ガンバレルーヤのダイエット2022ビフォーアフターイッテQ

【元ライザップのトレーナーが解説】

「世界の果てまでイッテQ!」でお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」が挑むダイエット企画は、第一弾が2020年10月25日に、第二弾は2022年1月23日に放送されました。

結論は、断食など「短期間のダイエットはリバウンドする」です。

冒頭の画像の通り、よしこさんは第一弾の1ヵ月の企画で、10.8kg減りました。

しかし、その後のスタジオ収録の時点で、既に「7~8kgリバウンドしそう」とのことです。

2021年11月14日の「イッテQ」で、【3人ともリバウンドした】と明かしていました。↓

更に2022年1月23日に第二弾が放送されたので、この記事の後半にその情報も追加しておきました。


この記事では、番組の内容に私の見解を加えて、一般の人にも役立つ正しいダイエット情報をお伝えします。

↓私の経歴です。

※LINEのオープンチャット「ダイエットは習慣が9割」というグループの管理者をしています。
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ガンバレルーヤの10kg減量への道

第一弾の企画は、2人のプロフィールと実際の体重に、かなりの差があったことから始めたそうです。↓

ただ、「1ヵ月で2人合計10kgのダイエット」という目標設定自体が、健康の面で見たら既にアウトですね。

バラエティー番組という意味では、良いのかわからないですが・・・

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正しいダイエットとは体脂肪を減らすこと

ダイエットで大事なことは、体脂肪を減らすことです。

いくら体重が減っても、体脂肪が減っていなければ、意味がありません。

正しく言えば、意味が無いどころかマイナスです。


なぜなら短期間で体重を大幅に減らすと、筋肉や代謝が減ってリバウンドしやすいからです。

そしてリバウンドして同じ体重に戻った時に、以前よりも筋肉が減って、痩せにくい体質になってしまいます。

ダイエットとリバウンドを繰り返していると、筋肉減少や骨粗しょう症が進み、将来、寝たきりになる年齢が早まります。

誰もが、どこかのラインで、歩くことや自力での日常生活が難しくなります。↓

若いうちから寝たきり生活になりたくなければ、ダイエット目的で断食や極端なダイエットをしてはいけません。

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10kg減量への道! 4つのダイエット方法

今回の企画では、

1 ポールダンス
2 トレーニング
3 食事制限
4 断食

という4つのダイエットに取り組んでいました。

ただ放送の時間尺的には、完全に断食がメインでしたね。

ガンバレルーヤがポールダンスに挑戦!

ポールダンスの指導をしていたのは、世界大会優勝ペアの曼殊沙華の二人です。↓

ガンバレルーヤは、ダイエット後に見事なパフォーマンスを見せていました。↑

話がそれますが、私は、↑曼殊沙華のmakiさんと面識があります。

Netflixの「アルティメットビーストマスター」という「SASUKE」のような番組に日本代表メンバーとして出場した時にお会いしました。

↑ちなみにお笑い芸人なかやまきんに君や、筋肉ユーチューバーのサイヤマンも代表メンバーで、写真の両端に写っていますね。

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ポールダンスは、体重や体脂肪が多いと不利になるので、ダイエットや体型維持の運動として良い種目と言えますね。

ガンバレルーヤのトレーニングと食事制限

この辺りの放送時間は、かなり少なかったです。

本来は日常生活での食事改善が、リバウンドしない正しいダイエットに最重要です。

毎日10分のトレーニングは1ヵ月だけだと、ダイエットへの影響はかなり少ないですね。

数ヵ月単位以上でコツコツ継続するなら、とても有意義ですけどね。

↑食事制限は野菜中心で、お米の量は「手ばかり法」(↓この記事の中で紹介してます)で推奨している量のようですね。

ただ、タンパク質が不足していないかが、心配なところですね。

もしタンパク質が不足すると、筋肉減少の恐れが高まるからです。

ガンバレルーヤがやった断食内容は?

食事は、にんじんジュースを飲む程度で、固定物は一切食べないということでした。↓

↑断食中は塩分が不足し、足がつったり頭痛が起きやすいとのことで、塩分が必要なため、味噌汁も飲んでいました。

また回峰行という、山を片道1時間歩きながら礼拝をおこなう修行もしていました。↓

↑空腹は、かなりつらかったようですね。

これを3泊4日でおこなっていました。

断食で体重があまり減らなかった理由は?

断食前後での2人の体重変化は、
まひるさんは1.5kg減
よしこさんは1.3kg減
でした。

そもそも断食で減る体重は、ほぼ水分です。

今回は断食に入る前から食事制限をしていたので、既に体内水分がある程度抜けていたと思われるので、
3泊4日の断食では、2人とも期待していたよりも減っていませんでした。

↑「1日1kgと聞いてた」 というのは、普通は【体内の水分や糖質量】が多い状態からスタートするので、このくらい減るものなんでしょうね。

体感的には、むくみもあったようですが、「トイレにも行きたくならないし・・・」とも話していました。

これは【体内に蓄えられていた水分】が減ったことを表しています。

そのために、断食での減量幅が少なかったのでしょうね。

もし減量幅が大きくても、ほとんどが水分によるもので、体脂肪は1kgも減らないでしょうから、意味はないですけどね。

そして測定後に、
「体は変われなかったけど、心は変われた。」
「断食を通して気付いたことが沢山ある。」
などと話していました。↓

↑また、「断食は口臭がひどくなる」と、バラエティ番組らしさ?を見せていました。

個人差があるでしょうけど、断食ではよくあるようです。

断食推進派の人は、口臭の悪化は、

・デトックスが進んでいる証し
・好転反応のようなもの

などと言ってるようですが、鵜呑みにするのは危険です。

まず「好転反応」という言葉には、要注意です。↓

↑厚生労働省が「好転反応に科学的根拠は無い」と言っています。

そして腸内環境の乱れや、体内の水分不足によることが原因の可能性も高いです。

とにかくダイエットで大事なことは【ダイエットと健康はセットである】ということです。

ダイエット目的で断食をするのは間違い

断食はよく、デトックスのためとも言われますが、これも確実とは言えないところです。

普段の食事で、夕食を就寝の3時間~4時間前に終えるようにし、夜にしっかりと睡眠をとれば、
自然と夜中に10時間~12時間くらいは、何も食べないことになります。

ドカ食いをせず、何も食べない時間がこのくらいあれば、毎晩のこの時間で、胃腸は充分に休まることが出来ます。

この時間が長すぎると、頭痛、胆石、腹痛、筋肉減少、骨粗しょう症、便秘、など様々な体調不良になる恐れが高まります。

以前NHKの『美と若さの新常識』という番組で断食の話をしていた時も、断食のメリットを得るのに、
厳しい断食の必要はなく、上記のようなもので充分、と紹介していたことがあります。↓

しかし、1日に食べない時間を16時間にし、8時間の中だけで食べるという「16時間ダイエット」という方法をしている人もいます。

でも16時間もあけると、筋肉減少や骨粗しょう症などのデメリットの方が大きいです。↓

また月曜断食も同様にやらない方が良いですね。↓

断食のメリットとは?

Googleで検索すると、↓このように出てきました。

個人的には、↑12番目の
「食べ物のありがたみを感じ、感謝の心を持つことができる」
という項目が、最も価値があると思います。

ただ、↑この全て項目が、先ほどの
【夜の12時間程度の何も食べない時間】を設けるだけでも得られる、と思われます。

更には日頃から、よく噛んでしっかりと味わって食べることも重要です。↓

あとは日常的に【腹八分目まで】を意識していると良いですね。

腹七分目くらいが良いという説もあります。

特に夕食に関しては、腹六分目~七分目くらいが良いと思います。

日常的に

・早食い
・濃い味付けが好き

などという人は、味覚が正常な状態でない可能性が高いです。

断食でも、正常な味覚を取り戻すことが出来るでしょうけど、やはり断食をしなくても、上記のことだけで可能です。

一旦、簡単にまとめます。

・よく噛んで、しっかり味わって食べる
・腹六分目~腹八分目
・夜に何も食べない時間を12時間程度もうける

↑これらが出来る人は、断食の必要は無いと思われます。

これらがどうしても出来ない人が、味覚や身体のリセットや、食べ物のありがたみを感じることが目的で断食をするのなら、構わないと思います。

でもダイエット目的でやるのは、完全に間違いです。

よしこさんは10kg痩せて、既に7㎏~8kgリバウンド

1ヶ月間で、

・まひるさんは6.8kg減
・よしこさんは10.8kg減

という結果でした。↓

↑しかし、よしこさんは番組のラストでMCの内村さんに

「あれから体重戻ってないんでしょ? 増えてないんでしょ?」と聞かれて、
「そろそろ7~8キロいっちゃおうかな」と、話していました。

↓ネット記事にも載っています。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2010/26/news090.html

本人の意志や、食事や運動を習慣化できたかによりますが、完全にリバウンドするのは、もう間近かもしれないですね。

バラエティ的には、良いのかもしれないですけどね。

でもこの企画や様々なネット記事など見て、「断食は痩せる」と間違って解釈し、真似をする人が出てきたら大問題です。

短期的なダイエットをやる意味があるのは、↓これらのような特殊な状況の人たちだけです。

・結婚式のため
・体重別のスポーツ大会に出るため
・グラビアなどの撮影がある

↑これらは全て、リバウンドすることが前提の減量ですね。
(結婚式も、ほとんどの場合がそうですね)

一般の人に大事なことは、痩せたままでいる状態を【いかに習慣化するか?】ということです。

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ガンバレルーヤのダイエット企画第二弾

2022年1月23日に、この企画の第二弾が放送されました。

↓まず前回からリバウンドですが、まひるさんは前回が71.1kg → 64.3kgで、68.2kgまでリバウンドなのでまだ許容範囲?と言えますかね。

ただ、よしこさんは前回が78.7kg → 67.9kgで、81.0kgまで増えて前回開始時を超えての大幅リバウンドなので、これは問題ですね。

第二弾でも、二人とも大幅減量をしましたが、その後のスタジオトークで、既に4kgと5kgリバウンドしていると話していました。

バラエティ番組的には、良いオチと言えるでしょうね。

でもおそらく今後は、リバウンドがドンドン進むと思われます。

ダイエットは短期間で体重を減らすほど、リバウンドの幅が大きくなります。

緩やかな減少ペースであるほど、つらくなく、筋肉も減らず、習慣化しやすいので、リバウンドもしにくくなります。

習慣を変えない【短期ダイエット】は、無意味といえます。

まとめ

・本当のダイエットは体脂肪が減ること
短期間で体重が減るのは、ほぼ水分によるもの
・ダイエット目的で断食をするのは間違い
・下手すると筋肉が減り、将来、若くして寝たきりになる
・しかも口臭がひどくなる!?
・よく噛む、腹八分目まで、夜に12時間程度の食べない時間、などが大事
・習慣を変えないダイエットは無意味。又はマイナス。

などがこの記事のまとめです。


最後に、効率良く痩せてリバウンドしないために、どうすれば良いのかをお伝えします。

復習になりますが、まず食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

この記事の中で、よく噛んで食べることの習慣化が大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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