
【元ライザップのトレーナーが解説】
「お米を冷やして食べると痩せる」という話がありますが、実際のところダイエット効果は、ほとんど見込めません。
特に、暖かいご飯の方が好きな人なら、暖かい物を食べる方が良いです。
↓私の経歴です。
なぜ冷やしご飯ダイエットで痩せると言われている?
米に含まれているデンプンが冷えることで、第3の食物繊維とも言われているレジスタントスターチが増えるから、とされています。
レジスタントスターチとは、小腸で消化されにくいデンプンのことで、食物繊維と同じように血糖値を抑える作用や腸内環境を整える作用があります。

レジスタントは「消化されない」、スターチは「でんぷん」という意味なので、難消化性デンプンともいいます。
レジスタントスターチは芋類やカボチャなどにも含まれているので、芋やカボチャの冷製スープやポテトサラダで冷やして食べるのは理にかなっています。

米を冷やしてもレジスタントスターチは微増のみ
お米を冷やすことのダイエット効果は薄いので、お勧めしません。
なぜならお米に含まれているレジスタントスターチは元々少なく、冷やして増える量も微量だからです。
せいぜい0.3gが0.4gに増える程度と言われています。

それなので白米を冷やして食べるよりも、元々レジスタントスターチが多く含まれている食品を摂る方がずっと効果的です。
レジスタントスターチが多い食品
特にお勧めなのが山芋(長いも、自然薯など)です。
レジスタントスターチが100g中に、長いもには5.8g、自然薯には16gも含まれています。

長いもを20g食べるだけでも1g以上摂れるので、白米を冷やして食べるよりもずっと効果的ですよね。
特に温かい白米が好きな人が、冷や飯を我慢して食べるのは本末転倒です。
食事を「美味しい」と感じながら食べると、幸せホルモン・セロトニンが分泌され胃腸の働きや代謝が活発化されます。
逆に「美味しくない」と感じると、胃腸の働きが抑制されて代謝が低下してしまいます。

山芋・長芋からレジスタントスターチを多く摂る食べ方
山芋からレジスタントスターチを効率的に摂取するには、すりおろさずに生で冷やして食べるのがお勧めです。
ただ味の好みや用途にもよるので、加熱やすりおろすのがダメということではありません。
おはぎもダイエット食?
またレジスタントスターチは、小豆にも多く含まれています。
最近テレビで、フィットネスビキニの5年連続日本一である安井友梨さんが、おはぎを年間1000個食べると話し話題になりました。
おはぎには多くの小豆が使われているので、レジスタントスターチはボディメイクにも役立っていると思われます。
また小豆にはビタミンB群やポリフェノールが含まれていることもダイエット向きと言えます。
腸内細菌で瘦せ菌を増やす方法
最近はレジスタントスターチや水溶性食物繊維は、いわゆる「痩せ菌」と呼ばれる「痩せやすさ」に関係する腸内細菌のエサになると言われています。
瘦せ菌は、代謝活性、脂肪燃焼、脂肪蓄積の抑止、食欲抑制などの働きをする短鎖脂肪酸を作り出すので、ダイエット効果が期待できるとされています。
腸内細菌とダイエットに関する研究は、発展途上中の分野で今後の情報も注目されます。
結局ダイエットのために大切なのは、幅広い食材から食物繊維を摂り、腸内細菌も多様化させることです。
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まとめ
・米を冷やしてもレジスタントスターチは微増のみ
・山芋(長いも、自然薯)などを食べる方が効率的
・食事を「美味しい」と感じながら食べることが大切
・腸内細菌で瘦せ菌を増やすのは多様な食物繊維
などが、この記事のまとめです。
最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。
食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。
ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。
リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。
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