健康診断直前のダイエットは逆効果! 健診の質問項目で痩せる方法がわかる

【元ライザップのトレーナーが解説】

健康診断のためにダイエットをする人は多いのですが、取り組むのが、2週間前など短期間では、遅すぎます。

キーワード検索数というサイトで「健康診断 ダイエット」と調べた結果が、↓こちらです。

↑2週間前が多いようで、他にも、1週間前、1ヵ月前、そして3日前で調べる人も多いようです。

こんな直前では、もう遅いことは誰にでもわかりますよね?

短期間でのダイエットは、デメリットが大きいです。

もし数値が改善されても、リバウンドする可能性が非常に高いです。

そして本来は、病気の予兆を発見出来ていたものが、見逃されてしまう恐れもあります。

2022/9/30付けで産業保健新聞のサイトに、【直前のダイエット厳禁? 病院看護師出身の産業保健師が直伝「定期健康診断を無駄にしないポイント」】という記事が載っていた通りです。

ダイエットは、一生続く生活習慣です。

1ヵ月程度の短期ダイエットで、いくら頑張って体重が減っても、習慣が変わっていなければ全く意味がありません。

【習慣を改善すること】が最重要です。

ちなみに短期間で減る体重は、体脂肪よりも、水分や筋肉によるものです。

↓私の経歴です。

ダイエットは短期イベントではなく日常の生活習慣

何度もリバウンドをしている人にとっては、ダイエットは、短期間だけのイベントごとです。

この意識だと、いつまでたっても【痩せて理想的な体型】をキープすることは出来ません。

そしてリバウンドを繰り返すほど、筋肉や代謝が減り、ドンドン痩せにくい体質になっていきます。

そして自尊心、自己肯定感なども失われてしまいます。

習慣化されないダイエットは無意味どころか、実はマイナスなのです。

健康診断の直前になってからのダイエットは、やらない方が良いくらいです。

やるなら、その先の【1年後の健康診断のためにやる】というくらいの長期的視点で、取り組むのが良いです。

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健康診断の質問項目が痩せる答え

無料の情報は、いくらでも入る世の中になりました。

しかしダイエットに関しては、効果が無いダイエット商法が多過ぎて、正しい情報を得るのに手間がかかる時代になってしまいました。

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ダイエットに、一発逆転の裏技はありません。

昔から言われている王道のことが、健康的に痩せる最良で最短の方法です。

健康診断の質問項目を見れば、痩せる方法がわかります。

↓これは健康診断の質問項目の一部です。

普段からこの各項目で、適切な回答になる生活をしていれば、ほぼメタボにはなりません。

「適切な回答はわかるけど、出来ていない」いう人が多いでしょうね。

まずは【悪い回答だと、なぜ太るのか?】という理屈を知るだけでも、適切な回答の習慣になりやすい、という効果はあります。

タバコは味覚異常で太りやすい

「たばこをやめると太る」という人も確かにしますが、ちゃんと痩せる人もいます。

健康的な生活をして、医療費を無駄に浪費せず、周りの人に迷惑をかけたくなければタバコはやめるのがお勧めです。

喫煙者は、味覚が鈍くなることが、太りやすい大きな要因です。

味覚が鈍くなると、ジャンクな物を好んで食べたり、食事量が増えてしまう傾向が強いからです。

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ダイエットで運動の重要度は低いがコツコツやるのは大事

↓8番~10番の項目が運動に関するものです。

8番の項目にあるように、「1回30分以上の軽く汗をかく運動を週に2回以上」を1年以上すると、
肥満や生活習慣病のリスクが軽減される、ということです。

【1年以上】なので、やはり1~2ヵ月だけでは効果が薄いです。

9番の項目からわかるように、「歩行か、歩行と同程度の身体活動」を、1日1時間やることも有効です。

激しいトレーニングをする必要はありません。

↓参考記事です。

ダイエットのためには食事改善の方が重要ですが、運動もコツコツと継続することが大事です。

よく噛んで食べるだけで痩せる!

11番と12番は、噛むことに関する項目です。

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12番で、食べるのが【遅い】人ほど、痩せている傾向があります。

早食いは食べる量が増えるし、又、味覚が鈍くなることも太る悪循環です。

11番で、歯や歯ぐきなどに問題があって、よく噛むことが出来ない場合は、その不具合を早く治すのが良いですね。

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夕食は就寝3時間前には食べ終える

13番は、「就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ありますか」という項目です。↓

これは、「夕食を食べてから、就寝までの時間が短いほど、太りやすい」

ということです。

私は、夕食から就寝までを最低でも3時間、出来れば4時間空けることを勧めています。

夕食の時間が遅いと、朝食抜きに繋がります。

朝食抜きは、代謝や筋肉減少に繋がり、昼食や夕食の量が増えやすく、結果的に太りやすいです。

15番の項目が、朝食の有無に関することで、これとも関連していますね。

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間食と甘い飲み物

14番は、「朝昼夕の3食以外に間食や甘い飲み物を摂取していますか」という項目です。

まず【甘い飲み物】は、太るリスクがかなり高まります。

甘いジュース、エナジードリンク、甘いコーヒー、などは要注意です。

市販の野菜ジュースや、フルーツジュースも飲まない方が良いですね。

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そして間食自体は内容によっては、ダイエットに良い効果になることもあります。

ナッツ類やヨーグルト、果物そのもの、などはOKです。

お菓子やスイーツは、食べ過ぎればもちろん太ります。

でも大好物なら、禁止はしない方が良いです。

禁止するとストレスになり、反動で暴飲暴食になりやすいです。

頻度と量が多くなければ、ある程度は食べても良い、としておく方が良いです。

↓参考記事です。

お酒の種類や量に気をつける

16番と17番は、お酒に関する項目です。

日本酒やビールよりも、蒸留酒(焼酎やウイスキーなど)の方が太りにくいというのは、一般的にも言われてきていますね。

もちろん量や頻度が重要です。

そして実は、ワインは太りにくい、という説もありますが、まだ断定は出来ないところです。

お酒とダイエットで最も大事なことは、【ストレス解消のためにお酒を飲まない】ということです。

睡眠もダイエットに関係する

18番は、睡眠に関する項目です。↓

個人差はありますが、基本的に短時間睡眠は、太りやすいです。

また睡眠時間は充分でも、質が悪ければ、やはり太りやすいです。

先ほど出てきた、【夕食が遅い時間】は、睡眠の質が下がる、というデメリットとも繋がっています。

睡眠の質を改善するには、↓これらがポイントです。

・朝日を浴びる、朝食を抜かない。
・昼寝は20分まで。
・夕食は就寝の3~4時間前までに済ませる。
・シャワーで済ませず、湯船に浸かる。温度や時間にも注意。
・スマホは就寝30分前まで。

より詳しくは、↓参考記事をどうぞ。

運動や食事習慣を改善してみようと思いますか?

↑この見出しが19番目の項目です。

冒頭に書いた通りで、【習慣を改善すること】が最重要ということです。

[【ダイエットや健康に重要な習慣】について、まとめた記事が、↓こちらです。

食事の具体的な内容や、目標設定のやり方、ストレス管理など、

健康診断の質問項目だけでは、補えないことも書いています。

まとめ

・短期的なダイエットはマイナスである
・健康診断の質問項目で正しいダイエット法がわかる
・よく噛んで、ゆっくり食べる
・夕食は就寝3時間前まで
・朝食を抜かない
・甘い物や、甘いドリンクは要注意
・睡眠も大事
・習慣を変えることが最重要

というのが、この記事のまとめです。

最後に、やってはいけないダイエットをお伝えします。

もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

極端なダイエットは、健康診断の直前でも、日常的にもやってはいけません。

リバウンドしないダイエットに必要な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

↓私のオンライン指導だけで痩せた方のビフォア・アフターです。

ビフォアアフター

費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。

大手ジムの広告よりも減量のペースは遅いですが、リバウンドがしにくく、きつくなくて、習慣化もされやすいです。

健康診断の結果が改善された人も多いです。

↓詳細は、こちらをご覧ください。

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