フォーやパンなど糖質好きなベトナム人が痩せてる理由とは?

【元ライザップのトレーナーが解説】

先日「世界有数の痩せている人が多い国」ベトナムを訪れました。

戦争や紛争などによる飢餓などによって、ベトナムよりも痩せている人の割合が多い国もいくつかありますが、

このような特殊な?ケースの国を除けば「ベトナムが世界一、痩せている人の割合が多い国」と言えるほどです。
(ベトナム戦争が終わったのが1975年なので、そんなに昔でもないですが。)

かなりざっくりとしたデータですが、2010年頃の3ヶ国の男性の肥満率(BMIが30以上)は、↓このようになっていました。

・アメリカは30%で、100人に30人くらい。
・日本は3%くらいで、100人に3人くらい。
・ベトナムは0.3%くらいで、1000人に3人くらい。

私は以前、約3年程ライザップでトレーナーをしていて、シンガポール店の立ち上げメンバーでしたが、

ベトナムにライザップの店舗が誕生することは、しばらく無いでしょうかね!?(笑)

↓その他の私の経歴です。

※しかし最近は、ハノイやホーチミンなど大都市を中心に肥満や、肥満からくる生活習慣病も増えてきているそうです。

詳しくは後述します。

代表的なベトナム料理は?

これだけ痩せている人の割合が多いベトナムですが、

「ベトナムの代表的な食べ物は?」と聞かれたら、何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく多くの方は、フォーや、生春巻きを想像すると思います。

少し詳しい人なら、ベトナム風サンドイッチ(以前フランスの植民地だったため、フランスパンを使ったサンドイッチが名物)や、甘いベトナムコーヒーなども思いつくのではないでしょうか?

確かに生春巻きは、揚げ春巻きよりもダイエットに良いでしょうけど、他のものは全て、糖質たっぷりですよね?

最近は「糖質こそがダイエットの真の敵!」というほど嫌われることもある糖質が主体の食べ物が多いのにも関わらず、

痩せている人が多いのは、どのような理由があるのでしょうか?

目次は、↓こちらの通りです。

・理由1 太りにくい食事内容
・理由2 太りにくい食べ方をする文化
・理由3 アオザイ文化
・今後の課題

今回ベトナムにはクルーズで1日訪れただけなので、実際に見聞したことよりも、ネットからの情報が多めです。

しかし元在住者からの情報や、↓『なぜベトナム人は 痩せているのか』 (幻冬舎新書) からの情報もあります。

理由1 太りにくい食事内容

昔ながらのベトナム料理は、欧米化する前の日本の食べ物と似ていて、米が主食で、野菜がたっぷりで、魚も食べるようです。

ちなみにフォーの麺や、生春巻きの皮は、どちらも米粉から作られているようですね。

ちなみに今回訪れた際にはフォーを食べなかったのですが、↓2010年にピースボートで初めてダナンを訪れた時には、ローカルの店でフォーを食べました。


そして【欧米化】というキーワードは、沖縄の平均寿命ランキングが下がった要因だとも考えられます。

米が主食と言っても、一部の現代人のように、

・ラーメンとライス
・おにぎり数個とカップラーメン
・菓子パン数個とデザートだけ
・ハンバーガーとフライドポテト&コーラ

などのように、糖質過多で野菜無しなどではありません。

そして上記のような酷い食事内容だと、重要な食物繊維やビタミン、ミネラルなどが不足するというのも、太る原因ですね。

理由2 太りにくい食べ方をする文化

ポイントを4つ挙げます。

1 食べ物を残す文化で、1回の量が少ない。

日本で太っている人の言い訳?で、時々あるのが
「数人で外食に行った時に、残すのがもったいないので、全部私が食べるから太ってしまった。」というものです。

日本では、食べ物を残さないことを美徳とする文化に対し、食べ物が豊かなベトナムでは、食べ物を残すことに抵抗のない人が多いそうです。

特に女性は美意識の高さからなのか、スイーツでも腹8分目で残す光景を頻繁に目撃した、という声もありました。

2 朝型生活で、規則正しい食生活

多くのベトナム人は、早寝早起きの生活で、朝食をしっかりと食べて、夕食は早い時間に食べ終えるそうです。

日本人で太っている多くの人は、夕食が遅い時間で、更にその影響で朝食を抜き、1日に2食のみになる。

その結果、血糖値の変動が激しい、という太りやすく、病気にもなりやすい典型的な食生活ですね。

3 薄味で、自分で味付けする文化がある。

ベトナムのお店では、料理そのものは薄味で出てきて、各自で味の調整をすることが多いそうです。

私が以前訪れた国では、ベトナムの隣のラオスでも、このような感じでした。

それに対して?、太っている日本人の多くは、濃い味付けが好きで、外食で味付けもせずに、しょうゆやソースをかけるという、料理人に対して失礼な?食べ方をする人もいますね。

濃い味付けが好きだと、より濃い味でないと満足できなくなり、正常な味覚を失い、

特に糖質や揚げ物、甘い物などの食べる量が増えて、糖質中毒になったり、塩分も過多で、高血圧や早死にの原因にもなったりもしまいますね。

ちなみにベトナムに数ヵ月滞在していた人から聞いた話だと、注文の時に「non spicy」と言わないと、一般の日本人には辛すぎることも多かったとのことですが。

4 間食をする文化があり、間食の内容が良い。

1日に食べる総量が同じ量であれば、食事の回数が多い方が痩せやすい、という法則があります。

これは上でも触れた、血糖値の変化によるものですね。

ベトナム人は、日本人に比べて一回の食事量が少ない傾向にあるようです。

その分、 一日の食事回数が多く、3~5回ほど食べるのが一般的、という記述がありました。

また間食は、日本のようにスイーツやお菓子類ではなく、生のカットフルーツや生春巻などの、料理の前菜に当たるものを食べている、という記述もありました。

↓今回、私がベトナムで撮った写真ですが、マンゴーは1kg(3個)で1万ベトナムドン(約50円)と激安で、味もとても美味しかったです。

理由 3 アオザイ文化

アオザイは、ボディラインにフィットしたベトナムの伝統的な衣装ですね。

↓今回ベトナムで撮った、アオザイのお店の写真です。


↓この2点が、アオザイを着ることが肥満抑止になる理由だと思われます。

・1 周りの人から体型を見られているということから、太らないようにする意識が高まる。
・2 自分自身でも、体型の変化がすぐにわかる。

これに対して日本では、特に女性でダイエットをあきらめた人?だと、ウエストがきつくなってきたらゴム紐のズボンを履く、というのが、良くない行動でしょうかね。

しかしベトナムの場合は、食文化の欧米化だけでなく、衣服の欧米化も肥満率の増加に繋がりそうですね。

↓これも今回、私が撮った写真で、ZOZOスーツとそっくりですが、これもアオザイの一種なのでしょうかね?(笑)

今後の課題。ベトナムでも肥満が増加!

ネットなどで見つけた、2008年ころのデータから、最近の状況などを一部コピペします。


・世界保健機関(WHO)が2008年に発表したデータでは、調査対象である189ヵ国 中、ベトナムの肥満率は186位。なんと、下から4つ目の順位に位置しています。 その肥満率は、驚異の1.6%!つまり、国全体で肥満の人が100人に2人いないのです。
(※ここでの肥満の定義はBMIが30以上)

・2009年までの最近年の数値が出ていたのですが 、ベトナム人の肥満比率は男性が 0.3% 、女性が0.6% 。日本人は 、男性2.9% 、女性3.3%で、肥満比率の高いアメリカ人は 、男性 33.3% 、女性 34.3% という数字です ( W H O G l o b a l D a t a b a s e o n B o d y M a s s I n d e x 2012.66.24より /参考 : ‥社会実情デ ータ図録 ) 。

・WHO調べの 「肥満比率の国際比較 」(2012)で 、世界91か国の肥満比率を調べたところ 、ベトナム人の肥満比率がダントツで低かったのです。91か国中でトップでした 。日本人や韓国人も低いと言われていますが、それよりもさらに低いです。

・2016年のWHO(世界保健機構)による肥満度調査によると,女性の肥満率は2.6%,男性の肥満率は1.6%と両方とも世界で最下位と なっています。ベトナム人は本当に痩せている人が多そうですね。

・肥満児童数が急増、ホーチミンの肥満率は世界平均を上回る[2013年]
・ホーチミン:児童の肥満・過体重が急増、小学生の51.8%が肥満傾向[2015年]
・ベトナム人成人の4人に1人が過体重か肥満 [2015年]

・【食の欧米化により肥満に悩む人たちも】
ホーチミン市ではロッテリア、KFC、マクドナルド等の外資系ファストフード店を多く見かけます。ファストフードを好む富裕層や子供たちの肥満化が社会問題になりつつあります。

結論は「ベトナム人の肥満度は年々増加している」です。

この結論は,データに基づい ても正しいものだと言えるでしょう。

一方で,ベトナム人が痩せ型とされる説も存在しています。それは数年前のデータに基づくものや「ベトナム料理」=「ヘルシー」というイメージが根強いことが原因だと思われます。


・・・とのことです。

肥満率は、ここ数年で一気に増えてきているようですね。

私はまだベトナムの大都市であるハノイやホーチミンを訪れたことはありませんが、おそらくはバンコクやクアラルンプールのように大都会になっていってる真っ最中で、食事や生活スタイルの欧米化が、急速に進んでいる最中なのだと思われます。

↓関連記事です。

それでも、痩せたい日本人にとって、参考になる点がいくつかありましたね。

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