部分痩せダイエットはありえない。腹筋でお腹は凹まない。

【元ライザップのトレーナーが解説】

お腹周りの脂肪を減らそうと腹筋運動ばかりをやる人がいますが、実は効率が悪い方法です。

なぜなら「腹筋を鍛えればその周りの脂肪が優先的に燃える」という「部分痩せ」は起こらないからです。

もし右腕だけを鍛えれば左腕より太くなりますが、右腕の脂肪だけが燃えるということは起こりません。

私は以前アームレスリングをやっていたので、実際に左右の腕の太さが明らかに違う人も時々いました。

筋肉と脂肪について混同して考えているせいで「筋トレで部分痩せが出来る」と勘違いしていることが多いように思います。

↓私の経歴です。

筋トレで「体脂肪が筋肉に変化」しない

時々、「筋トレをすると体脂肪が筋肉に変化する」と勘違いしている人がいます。

これは体脂肪が筋肉に変換されたわけではありません。あくまで筋肉や体脂肪がそれぞれで増減しているだけです。

もちろん「運動をやめたので、筋肉が体脂肪に変化した」というのも間違いです。

お腹痩せのために腹筋運動を頑張ってきた人は、この仕組みを理解していなかったのだと思われます。

内臓脂肪は最初に減る

内臓脂肪は皮下脂肪より先に減るので、内臓脂肪が多い人が腹筋運動を中心に頑張ると「お腹から痩せた」と思うかもしれません。

しかしこれは腹筋運動を一切しなくても、他の運動や食事改善などだけでも起きることです。

以前メンタリストDaiGoさんが「お腹痩せの方法」という感じで、「朝食をゆで卵3個にする」などと紹介していましたがカラクリがあります。

内臓脂肪が多いアメリカ人が、脂身が多い肉などの朝食をゆで卵に変えれば、体重が減るのは当然です。

そして先に内臓脂肪が減るので、「お腹痩せの方法」というは詭弁です。

内臓脂肪が少ない人には当てはまりません。

そして朝食がゆで卵だけだと、栄養バランスが悪いので、とてもお勧め出来ません。

また皮下脂肪は基本的に全身万遍なく減っていきますが、体幹から遠い部位の方が先に落ちやすいとも言われています。

もし皮下脂肪が足や手など体の末端に多くついていたら、狩猟採集時代に獲物を獲る時(逃げる時も)に走りにくくて仕方ないですよね。

痩せる時に、お腹周りの皮下脂肪がなかなか落ちないのは、自然の摂理とも言えるかもしれませんね。

腹筋運動よりスクワットの方がお腹が凹む?

ピンポイントで狙った部分の脂肪を減らすことは出来ないので、結局は消費カロリーを増やすことがお腹の脂肪を減らす近道と言えます。

消費カロリーを増やすには、大きな筋肉を使うと効率が良いです。

全身の筋肉のうち6~7割を下半身で占めていて、太ももやお尻などの部分が特に大きな筋肉です。

複数の大きな筋肉を使う代表的な種目は、なんといってもスクワットで「キングオブトレーニング」とも呼ばれています。

そのためお腹周りの脂肪を減らすには、腹筋運動よりもスクワットの方が効果的とも言えます。

また上半身では、胸や背中、肩などが大きな筋肉です。

腕立て伏せも複数の大きな筋肉を使い、正しい姿勢でやれば更に腹筋も同時に鍛えることが出来てお勧めです。

ただ筋肉は全身をバランスよく鍛えることが大切なので、大きな筋肉を優先しつつ腹筋も鍛えるのは良いことです。

マッサージで部分痩せ?

一時的にはマッサージをした部分が細くなることもありますが、時間が経てば元に戻ります。

高頻度でやれば細い時間が長くなるとも言えるかもしれないですが、運動をする方が全身の体脂肪が減る効果や健康効果が高いので、運動の方がお勧めです。

まとめ

・部分瘦せはしない
・筋肉と脂肪は変換されず、ぞれぞれで増減する
・内臓脂肪がある人はお腹の脂肪が落ちやすい
・腹筋運動よりもスクワットの方がお腹痩せに良い

などが、この記事のまとめです。

なお部分痩せではないですが、お腹ポッコリが気になる人は姿勢を意識するのがお勧めです↓

最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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