こたつ記事から見る正しいダイエット情報の見分け方とは?

【元ライザップのトレーナーが解説】

「こたつ記事」とは、テレビやネットの情報だけで作られた記事のことです。

取材に行かず、こたつに入っていても書けることから、このように呼ばれています。

2021年1月13日のNHK・Eテレ『ねほりんぱほりん』では、「あるこたつ記事ライター」という内容が放送されました。

確かに最近は、テレビでの芸能人の発言が、よくネット記事になっていますね。

ダイエット情報でも、明らかに価値が無い「こたつ記事」をよく見ます。

これらの記事を参考にしても、ダイエットは上手くいかず、逆に体調を崩したり、リバウンドしてしまうだけです。

この記事では、正しいダイエット情報の【見分け方】について、お伝えします。

↓私の経歴です。

こたつ記事の問題点

特に問題なのは、↓この2点の場合です。

①その分野の知識が無い人が書いている
②収入目的で嘘や、根拠が無いことを書いている

①ダイエットの知識が無い人が書いている

例えば芸能人が、正しくないダイエットをした時に、ダイエットの正しい知識が無い人が、記事にすることが多いです。

元ライザップのトレーナーである私から見て、正しいダイエットをしている芸能人の割合は、1割以下だと思います。

正しいダイエットの3要素とは?

正しいダイエットとは、

・健康を損なわないこと
・極力、筋肉を減らさず、体脂肪を減らしていること
・永続的に出来ること

の3点を兼ね備えていることです。

※この3点はダイエットにおいて、非常に重要です!

かまいたち山内さんのダイエットを、きんに君が警告

山内さんがダイエットしたことを書いた記事が、2020年12月のヤフーニュースにも載りました。↓

↑この記事だけを読むと、ダイエットが成功したような印象を受けます。

しかし実際には、フォロワーから「健康に悪いダイエットだ」というコメントが、かなり多く書かれています。

そして2021年1月には、正しい知識がある筋肉芸人・なかやまきんに君が、かまいたち山内さんのダイエットに強烈なダメ出しをしました。↓

私から見ても、山内さんのダイエットは、かなり酷いです。

真似すると、高確率で病気になるか、リバウンドするか、又は両方か、となると思われます。

芸能人のダイエット情報は、こたつ記事が多い

そもそも芸能人のダイエットは、撮影や仕事のためなど一時的な減量で、リバウンド前提のことが多く、一般人には参考になりにくいです。

例えば、北川景子さんが産後ダイエットをしたのも、【妊娠前に撮影していた映画】の公開があって、
【その場に出ていかなきゃいけないこと】が決まっていたからです。↓

2021「新春さんまのまんま」から

また芸能人のダイエットは、仕事や収入に直結しやすいです。↓

一般人で、

・一時的な撮影がある
・仕事や収入に直結する

などの理由でダイエットが必要な人は、ごく少数です。

それなので、芸能人のダイエットを真似しても、高確率で、リバウンドして当然です。

「様々な芸能人のダイエット法」をまとめた「こたつ記事」も多いですね。↓

やはり、これらも内容が薄く、「読む価値が無い記事」がほとんどです。

そして収入狙いであることが多いです。

②収入目的で嘘や根拠が無いことを書く

SNSやYouTubeで、「飲むだけで痩せる」という嘘のダイエットサプリの広告を、よく見ますよね?

またこのような商品を「実際に試したら、本当に痩せた」などというサイトも多いですが、嘘の体験談であることが多いです。

なぜ嘘が多いのかというと、アフィリエイトという仕組みを、悪用しているからです。↓

嘘の体験談でも、そのサイトを介して何らかの商品を購入すると、そのサイトを書いた人が手数料収入をもらえます。

もちろん、本当に良い商品を本当に体験した人が広めることが多いので、アフィリエイトの仕組み自体は、悪いことではありません。

ただ、ダイエット関連の商品に関しては、アフィリエイトの仕組みが悪用されていることが多いので、気を付ける必要があります。

↓関連記事です。

○○だけで、本当に痩せるダイエットは無い

そもそも、↓このようなダイエット商品だけで痩せることは、出来ません。

・飲むだけで痩せるサプリ
・着るだけで痩せる加圧シャツ・レギンス
・巻いて電気を流すだけで痩せるEMSパッド
・振動ブルブルの台に乗るだけでダイエット

↑これらの価格は、高くても数万円です。

もし本当に痩せるなら、

・最低でも34万8千円かかるライザップ
・もっと高額な痩身エステ

などは、とっくに閉店・倒産していますよね?

SNSやYouTubeの情報は、特に要注意

以前、大手医療系サイトに、医師の監修のないデタラメな「こたつ記事」が載っていて、
この記事を信じた結果、健康被害が出た、という事件が起きました。↓

↑デタラメな情報とは、「ムカデに噛まれたときは、傷口に熱湯をかけるとよい」というものです。

そのため検索サイトでは、医療や健康など命に関わる分野などで検索した時に、デタラメな記事が上位表示されにくくなるよう改善されてきています。↓

↑しかし誤った情報が、無くなったわけではなく、まだ発展途上の段階です。

そして検索サイトではなく、SNSやYouTubeでの【ダイエットや健康の情報】は野放し状態なので、特に嘘の情報が多いです。

また既に紹介した、かまいたち山内さんの例のように、芸能人が直接発信するダイエット情報も要注意です。

更には、芸能人の画像が「無断使用」される「フェイク広告」も多いです。↓

NHK「クローズアップ現代」から

なお芸能人のダイエットが、もし本当だったとしても、ただ真似しても痩せないことが多いです。

なぜなら、ダイエットに必要な要素は、個人差が大きいからです。

個人差とは、身長、体重、年齢、筋肉量、趣味嗜好、活動量、生活習慣などです。

また、実は一時的に体重が減っただけだったり、不健康になっていたりと永続的な成功でない場合も多いですね。

テレビのダイエット情報も要注意

実際のところ、私もテレビやネット情報から、ダイエット関連の記事を書くこともあります。

ただ私は、

・元ライザップのトレーナー
・ライザップとは別の機関のダイエット指導の資格を保有している

などという立場であり、テレビの情報をそのまま紹介することは、ほとんどありません。

また様々な記事が、検索で上位表示されていて、一定の評価は受けているようです。

なおテレビの情報を、ただ紹介しないのは、本当に役立つ情報がかなり少ないからです。

例えば、『それって!?実際どうなの課』という番組での、

【「ゆでたまご」は食べても摂取カロリーゼロ?】という検証実験やメンタリストDaiGoさんがYouTubeで、
【朝ゆで卵ダイエット】を推奨していましたが、私は、↓この記事で、↑これらを否定しています。

また『この差って何ですか?』という番組で【二郎系ラーメンダイエットで痩せた!】と放送していた時も、
私は、あくまで条件付きである、と本質を紹介しました。↓

テレビのダイエット情報は、NHKは民放の番組よりも、信ぴょう性が高い傾向があります。

理由は、

・スポンサーに忖度しなくて良い
・視聴率に、こだわりすぎなくて良い?
・「正確な情報を伝える」という意識が民放局よりも高い

などからだと思います。

あくまで傾向があるだけなので、NHKの番組の情報が「全て正しい」とまでは、思っていないですけどね。

それでも、総合的に見れば、SNSやYouTubeの情報よりは、まだテレビのダイエット情報の方が、信頼できるものが多いとは思います。

情報を見極める鍵「4つのスイッチ」

2021年1月24日のNHK『おはよう日本』で情報を見極める鍵「4つのスイッチ」を紹介していました。↓

1 まだ分からないよね
2 事実かな 印象かな
3 他の見方もないかな
4 何が隠れているかな

この考え方は、ネットやテレビなど、【あらゆるダイエット情報の見極め】にも役立つと思います。

↓こちらが、元ネタです。

「想像力のスイッチを入れよう」筆者・下村健一

また同じくNHKの健康系の番組で紹介していた「たすけた」↓もお勧めです。

まとめ

・問題がある「こたつ記事」の2つのパターン↓
①その分野の知識が無い人が書いている
②収入目的で嘘や、根拠が無いことを書いている

・芸能人のダイエット情報は大抵、一般人には役立たない
・「○○だけ」で本当に痩せるダイエットは無い!
・アフィリエイトの仕組みを悪用した「こたつ記事」も多い
・検索サイトは、改善されつつあるが、まだ発展途上中
・SNSやYouTubeの情報は、野放し状態
・テレビの情報も、ネットほどではないが嘘もある

などが、この記事のまとめです。

ここまで触れなかったですが、ダイエット本もピンキリですね。

傾向としては、
①制限が厳しいダイエット
②「〇〇だけダイエット」

などは、結局リバウンドするだけなので、お勧めしません。

①の具体例は、
・月曜断食
・金森式 断糖高脂質食ダイエット
・16時間断食ダイエット
などです。

②の「〇〇だけダイエット」は、バナナダイエットや、運動系の本など、沢山ありすぎますね。

運動だけで痩せることも、かなり難しいです。

健康のためには大事ですけどね。

最後に、健康的に痩せて、リバウンドしないために大事な、【習慣化】について、お伝えします。

食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

↓私のオンライン指導だけで痩せた方のビフォア・アフターです。

ビフォアアフター

費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度の費用です。

大手ジムの広告よりも、減量のペースは遅いですが、リバウンドがしにくく、きつくなくて、習慣化もされやすいと思います。

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