軽度肥満は未病。健康とダイエットは常にセット!

【元ライザップのトレーナーが解説】

2020年10月11日にBS日テレで放送された『知って得する!ヘルスラボ 』は、「未病」がテーマでした。

未病は、健康でも病気でもない「病気未満」の状態で、腸活や免疫とも関連し、肥満のサインでもあります。

間違ったダイエットをすると、肥満解消はできず、未病が進んだり、病気になったりもします。

そしてリバウンドし、以前よりも体脂肪が増えて、太りやすい体質になってしまうことも多いです。

↓私の経歴です。

未病とは? 病気でも健康でもない

未病とは「健康と病気の間の状態」のことを指しますが、多くの場合は「健康から病気に向かっている状態」と言えます。

↓これらのような状態も、未病と言えそうです。

・便秘
・肩こり
・冷え性
・貧血
・不眠
・片頭痛
・倦怠感
・疲れやすい
・肌荒れ
・食欲不振
・ストレスがたまっている

肥満も未病である

未病について、ス-パー大辞林には、↓このように書かれています。


「病気ではないが、健康でもない状態。自覚症状はないが検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合に大別される。骨粗鬆症、肥満など。」



ということなので、肥満も未病に分類されることもあるようです。

もちろん、肥満には程度差があるので、重度の肥満だと未病ではなく、既に何らかの病気であることが多いですね。

分かりやすい目安は、内臓脂肪がたまり、お腹がぽっこり出ている状態です。

まだ内臓脂肪は多くなく、皮下脂肪だけが多い状態を「いい肥満」と、以前、NHKの『美と若さの新常識』で紹介していました。↓

未病になったら健康の状態に戻す

未病のサインが出てきたら、出来るだけ早く健康の状態に戻すと良いですね。

未病のままだと、日々の生活(仕事でも趣味などでも)で、生産性が下がってしまいます。

また未病の感覚は、個人差が非常に大きいです。

「体調が、その日によって大きく違うことが、はっきりわかる」という人もいれば、
「体調が絶好調なんてことは、ここ数年無い」という人もいます。

後者のような状態は、未病の中でも、病気の一歩手前と言えそうですね。

出来るだけ早く、何らかの対策を取ることをお勧めします。

「私はいつも体調が良く、風邪は何年もひいていない」とか、せめて、
「風邪は1年に1度ひくくらいで、ほぼ常に体調が良い」

というくらいの体調を目指してみては、いかがでしょうか?

日々の生活が活動的になり医療費も少なくて済み、ずっと未病でいるのと違って良いことばかりです。

日本人、一人当たりの1年間の平均医療費は33万9,000円(2016年度)↑で、毎年増え続けています。↓

健康とダイエットは常にセット!

冒頭で、
「間違ったダイエットをすると、肥満解消はできず、未病が進んだり、病気になったりもします。」
と書きました。

間違ったダイエットで、よくあるのは、断食や、糖質カットなど、極端な方法です。

これらをすると、一時的には体重が減っても、ほぼ確実にリバウンドします。

↓関連記事です。

好転反応という言葉が出てきたら要注意

例えば、月曜断食というダイエット(もどき)がありますが、この関連本の中で、好転反応という言葉を使っています。

しかし厚生労働省のサイトに「好転反応に科学的根拠は無い」と明記しています。↓

↑「体調不良は毒素が出ている時期」、「反応が出るのは効果がある証拠」などと説明されたら要注意です。

そのようなダイエット方法や、ダイエット関連商品も要注意です。

↓参考記事です。

ダイエットと健康は、常にセットである必要があります。

間違ったダイエットを我慢して続けると、傷がドンドン深くなっていき、取り返しがつかないことになる恐れもあります。

よくあるのは、筋肉が減って代謝も減り、リバウンドした時に以前より体脂肪が増え、痩せにくい体質になることです。

これは将来、寝たきりになるのが、数年間も早まることもあります。↓

未病を改善する食事は、栄養バランスとタンパク質

栄養バランスを良くするために、わかりやすくてお勧めなのは「まごわやさい」の食材を意識して食べることです。↓

ま:豆類
ご:ゴマ類、ナッツ類
わ:わかめなど海藻類
や:野菜
さ:魚など魚介類
し:しいたけなどキノコ類
い:いも類

↓関連記事です。

また、筋肉や代謝の低下を防ぐには、タンパク質の摂取も大事です。

タンパク質が多く含まれているのは、肉、魚介類、卵、大豆製品、乳製品の5つの食品群です。

また穀物類にもタンパク質が、意外と多く含まれていますね。

先ほどの「まごわやさしい」と重なる部分もありますが、これらを意識すると、栄養バランスが改善されます。↓

あとは、質が良い糖質を適量分だけ摂れば、無理なく痩せることが出来ます。↓

健康診断の質問項目で痩せる方法がわかる

健康とダイエットはセットなので、健診の項目を見れば、正しく痩せる方法が分かります。

↓健康診断の質問項目の一部です。

↑この項目にある通りで、↓これらが、痩せるポイントです。

・よく噛んで、ゆっくり食べる
・夕食は就寝3時間前まで
・朝食を抜かない
・甘い物や、甘いドリンクは要注意
・睡眠も大事
・習慣を変えることが最重要

これらは【痩せる方法】というよりも、【日常の習慣】ですね。

健康診断の直前だけ健康的な生活をする人もいますが、日常的にその生活をすることが大切ですね。

より詳しくは、↓こちらをどうぞ。

まとめ

・未病とは、健康から病気に向かっている状態
・軽度の肥満は未病
・未病のサインを無視すると病気になる
・極端で偏ったダイエットは危険
・ダイエットと健康は常にセット
・栄養バランスは「まごわやさしい」で整える
・タンパク質を摂り、糖質も適量を摂る

などが、この記事のまとめです。

最後に、効率良く痩せてリバウンドしないために、どうすれば良いのかをお伝えします。

まず食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

この記事の中で、栄養バランスが大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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