【元ライザップのトレーナーが解説】
2021年2月に放送されたNHK『きょうの健康』は、肥満がテーマでした。
50代女性からの質問で「更年期は太りやすい?」という話題について、番組の内容に私の見解も加えて紹介します。
番組では、メタボ健診の導入を勧めた、日本の肥満研究の第一人者である宮崎滋さんが、太りやすい3つの理由を挙げて解説していました。
↓私の経歴です。
原因① 活動量が減る
1つ目の原因は、活動量が減ることです。
更年期は、子育てなどが一段落してエネルギーが余って、太りやすくなる傾向があります。
よくスポーツ選手が引退した後に太ってくるのと同じ状況ですね。
これを防ぐには、運動量を増やすことや食事量を減らすことが必要になりますね。
運動量を増やすだけで消費エネルギーを保つのは、あまり現実的ではありません。
また食事も、ただ減らすだけなのは良くないので、運動と食事改善の両方ともやるのがお勧めです。
↓参考記事です。
原因② 基礎代謝の低下
2つ目の原因は、年を重ねると基礎代謝が減ってくることです。
基礎代謝とは、呼吸や心拍・体温の維持など生命活動に必要なエネルギーのことですね。
基礎代謝は若い頃と比べると、3分の2~半分近くまで下がるので、以前と同じ生活だと太りやすくなります。
解決策は、やはり1つ目と同様で運動や食事改善ですね。
ただ筋肉量を保とうと、無理して運動すると怪我に繋がる恐れもあるので、無理なく習慣的に運動をすることが大切です。
そして基礎代謝の内訳で最も多いのは、実は筋肉ではなく内臓の働きです。
↓参考の記事です。
また運動と行っても、必ずしもジムに通う必要はなく、日常生活で活動量を増やすことが大切です。
原因③ 女性ホルモンの影響
若いうちは、女性ホルモンの影響で皮下脂肪をためやすいです。
しかし更年期で女性ホルモンが減ると、内臓脂肪がたまりやすく、また生活習慣病が起こりやすくなります。
2020年9月にNHK BSで放送された『美と若さの新常識』は、
【わかってきた!”いい肥満”の正体】というテーマで、皮下脂肪と内臓脂肪について最新研究を紹介していました。
↓参考の記事です。
更年期太りを防ぐダイエットの注意点
まずは、これまでと同じカロリーを摂らないことが大切です。
ただ、よくある間違いは、栄養バランスを気にせず、ただ食事を減らすということです。
必要な栄養が足りないと、筋肉量や骨量が減ってしまう恐れがあり、特に骨粗しょう症に注意が必要です。
良質なタンパク質・カルシウム・ビタミンD・Kなどバランス良く栄養を摂ることが大事です。
栄養バランスを良くするために、分かりやすくてお勧めなのは「まごわやさしい」の食材を意識して食べることです。
よくある間違いでは特に、間違った糖質制限や、〇〇断食、ファスティング、欠食などのような誤ったダイエットをしてはいけません。
まとめ
・原因① 活動量が減る
・原因② 基礎代謝の低下
・原因③ 女性ホルモンの影響
・注意点は、以前と同じカロリーを摂らないこと
・しかし、ただ食べる量を減らすダイエットには要注意
・これだと生活習慣病や骨粗しょう症の恐れがある
・栄養バランスが良い食事をすることが大事
・並行して、怪我をしないように無理なく運動を習慣化するのもお勧め
などが、この記事のまとめです。
また『NHK健康チャンネル』には、NHKの様々な番組で紹介した健康情報が載っていて、とてもお勧めです。
インターネットで次々と出てくる新しい「〇〇ダイエット」は、ほとんどが一時的に体重が減ってもすぐリバウンドするようなものばかりなので、↑このサイトの情報の方がよほど役に立ちます。
最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。
食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。
ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。
リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。
↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。
また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。
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