白米よりチャーハンの方が太りづらいのか検証『それって実際どうなの課』

【元ライザップのトレーナーが解説】

2022年6月29日放送の『それって!?実際どうなの課』で、「白米より炒飯の方が太りづらいのか?」をザ・たっちが検証していました。

この番組では、「世の中のダイエットにまつわる噂」を検証する企画を何度も紹介しています。

↓これらは過去に番組で紹介し、「やらない方が良い」と判明した方法です。

・ゆで卵だけを食べる
・肉だけを食べる
・8時間ダイエット(16時間断食)

逆にダイエットのために「やると良い」と判明した事例は、↓これらです。

・野菜を先に食べる
・よく噛んで食べる

ただし、どの検証もわずか3日間だけの短期間なので、今回の内容も含めてあくまで参考情報として捉えるのが良いですね。

↓私の経歴です。

白米より炒飯の方が太りづらい3つの理由

今回の番組では最初に「チャーハンの方が太りにくいとされている3つの理由」を紹介していました。

① ご飯が油でコーティングされるので血糖値の上昇が緩やかになるから

② 肉や野菜などの具材があることで栄養バランスが良くなるから

③ 同じ量を食べた場合、糖質の量が白米より少ないから

ちなみに①の理由は、私がライザップで働いていた2013年頃には、既に言われていたと思います。

②に関しては、カロリー量が全てではなく、中身が大切ということですね。

↓この画像を見れば一目瞭然ですよね。

↓この記事で詳しく解説しています。

被験者を入れ替えた

ザ・たっちは双子ですが、これまでの検証では、たくやの方が開始時の体重が1kgくらい重いことが多かったです。

そして大抵の検証では同じくらいのカロリーを摂取するので「2人の体重差が縮まっていくのは当然のこと」という批判がいくつも番組に届いていたとのことです。

実際に私も、同じ批判を何度もしていました。

今回、被験者を入れ替えたのは、とても良いことだと思います。

しかし今回は、いつもと違って開始時の体重差は、わずか0.1kgでしたが笑


なおダイエット全般において、被験者の特徴や検証方法は、非常に重要な要素です。

例えば「〇〇ダイエットは痩せるか?」という検証で、被験者が肥満体型の場合は、ほぼどんな〇〇ダイエットをしても、短期的には体重が減ります。

大切なのは長期的に見て、

・体重だけでなく体脂肪が減っているか
・筋肉量が減っていないか
・健康を損なっていないか
・一生続けられるか

などということです。

芸能人やあなたの周りの人の短期的視点だけで見たダイエットを真似ても、上手くいかないのは当然のことです。

また一食を何かに置き換える「置き換えダイエット」などもダメということです。

3日間で食べたものは?

基本的には、白米をチャーハンにしただけです。

3日間、9食の検証で、↓そのうちの4例です。

↓これは検証2日目のメニューで、焼き鮭定食、メンチカツ、ハンバーグ定食です。

ちなみにダイエットと関係ないですが、番組のフードコーディネーター松山さんが作ったメンチカツが美味しそうでしたね。

チャンカワイさんも「人生一の美味しさ!」と絶賛していて、ザ・たっちもリアクションを合わせ忘れるほどの美味しさだったようです笑

なお食事以外に運動などで消費カロリーに差がでないように、食事以外の時間は同じことをして過ごすのは、いつも通りです。

3日間の検証で、チャーハンを食べた方が体重が0.6kg減った

たくやが白米を食べ、かずやがチャーハンを食べました。

↓2日目の朝の測定では、炒飯を食べたかずやの方が体重が増えました。

↑3日目の朝の測定では、逆にかずやの方だけが前日比で大幅に(0.7kg)減りました。

そして最終的には、白米を食べたたくやは76.3kgのまま変わらずで、炒飯を食べたかずやは76.2kgから75.6kgになりました。

今回は興味深い検証でしたね。

出来れば1ヶ月間くらいかけて検証して欲しいところですが、さすがに難しいですかね。

まとめ

・ダイエットはカロリーが全てではない
・カロリーの中身や栄養バランスが大切
・ダイエットの検証では被験者の状態や検証方法が大切
・血糖値の急上昇を防ぐことも大切

などが、この記事のまとめです。

ちなみに血糖値の急上昇を防ぐには、食べる順番やよく噛んで食べることも大切です。

なおダイエットに関して「白米は太る」「白米はダイエットの敵」などと思っている人が未だにいますが、これらは間違いです。

適量であれば、白米だけが原因で太ることは考えにくいです。


最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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