湯たんぽダイエットは痩せる?それって実際どうなの課で紹介

【元ライザップのトレーナーが紹介】

2023年1月18日放送の『それって実際どうなの課』は「湯たんぽで痩せるか?」を検証していました。

結論から言えば、痩せません。

体重やウエストは減りましたが、番組でも言ってた通り「むくみが取れただけ」です。

詳しくはこの後、解説します。

↓私の経歴です。

「体重が減ること=痩せる」ではない

まずダイエットにおいて、知っておく必要がある知識が「痩せることの意味」です。

多くの人は「体重が減ること=痩せる」だと思っていますが、これは間違いです。

サウナで汗をかけば短時間1kg以上減ることもありますが、これを痩せたのだと思いますか?

減った体重の99%以上が水分であり、体脂肪は減っていないので、痩せたのではありません。

あと、お手洗いに行くと、多ければ体重が0.2~0.3kg減りますが、これは痩せたと思いますか?
※ちなみに膀胱の許容量は成人の場合200~300mL程度です。

思わないですよね?

また500mlのペットボトルの水を一気飲みしたら、体重は0.5kg増えますが、これを太ったとは思わないですよね?

もし太ったと思う場合は、基本的な知識が完全に足りていないので、↓これをじっくり読んで基礎から学ぶことをお勧めします。

『それって実際どうなの課』のダイエット検証は全て無意味

『それって実際どうなの課』では、過去に様々なダイエット企画を放送しています。

しかし、どれも「たった3日間の体重変化」しか見ていません。

3日間の体重だけを見て、そのダイエット法が正しいかを判断するのは、大間違いです。

例えば、過去に「3日間 肉をいくら食べても太らないのか?」という検証がありました。

肉だけの食事は、低糖質になるので、体から水分が抜けて体重は減ります。

もちろんこれも、体脂肪は減っていないので、痩せたのではありません。

もし長く続けても、栄養バランスが崩れて体調を崩し、結局はリバウンドする可能性が高いです。

我慢して続けても、筋肉が減ってやつれて、太りやすい体になり、健康寿命が縮むので、やってはいけない危険な方法です。


ちなみに番組でこれまで紹介したダイエット法の中で、本当に良いものは「よく噛んで食べる」「ベジファースト」「呼吸法」「姿勢」など、わずかだけです。


ここまで解説してきたように、「3日間の体重変化だけを見るダイエット検証は無意味」であることを理解したうえで、今回の湯たんぽダイエットも見ていきましょう。

湯たんぽダイエットの効果を検証

まず今回の検証に関する専門家を紹介していました。

「脂肪が燃えて軽くなる訳ではなく、むくみがとれやすくなる」と話している通りで、体重が減っても痩せたのではありません。

そして写っていた2冊の本を見ると、確かに湯たんぽに関する本ですが、ダイエット本ではなく健康のための本です・・・

この番組では、ダイエットに関するネタが切れているのでしょうね。


今回、湯たんぽで温めるのは、大きい筋肉がある4ヵ所で、そこを繰り返し温めていました。

また食事は、餅田さんの体格から計算して、2500kcalを必ず摂取していたそうです。


3日間の検証で、体重は1.4kg減り、ウエストや太ももなどのサイズも減っていました。

しかし、既に判明している通り、体脂肪が減ったのではなく、むくみが取れただけのことです。

湯たんぽよりも、運動、呼吸、姿勢の方が痩せる

ちなみに、もし湯たんぽダイエットをもっと長期間続けても、痩せる効果は期待できません。

体重減少は、すぐに止まります。

人によっては、代謝が上がったり冷え性の改善などの健康効果も少しはあるかもしれませんが、あまり期待しない方が良いですね。

冷え性の人は、湯たんぽやサウナのように外からの影響で体温を高めるよりも、自力で内部から体温を高める方が健康効果が高いと思います。

具体的には、運動、姿勢、呼吸などですね。

「怪我や病気で運動が出来ない人」でなければ、番組のように湯たんぽを長時間使うよりも、運動をする時間にあてる方が良いですね。

運動と言っても、元々運動習慣が無い人であれば、まずは歩くだけで良いです。

慣れてきたら、早歩きやインターバル速歩などをしましょう。

また姿勢や呼吸を意識することは、実はダイエットや健康への効果が絶大です。

やはり湯たんぽを長時間使うよりも、これらに時間を費やす方をお勧めします。

湯たんぽの活用法

ダイエット目的ではなく、状況によってはお腹を温めることで、何らかの健康効果を得られる可能性はあると思います。

また例えば寝る時に、電気毛布を一晩中つけっぱなしにしている場合は、睡眠の質が下がったり脱水になる恐れがあるので、代わりに湯たんぽを使うのは良いでしょうね。

睡眠はダイエットのために非常に大切なので、↑これによって睡眠の質が上がれば、痩せることに繋がる可能性はあります。

その場合は「湯たんぽで痩せた」と言うのも、間違いではないかもしれないですね。

なお、↑番組で使っていた湯たんぽは、↓これですね。

餅田さんの体重が105.2kgに激増

今回の放送で、「湯たんぽで痩せるかどうか?」よりも気になったのが、餅田さんの体重が激増していることです。

今回、検証開始時の体重は105.2kgで、過去最高体重だと思います。

ちなみに、↑前々回の95.2kgは2022年6月8日放送の「フラフープダイエット」の時で、前回の101.6kgは2022年10月19日放送の「呼吸法ダイエット」の時です。

なお2022年11月26日のスポニチの記事によると、餅田さんはダイエット中止宣言をしています。↓
『餅田コシヒカリ ダイエット中止を宣言 リバウンドで体重100キロ超「今後は丸のままでいようと」』


流行りの不適切なダイエットをするほど、筋肉や代謝が減って、その後にリバウンドすることはよくあります。

つまり(間違った)ダイエットをするほど太っていくということです。

↓関連記事です。


(間違った)ダイエットを中止することで、太っていく悪循環を防ぐことに繋がる人もいますが、今のところ餅田さんの場合は、太り続けているようです。

実は餅田さんは私と同じく宮城県仙台市の出身で勝手に親近感を持っているので、今後は健康的な正しいダイエットをして欲しいですね。

まとめ

・湯たんぽでは痩せない

・体重が減っても、むくみが取れただけ

・『それって実際どうなの課』は、毎回3日間の体重増減を見るだけで無意味

・サウナで体重が減っても痩せたのではない

・湯たんぽよりも運動する時間に充てる方が良い

・体を温めるなら、姿勢や呼吸を改善する方が良い

・就寝時などに湯たんぽを活用する手はある

などが、この記事のまとめです。


最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

餅田さんが以前の番組で、呼吸法をやっているので、これを習慣化していれば良かったのですけどね。

ダイエットで本当に成功するためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

この記事の中で、姿勢や呼吸が大事だと伝えましたが、ダイエットのために大切な習慣は他にも色々あります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。

大手ジムの広告よりも、減量のペースは遅いですが、リバウンドがしにくく、きつくなくて習慣化もされやすいと思います。

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