※『ダイエットは習慣が9割』の著者:ダイエットポリスが解説!
2021年12月に発売された
『3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる! 3勤1休ダイエットプログラム』
野上 浩一郎著
について解説します。
この本は、Amazonの書籍総合ランキングで2022年1月15日~16日に1位を獲得し、2024年1月時点で9万部というベストセラーになっています。
そして2024年1月10日には、関連本である『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK マネするだけで、スルスル痩せる!』が発売されました。
しかし毎年のように様々なダイエット法が流行っては廃れていますが、「流行ったダイエット=痩せる」とは限りません。
むしろ「流行ったダイエット = 一時的には体重が減るけど結局リバウンドする」という傾向が強いです。
実は『3勤1休ダイエット』も、本の通りのことをしても痩せない人が多いのが現実です。
私はライザップ(シンガポール店や六本木店など)で約3年間トレーナーとして勤務し、現在は「糖質制限や断食をせず、健康的に痩せてリバウンドしないダイエット法」の発信をしています。
↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。
↓私の経歴です。
※本ページは広告やPRなどが含まれています。
3勤1休ダイエットの核は16時間断食
このダイエットの核は、「3勤1休」の” 3勤” にあたる16時間断食です。
16時間断食は『「空腹」こそ最強のクスリ』という本で紹介されて、中田敦彦さんやメンタリストDaiGoさんなどの影響で広がりました。
16時間断食は16時間ダイエットとも言われ、「1日24時間のうち食事を摂る時間を8時間以内にして、残りの連続した16時間は食べない」というものです。
3勤1休ダイエットでは、「16時間断食を3日間やって1日休む」というサイクルを繰り返します。
3勤1休ダイエットで痩せる効果はNG30品の影響
16時間断食をする3日間は、NG30品を避けるというルールです。
NG30品の主な物は、単品料理(ラーメン、カレー、丼物など)、揚げ物、スイーツ、甘いドリンクなどです。
なおこの本では、16時間断食の間でも「水分、スムージー、プロテインドリンクなど消化に負担をかけないものは摂ってもいい」というルールにしています。
そして『「空腹」こそ最強のクスリ』では、16時間の間にどうしても空腹が我慢できない場合は、ナッツ類、生野菜サラダ、チーズ、ヨーグルトなどを食べて構わないとしています。
また『「空腹」こそ最強のクスリ』では、空腹の時間以外(食べて構わない8時間のこと)は「何を食べても良い」としています。
しかしこの言葉を真に受けると、確実に太ります。
ジャンクな物や甘いドリンクなどを大量に摂取し、しかも夜中や寝る直前に摂れば、いくら8時間以内の摂取でも、太ったり病気になったりするのは誰でも容易に想像がつく通りです。
3勤1休ダイエットでは、NG30品を設けることで、『「空腹」こそ最強のクスリ』の弱点?や矛盾点?を補っていると言えます。
しかし本当に大切なことは、「日常的にNG30品の摂取量を少なめにすること」だけです。
つまり「16時間断食は一切やらない方が良い」ということです。
16時間断食は痩せない。逆に太る。
2023年1月24日のヤフーニュースに『一定時間何も食べないダイエット、効果なし』という記事が載りました。
既に削除されているので、↓スクリーンショットを載せておきます。
海外では断続的断食のことを、インターミッテント・ファスティング:Intermittent fasting と言います。
日本で最も広まった断続的断食が16時間断食ダイエットです。
また食べて良い8時間に焦点をあてて「8時間ダイエット」と呼ぶこともあります。
16時間ダイエットがダメな理由は、↓こちらで詳しく紹介しています。
またオートファジーについてもメリットが誇張され過ぎていて、勘違いしている人が多いです。
「オートファジーで痩せる」という話は嘘です。
3勤1休ダイエットで痩せない理由?
元々が肥満体型の人は、”1休” の日の食事内容や量に気をつければ、徐々に痩せていくと思います。
そのためには3勤である3日間の食事や生活で、「無理をしてストレスをためないこと」が大切です。
ただ16時間断食の部分で朝食抜きをしている場合は、体脂肪だけでなく筋肉の減少が心配されます。
朝食抜きだと筋肉や代謝が減って太りやすくなるので、リバウンドする可能性が高くなります。
朝食抜きや16時間断食はリバウンドして太るだけでなく、高確率で健康寿命が縮みます。
結局は先ほども書いた通り、「16時間断食は一切やらない方が良い」ということです。
つまり、そもそも「3勤1休をしない方が良い」ということです。
もし3勤1休ダイエットをやるなら?
もしやるなら、16時間断食の部分は一切やらずに「NG30品だけを3勤1休」とするなら良いと思います。
それでも「お勧め」という程のダイエット法ではありません。
NG30品を3日間だけでも一切食べないようにすることで、ストレスが大きくなり1休の時にドカ食いする人の場合は、「3勤1休」も一切やらない方が良いです。
大事なことは「日常的にNG30品を食べすぎないこと」です。
これらが大好物であれば、時々食べるのは構いません。
食べる場合は、買い置きをせず、よく噛み、しっかり味わって罪悪感なしで食べるようにしましょう。
そもそも「糖質制限や過度な食事制限をやるから、甘い物やジャンクな物を食べたくなる」という人がかなり多いです。
不適切な食事制限ダイエットを頑張るほど、逆にドンドン太っていきます。
3勤1休ダイエットで他に良いところ
・レコーディング
・一口ごとに箸を置きよく噛んで食べること
・食べる順番
↑これらは、ダイエットのためにとても良いことです。
16時間断食をせずに、↑これらをやるだけで痩せる人も多いです。
私が以前書いた、↓これらの記事でも、先ほどのことを推奨しています。
また 3勤1休ダイエットでは、タイトルに「3か月」と入れているのも良いことです。
これまでの多くのダイエットは「たった〇週間で痩せる!」というような、短期的な減量をウリにしているものが多いです。
しかし短期間で痩せるほど心身への負担が大きく、リバウンドして太りやすくなります。
短期集中ダイエットはデメリットがあまりにも大きく、メリットは皆無です。
短期間で体重が減っても、その食事や生活を習慣化しなければ、リバウンド必須ですからね。
まとめ
・3勤1休ダイエットで痩せる理由は「NG30品」の部分
・3勤1休の “1休” にドカ食いをしないことが大切
・そもそも「16時間断食」をやらない方が良い
・つまり「3勤1休」をやらない方が良い
・レコーディングやよく噛むことなどは大切
・短期集中ダイエットは太る&健康寿命を縮める
などが、この記事のまとめです。
最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。
食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。
ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。
健康的に痩せてリバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。
↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。
また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。
↓私のオンライン指導だけで痩せた方のビフォア・アフターです。
費用は、大手パーソナルジムの1~2割程度です。
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↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。
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