイエットをやめると良いですね。

そして、この本や私の他の記事を読むなどして、もっと勉強することをお勧めします。

最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

この記事の中で、習慣化が大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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