プチ断食ダイエットは逆効果!健康を害し太りやすい体質に。

【元ライザップのトレーナーが解説】

「断食は、きつそうだけどプチ断食なら・・・」などと安易にプチ断食ダイエットをしてはいけません。

痩せるどころか、やつれたり老いたりする可能性が高く、逆に太りやすい体質になります。

↓私の経歴です。

プチ断食とは?

多くの人が共通認識している定義は無く、↓このように人によって認識に幅があります。

・16時間断食(8時間断食)
・朝食抜きや一食抜き
・週末など1日の断食

健康やダイエットへの影響は個人差が大きいのですが、↑どのプチ断食もお勧めしません。

↓なお一日一食は、プチ断食と言えないと思いますが、もちろんお勧めしません。

プチ断食という言葉のまやかし

そもそもプチ(petit)は、フランス語で小さいという意味です。

Googleで検索したら↓このように表示されました。

↑「プチ援助交際」や「プチ売春」のようなライト感覚で手を染めてはいけない例が2番目に表示されました。

「プチ断食」も、まさしくこれと同じですね。

断食をファスティングという横文字に置き換えたことや、マイルドドラッグの「マイルド」も同じような例ですね。

もちろん宗教行事として断食をするのは別の話です。

しかし断食をマイルドな言い方にして広めようとする人達の目的は、酵素ドリンクや断食プログラムの販売です。

断食ビジネスとも言えますね。

特に女性はプチ断食に要注意

2021年6月13日付のPRESIDENT Onlineに
‪『あえて空腹時間を作る「プチ断食」は女性には勧められない医学的理由』という記事が載りました。

‪↓記事の一部です。

大事なポイントは、↓これらです。
・「朝ごはんを食べる人は生理痛が軽い」
・「体温が上がると生理痛が軽くなる」
・「朝ごはんを食べると太りにくくなる」

特に女性は、健康を害する恐れが高いことがわかりますね。

そして男女関係なく、太りやすくなります。

なぜプチ断食で太るのか?

主な理由は、↓この2点です。

①血糖値が乱高下して、体脂肪を蓄えやすくなる
②タンパク質や栄養素が不足し、筋肉や代謝が減りやすくなる

分かりやすい例は、力士とボディビルダーです。

多くの力士は、体脂肪を増やすために「1日2食でドカ食い」というプチ断食の生活スタイルです。

逆にボディビルダーは、体脂肪を増やさないために「1日5食以上の高頻度で少量ずつ」です。

真逆の食事習慣ですね。

少量ずつというのが大事で、昔から腹八分目と言われている通りです。

更には、よく噛むことも非常に大事ですね。


もし力士のように、体脂肪を増やしたいのならプチ断食をするのも良いと思います。

しかし多くの人は、ダイエット目的でプチ断食をするという、真逆の行為ですね。

ボディビルダーの1日5食以上というのは、例えば10時や15時の間食でゆで卵1個などという、ちょっとした物も含まれています。

なおボディビルダーだけでなく、多くのアスリートが間食を含めて1日4食や5食を摂っています。

それぞれの生活スタイルで間食を摂れない人もいると思いますが、最低でも1日に3食以上を摂るのがお勧めです。

↓関連記事です。

プチ断食で代謝や筋肉が減って寿命も縮む!?

力士のように激しい運動をしていれば、筋肉や代謝を減らさずに済みます。

しかしプチ断食をしている多くの人は、たいした運動をしていないので筋肉や代謝を減らし続けています。

ただでさえ30歳以降は、毎年1%の筋肉量が減ると言われています。↓

プチ断食は、この筋肉減少を早めることになります。

断食で筋肉量が減ったあと元の食事に戻すと、体重も元に戻っていきますが、体型は戻りません。

同じ体重に戻っても、以前より筋肉が少なく、体脂肪が多い状態になります。


筋肉量が減るということは将来、若くして寝たきり状態になりやすいということです。

2021年6月15日放送のBSフジ『なないろ日和!』で転倒について紹介していました。

高齢者の救急搬送の原因は転倒(ころぶ)が圧倒的に最多です。↓

↑キーワードは、↓これらです。
・「転倒すると1番怖いのは骨折」
・「フレイルに繋がり寝たきり状態になってしまう」
・「筋力が衰えると、ちょっとしたことで転ぶ」

そしてやはり女性は、特に要注意ですね。

なぜなら男性よりも筋肉量が少なく、冷え性にもなりやすいですからね。

更に筋肉減少は、毎年増え続けている転倒による死亡者数との関連も考えられます。↓

↓関連記事です。

まとめ

・プチ断食という言葉のマイルドさに要注意
・特に女性は健康を害しやすい
・プチ断食は逆に太りやすい
・筋肉や代謝が減って将来、若くして寝たきりになりやすい
・結果的に寿命も縮みやすい!?
・プチ断食のような間違ったダイエットをしてはいけない

などが、この記事のまとめです。

最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

この記事の中で、1日3回以上の食事が大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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