味覚異常の改善とダイエットには、亜鉛と加工食品がカギ

※『ダイエットは習慣が9割』の著者:ダイエットポリスが解説!

味覚とダイエットには強い関連があります。

太っている人や、ダイエットが上手くいかない人は、味覚異常の可能性も高いです。

2020年10月11日の『健康カプセル!ゲンキの時間』は「実は怖い!味覚異常」というテーマでした。

味覚異常は、新型コロナによる症状として多くの人を驚かせました。

番組では、ダイエットとの関連にはあまり触れていませんでしたが、実はダイエットや健康にも強い関連があります。

冒頭の画像の通りで、糖尿病や高血圧、脂質異常症など生活習慣病とも関連します。

今回は番組の内容に私の見解を加えて、ダイエットに関連する情報もお伝えします。

私はライザップ(シンガポール店や六本木店など)で約3年間トレーナーとして勤務し、現在は「糖質制限や断食をせず、健康的に痩せてリバウンドしないダイエット法」の発信をしています。

↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。

↓私の経歴です。

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味覚の機能低下で生活習慣病に!

舌の中の味蕾という部分で、味覚を感じています。

↑「舌の場所によって、感じる味覚が違う」というのは嘘で、どこの部位でも味を感じているそうです。

この味蕾の機能低下は、健康に悪影響を与えます。↓

↑濃い味付けにして塩や砂糖を摂りすぎると、味覚の機能が低下し、高血圧や糖尿病などの【生活習慣病】のリスクが増えます。

偏った食生活での亜鉛不足が味覚異常の原因

原因の多くは、食生活の乱れによる亜鉛不足です。↓

↑亜鉛は、身体の新陳代謝に欠かせない必須ミネラルです。

味覚障害の7割は、亜鉛不足が関係しているとのことです。↓

加工食品が亜鉛不足を加速させる

(一部の)加工食品に含まれるフィチン酸が、亜鉛の吸収をブロックするそうです。↓

↑よくカップラーメンや加工食品などを食べている人は、要注意ですね。

加工食品に多く含まれている「果糖ぶどう糖液糖」も要注意です。↓

↓こちらの方は、味覚障害が3年も続いたとのことです。

↑この方も以前は、加工食品をよく食べていましたが、手料理を食べ続けることで、改善されたそうです。

↓加工食品に関する関連記事です。

味覚障害の6つの症状とは?

6つの症状を紹介していました。↓

①味覚減退 → 味を感じにくい
②味覚消失 → 全く味を感じない
③自発性異常味覚
 → 口の中に何も入っていないのに味(苦み)を感じる

④解離性味覚障害
 → 5つの基本味の中で特定の味だけ分からない
⑤異味症 → 本来と異なる味を感じる
⑥悪味症 → 何を食べても嫌な味がする

近年は、日常的に「味覚減退」になっている人が増えているようです。

2020年2月26日のNHK「あさイチ」では、アブラと味覚について紹介していました。↓

アブラの食べ過ぎで、舌が鈍感になっている人が増えているとのことです。

↓参考記事です。

亜鉛を多く含む食品? 結局は栄養バランス

日本では、全世代で亜鉛不足で、誰もが味覚異常になる可能性があるそうです。↓

↑亜鉛を多く含む食品として、↓これらを紹介していました。

・肉類:牛肉・レバー
・乳製品:チーズ
・魚介類:牡蠣・カニ・ウナギ
・海藻類:ワカメ・ひじき・海苔
・その他:ゴマ

これは結局【様々な食品群をバランス良く食べるのが重要】ということですね。

↑これを見るとわかる通り、カロリーだけを見るのは無意味です。

栄養バランスを良くすることが、味覚改善にもダイエットにおいても、最重要とも言えます。

バランスを良くするために、わかりやすくてお勧めなのは「まごわやさい」の食材です。↓

ま:豆類
ご:ゴマや、ナッツ類
わ:わかめなど海藻類
や:野菜
さ:さかななど魚介類
し:しいたけなどキノコ類
い:いも類

↓関連記事です。

寝不足やストレスでも亜鉛が不足する

また寝不足や過労、ストレスによっても、多くの亜鉛を消費するとのことです。↓

ただでさえ寝不足は、食欲が増して、太りやすい要因です。↓


ストレスも同じく、太る要因です。↓

↓関連記事です。

舌磨き、濃い味付け、辛い物も味覚異常に!

最近は、舌磨きをやっている人が増えていますが、歯ブラシなどでこすると味蕾の機能障害の怖れもあります。↓

↑やるなら舌専用ブラシで、強さに気を付けるのが良いそうです。

また「濃い味付けが好き」という人は、既に味覚異常かもしれません。↓

↑加齢で味蕾の数が減ることも要因ですが、やはり亜鉛や栄養バランスに気をつける食事で、改善が可能です。

改善せず更に調味料を使うと、味覚異常がより悪化されます。

そして、辛い物を食べ過ぎることも味蕾や周辺の細胞機能を阻害し、味覚異常に繋がります。↓

↑こまめな水分補給で、口の中に辛み成分を長く滞在させないことが大事だそうです。

しかし食事中の水分補給は、味噌汁やスープの他には、コップ一杯くらいまでの量を限度にするのがお勧めです。

↓関連記事です。

よく噛むと唾液で味覚改善!

ガムを噛むと、唾液が出やすくなります。↓

↑唾液量が低下すると、味蕾の機能も低下します。

唾液を出すことで、味蕾の機能維持に繋がります。

今回の番組では触れていませんでしたが、普段の食事で

・よく噛んで食べること
・しっかり味わって食べること

などは、ダイエットのためにも重要です。

これらは、味覚異常を防ぐことにも繋がりますね。

↓関連記事です。

自宅で出来る味覚チェック法

水100mlに砂糖1gを溶かします。↓

↑ティースプーン1杯分を口に含み、砂糖の甘味がわかれば、問題無しとのことです。

味覚異常は早めの受診が大事だと、最後に伝えていました。

まとめ

・味覚異常は生活習慣病や肥満の原因になる
・味覚異常の原因は、亜鉛不足
・栄養バランスの崩れやストレスでも亜鉛不足になる
・加工食品も味覚異常に繋がる
・濃い味付けが好きな人も要注意
・よく噛んで食べることが重要

などが、この記事のまとめです。

↓『健康カプセル!ゲンキの時間』の公式サイトです。
https://hicbc.com/tv/genki/archive/201011/

なお2020年10月放送のNHK『ヒューマニエンス』によると、最新の研究では、舌だけでなく腸にも【味覚センサー】があることが発見されているそうです。↓

2021年9月22日放送のNHK『ガッテン』は、「開け!スリムへの道 新感覚☆食べ過ぎ防止術」というテーマでした。

・うま味の受容体が増えると、食べ過ぎ防止になる
・うま味は塩味や甘味など、他の味を強く感じさせてくれる
・偏食や、お菓子、お酒、辛い物などは、味覚感度が悪化する
・栄養バランスを整えると、うま味が摂れ味覚感度が良くなり、痩せやすくなる

などがポイントで、『健康カプセル!ゲンキの時間』 との共通点や、新たな情報もありました。



最後に、効率良く痩せてリバウンドしないために、どうすれば良いのかをお伝えします。

まず食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

この記事の中で、栄養バランスや、よく噛んで食べることの習慣化が大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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