血液型ダイエットは嘘で意味ない!痩せる効果や信憑性も無し!

※『ダイエットは習慣が9割』の著者:ダイエットポリスが解説!

2023年5月31日に放送された『ホンマでっかTV』で、血液型別ダイエットが紹介されていました。

しかし血液型ダイエットには、科学的根拠がありません。

英国栄養士協会は、血液型ダイエットを
「2019年に避けるべきダイエットTOP5」の1つに挙げています。

【避けるべき】ということは【やらない方が良い】ということです。

そもそも【血液型と性格の関連が無い】ことも証明されていますね。

血液型占いを信じている人は、情報の真偽を見極める能力(情報リテラシー)が低いので、嘘のダイエット情報に騙されやすい傾向もあります。

間違ったダイエットは、リバウンドして【太りやすい身体】になっていくので気を付けましょう。

健康的に痩せたいなら、血液型ダイエットのようなことはやらずに、科学的根拠が高い方法をやるのがお勧めです。


私はライザップ(シンガポール店や六本木店など)で約3年間トレーナーとして勤務し、現在は「糖質制限や断食をせず、健康的に痩せてリバウンドしないダイエット法」の発信をしています。

↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。

↓私の経歴です。

※本ページは広告やPRなどが含まれています。


↓2022年に沖縄で撮った私の画像です。

私はB型で、血液型ダイエットによると、「B型は避けた方が良い」というトマトやゴマを、ほぼ毎日食べています(笑)

血液型別ダイエットに科学的根拠はない

アメリカの自然療法の医師であるピーター・ダダモさんが開発した食事法です。

日本でも1998年に、ダダモさんの本『血液型別健康ダイエット』が発売されています。↓

2013年に、臨床栄養学の有力誌『The American Journal of Clinical Nutrition』で
「血液型ダイエットが主張する健康効果を裏付ける証拠は、今のところ存在しない」
という研究結果が発表されました。

2018年には、アメリカ栄養学会(ASN)が発行する専門誌『The American Journal of Clinical Nutrition』で、
「血液型別の食事法と同じ内容の食事を摂っていた人でも、健康効果は見られなかった。」
という研究が発表されています。

そして冒頭でも紹介しましたが、英国栄養士協会は血液型ダイエットを
「2019年に避けるべきセレブダイエットTOP5」の1つに挙げています。

ウィキペディアを見るだけでも、血液型ダイエットに科学的根拠が無い事がわかります。

【血液型と性格の関連が無い】ことも証明されている

日本人では、性格との関連を信じている人が多いですが、実際には関連が無いことが証明されています。

興味がある方は、↓これらを読んでみてください。

●NAWAKEN’s site > 研究業績 > 論文概要 縄田 健悟 (2014).
血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―心理学研究,
http://nawatakengo.web.fc2.com/works/jjp2_abst_jp.htm

●【結論】血液型と性格「関連なし」…九州大講師が解析「ブラッドタイプ・ハラスメント」問題解決へ
http://sharetube.jp/article/427/

血液型の割合は、国や人種によって全く違う

↓O型の人の割合が、ボリビアは93%、メキシコでは84%もいるそうです。


↓またアメリカの黒人は81.8%がA型で、ネイティブアメリカンは73.8%がO型とのことです。

これだけ割合が偏っていると、血液型ダイエットの効果があるとは、とても思えないですよね。

ちなみに国連食糧農業機関による統計では、メキシコは2013年にアメリカを抜いて、世界一の肥満国になりました。↓

↑このように様々な対策をしていますが、なかなか成果が出ていないようです。

もし血液型ダイエットに効果があるなら、メキシコ人は84%もO型がいるので、皆同じ内容で簡単に肥満率を減らすことが出来るはずですよね。


2020年2月にNHK BSで放送された『ヒューマニエンス 〜40億年のたくらみ〜』は、
「ドラキュラ伝説は本当だった!?生命や若さの源「血液」の秘められた能力に迫る」
というテーマでした。

ゴリラもニホンザルもB型しかいなく、やはり南米の先住民は、ほとんどがO型と紹介していました。

ゴリラやニホンザル、南米の先住民が皆、同じ性格なわけはありませんよね。

O型とB型は太りやすい!?『ホンマでっかTV』

2020年3月5日に放送された『ホンマでっかTV』では、
「O型とB型は、遺伝子的に太りやすい傾向がある」と紹介していました。↓


理由は、A遺伝子を持っていないから、とのことです。↓


でもマツコ・デラックスさんは、A型とのことです(笑)

確かにメキシコでは、O型が84%でしたね。

先ほどのデータだと、ボリビアは93%なので、肥満率はメキシコ以上に高いのでしょうか?

↓こちらのサイトによると、確かに近年は増えているようですね。

ボリビア国民の4割が肥満、保健省「運動する習慣が少ない」
https://gakushuu.xyz/archives/3828681.html

しかし記事を読むと、1997年には半数の21.2%だったそうです。↓

この理由は、↑記事の中にも書かれている通り、食生活の変化によるものですね。

遺伝よりも食生活が重要

↓先ほどのメキシコの肥満の記事の中身です。

やはり食事の内容が大事ということですね。

また、↓このJETROの記事によると、2019年にチリの肥満率がアメリカやメキシコを抜いたそうです。

そしてチリの肥満率が増えた要因も「食生活の変化」が最大の理由ですね。

以前、私が書いた記事にもありますが、
「痩せ大国」だったベトナムで、肥満が増えている要因も同じですね。↓


もし本当に、O型とB型は遺伝子的に太りやすい傾向があるとしても【食生活による影響の方がずっと大きい】のは、明らかです。

そして「特定の血液型の人は、特定の食品を食べるのが良い」などとは、別の話です。

※肥満の定義は機関や国によって、体脂肪率やBMIでどの範囲にするか、それぞれ異なります。

血液型の種類は無数にある!

先ほども紹介したNHK BS『ヒューマニエンス 〜40億年のたくらみ〜』では、
「血液型はA、B、O、ABの4種類だけでなく、無数にある」と紹介していました。↓

223垓という、膨大な種類がありますね。↑

4つに分けるだけで性格やダイエット法を分類するのは、あまりにも無理があります。

血液型ダイエットをすると、逆に太りやすくなる!?

血液型ダイエットで設定している「食べるのが望ましい食材」と「避けるべき食材」を厳格に守ると、ストレスがたまり栄養バランスが悪くなって、逆に「太りやすい体」になります。


太るだけでなく、健康状態も害します。

A型の人は、肉を一生食べないのですか?

A型、B型、O型の人は、小麦を一生食べないのですか?

AB型の人は、アルコールを一生飲まないのですか?


ちなみに、血液型ダイエットの一環?で、血液型ごとにサプリを勧めている業者もあるようですが、

もちろんこれも科学的根拠が無く、単なる、血液型ダイエットの便乗ビジネスですね。

「飲むだけで痩せるサプリ」など嘘のダイエット商法が多いので、特に血液型ダイエットを信じていた人は、騙されやすいでしょうから気を付けましょう。

栄養バランスの大切さに関しては、↓こちらの記事を読むとわかります。

確かに遺伝的な要素で、各人に向き不向きな食材も、多少はあるでしょうけど、4種類のタイプだけに分けるのは、あまりにも無理があります。

まとめ

・血液型の割合は、国や人種によって全く違う
・O型とB型は太りやすい!?『ホンマでっかTV』
・血液型の種類は無数にある!
・遺伝よりも食生活が重要
・血液型ダイエットをすると、逆に太りやすくなる!?
・【血液型と性格の関連が無い】ことも証明されている

などがこの記事のまとめです。


最後に、健康的に痩せて、リバウンドしないために大事な、【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

もし断食や炭水化物カットなど、極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

ダイエットのためには、いくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

↓私のオンライン指導だけで痩せた方のビフォア・アフターです。

費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。

大手ジムの広告よりも、減量のペースは遅いですが、リバウンドがしにくく、きつくなくて、習慣化もされやすいと思います。

↓こちらの記事をご覧ください。

↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。

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