
【元ライザップのトレーナーが解説】
2018年11月25日の『林先生が驚く初耳学』で【ヨガは痩せない】と紹介していた件について、私の見解を加えて解説します。
この記事のポイントは、↓こちらです。
・ヨガは本来、痩せるためのものではない
・痩せるために最も重要なことは、食事改善
・ヨガに限らず、運動で痩せることは難しい
・ストレス発散になる人には、ダイエットに良い影響が出ることもある
私の経歴は、↓こちらです。
ダイエットポリス(元警察官&元ライザップ)豪華客船でトレーナー。世界一周×3回。増戸 聡司の経歴
この番組では、以前も「酵素ドリンクの酵素は死んでいるし、ダイエットにも無意味」と紹介していました。↓
酵素ドリンクの酵素は死んでいる。ダイエットにも無意味でファスティングも嘘か?
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「ヨガで痩せる」と勘違いしている人が多い
番組では、まず「日本中のヨガへの大いなる勘違い」として、
多くの人(特に女性に多い)が、「ヨガはダイエットに良いと思っている」ということを紹介していました。
そして「ヨガは痩せない」と言い切りました。
ヨガは痩せるためのものではない
そもそもヨガは、「本来、痩せるためのものではない」とのことです。
一例として、アメリカNo.1のカリスマヨギーであるダナ・ファルセッティさんという方を紹介しています。(ヨガをする人のことをヨギーと呼びます)
彼女は、体重が130キロありますが、「アメリカNo.1のカリスマヨギー」として、アメリカ人に受け入れられているそうです。
そして、彼女の「ヨガは本来の自分に近づくもの。やれば痩せるわけではない」という言葉を紹介していました。
更に「ヨガが痩せるためのものではない」とは、どういうことなのか? について、林先生が見解を話します。
まヨガの目的は「呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得る」ということ。
そして「ヨガの消費カロリーは、少ないのでは」と、見解を述べます。
ヨガは精神の安定を得るもので、消費カロリーも少ない
林先生の見解が、正解でした。
ヨガは精神の安定を得るもので、消費カロリーも少なく、ダイエットには不向きとのことです。
確かに、カロリーの面でヨガとジョギングを比較すると、
ヨガを1時間やって、ジョギング10分と同じくらいで、約100kcalの消費とのことです。
ちなみに、ランニングで消費するカロリーは、
「体重 × 距離」 と言われています。
50kgの人が10㎞走ったら、500kcalの消費ということですね。
(あくまで目安で、諸説あります)
詳しくは、↓こちらの記事をどうぞ。
ランニングの消費カロリーはマラソン5回で体脂肪1kg減分!?
ヨガで痩せた人の多くは、食事管理や筋トレもしている
でも実際に、「ヨガの先生は痩せてる人が多い」と思いますよね?
その理由は、
・食事に気を付けているから
・ヨガの他にも運動をしているから
とのことです。
このことは、以前から私のブログを読んでいる人にとっては、当然のことですよね。
特に、ヨガを指導している人の場合は、食事に気を付けて、体型維持をしています。
なぜなら日本では、「ヨガをしている人 = 痩せている」というイメージがあり、
「痩せていない → ヨガの指導者としてふさわしくない」と思う人が多いですよね。
そしてダイエットには、「食事9割、運動1割」というほど食事管理の方が、ずっと重要です。
ボディメイクのプロが明かす理想体型に近づく秘訣は『食事9割 運動1割』
話がそれますが、林先生がヨガの雑学を披露していました。
東京都世田谷区の用賀という地名は、ヨガが由来とのことです。
林先生は、世田谷区のホームページをチェックしていたそうです。
ヨガは精神を整えるにはとても良い
そして最後には、「ヨガは痩せるためのものではないですが、精神を整えるにはとても良い」と締めくくっていました。
これは、私も同意します。
最近は、マインドフル・ダイエットという脳科学ダイエットも広まってきていますが、ヨガもこれと共通するメリットあると思います。
呼吸や、現在の身体の動きなどに意識を向けることは、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)でも取り入れてることで注目されているマインドフルネスとの共通点でもありますね。
特に、↓このような人には、良いですね。
・ヨガで、ストレスが緩和される人
・その結果、暴飲暴食を抑えたり、ジャンクフードやお菓子などの食事量を減らすことに繋がる人
ヨガでストレス緩和になる人は痩せることもある
普段からストレスが強い人は、自律神経やホルモンの関係で痩せにくいことがわかっています。
「ヨガでストレスが緩和される人」であれば、ヨガで痩せることも充分にあり得ます。
最初から、「痩せる目的でヨガをしている」という場合は、痩せにくいですが、
「ヨガをやっているとストレスが減るし、やっていて楽しい」という人であれば、続けていくことで自然と痩せる可能性がありますね。
2022年9月1日に放送されたNHK『あしたが変わるトリセツショー』は、「脈拍の取説〜速いと太る!?注目の“健康指標”」 というテーマで、ヨガの深い呼吸で自律神経が整って痩せることも期待できると紹介していました。
脈拍が高いと太る? ヨガでダイエット? NHK『あしたが変わるトリセツショー』
またヨガの動きそのものも、ストレス緩和、便秘改善や予防にもメリットがあると思われます。
↓関連記事です。
睡眠・ストレス・水分補給の3Sを管理して痩せる。7週間ダイエットの習慣6
ホットヨガもダイエット効果なし
番組では取り上げていませんでしたが、解説しておきます。
「汗をかけばやせる」という間違った認識の人も、世の中にはまだまだ多いです。
ホットヨガでもサウナでも同じですが、汗をかいて、水分補給をしなければ、確かに【一時的には】体重は減ります。
しかし減った体重のほとんどが、水分によって減っただけで、体脂肪が減っているわけではありません。
逆に、血流も代謝も悪くなって、健康にもダイエットにも良くないと言えます。
「ホットヨガが、通常のヨガよりもダイエットに良い」ということは言えません。
↓関連記事です。
サウナにはデトックスもダイエット効果もなく痩せない理由とは?
ヨガと同様で、サウナでストレスが緩和される人にとっては、その点は、ダイエットや健康にメリットになり得ますけどね。
●水を飲むと太る?
また逆に、水を飲めば飲んだ分だけ体重が一時的に増えますが、これは体脂肪が増えるわけではない、ということはわかりますよね?
多くの日本人が
「体重が増えること = 太ること」
と、間違った認識をしています。
正しくは
「体脂肪が増えること = 太ること」ですね。
そして「痩せること = 体重が減ること」は間違いで、
「痩せること = 体脂肪が減ること」が正しいですね。
水抜きダイエット・水太り・3リットルなどは嘘で痩せない。水だけ断食も危険。
まとめ。痩せるために最も大事なことは?
・ヨガは本来、痩せるためのものではない
・痩せるために最も重要なことは、食事改善
・ヨガに限らず、運動で痩せることは難しい
・ストレス発散になる人には、ダイエットに良い影響となることもある
などが、この記事のまとめです。
痩せるために最も重要なことは、食事改善・食事管理です。
ただ単に食事や糖質を減らす食事制限ではありません。
そして食事も運動も、習慣化することが最重要です。
ダイエットに必要な習慣は、食事や運動だけでなく、睡眠や水分補給など、いくつもあります。
↓この記事をじっくり読んで実践すると、正しい知識を得て、健康的に痩せることが出来ます。
7週間(習慣)ダイエット。一生リバウンドしない7つの習慣とは?
もちろん、サプリメントを飲めば痩せるとか、乗るだけ、着るだけで痩せる、などということもありません。
もし、そんなサプリメントやダイエットグッズが本当にあったら、ライザップや他のスポーツジム、痩身エステなどの多くの店舗が、とっくに閉店していますよね笑
「〇〇だけダイエット」(飲む、巻く、乗る、着る、履く、塗る、単品)で痩せない理由とは?
効果が無いサプリメントにお金を使い続けるよりも、一生役立つ正しい食事習慣や、リバウンドしない食事管理方法を学んで、身につけることにお金をかける方が良いですよね?
正しい知識を得るには、ライザップなどのパーソナルトレーニングのジムに通うのも一つの手段です。
しかし一般的にパーソナルジムの費用は、20万円~40万円以上はするので、費用面で難しいという方も多いと思います。
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