小太りは痩せ型より長生き!?でも医療費が300万円高い!?

【元ライザップのトレーナーが解説】

2021年2月3日放送の「ホンマでっか!?TV」で、
①小太りの人の方が、痩せている人より長生き
②痩せ型の人は、40歳以降の医療費が安く済む
などと紹介していました。

①の本質は、
・痩せ “すぎ” だと、寿命が短い
・結局は、標準体重が最も良い
ということです。

それなので肥満体型の人は、痩せて標準体型を目指す方が、
・寿命が長くなる
・医療費が300万円以上安くなる
などのメリットがあります。

この記事の中で、詳しく解説します。

↓2021年10月18日の『モーニングショー』でも「小太りがよい・老化を遅らせる」などと紹介していました。

↓私の経歴です。

小太りは、痩せ型より長生きでも【標準体型より早死に】

大事なのは【小太り】と【痩せ型】の定義で、↓こちらとのことです。

・小太りは、BMIが25~30未満
・痩せ型は、BMIが18.5以下

↑この間の18.5~25未満を、標準体型と定義してます。

【痩せ型】と言っても、BMIが18.5以下だと、一般的には【痩せすぎ】と呼べるほどです。↓

痩せすぎだと筋肉量も少ない傾向があるので、健康リスクが高く寿命が短くなりやすい、というのは納得できることです。

そして、最も長生きなのは、【標準体型】です。↓

https://nikkan-spa.jp/1642401


小太りは、痩せ型よりは長生きですが、標準体型よりは早死にです。

それなので、「小太りは、痩せ型より長生き」という断片的な情報から、
【痩せ型の方が早死にだから、小太りのままでいる方が良い】と主張するのは、虫が良い解釈で間違いです。

更に、小太りのままでいると、将来の医療費が【数百万円高くなる】可能性が高いです。

小太りだと、医療費が300万円以上高い!?

40歳以降にかかる医療費は、

・小太りだと、男性約1521万円、女性約1860万円
・痩せ型だと、男性約1199万円、女性約1485万円

とのことです。↓

男女とも、300万円以上もの差が出ていますね。

これは、「小太りだと、生活習慣病を抱えやすいから」 とのことです。

標準体型の額がわからないですが、おそらくは標準体型だと、もっと医療費が低いと思われます。

BMIは、金儲けのために作られた陰謀!?

2018年に放送された『林先生が驚く初耳学!』で、【肥満数値BMIは、金儲けのための陰謀】のようなもの、と紹介されたことがあります。↓

↑BMIは、筋肉量や脂肪量を考慮していないので、あくまで【参考の数値】としてとらえるくらいが良いと思います。

↓中段の左側に【BMIは、医学的根拠が弱い指標】と書かれていますね。

↑BMIは、保険会社が【肥満の基準】を【金儲けのために広めた数値】とのことです。

BMIよりも、体脂肪率や筋肉量の方が大事

まず、↓こちらは、身長、体重が同じなので、BMIも同じですね。

↑これを見ると、【筋肉量や体脂肪率が大事】なことが明らかですよね。

↓こちらも【体重だけを見るのは無意味】ということがわかります。

”lbs” というのは、ポンドのことで、約0.45kgです。

つまり体重よりも、【体脂肪率や見た目】を重視するのが良いですね。


ちなみに「体重×体脂肪率=体脂肪量」です。

もし、50kgで20%だと、体脂肪量は10kgですね。


そして「体重から体脂肪量を引いた数値」を、【徐脂肪体重】と言います。

50kg ー 10kg = 40kg ということですね。


ダイエットでは、この徐脂肪体重を減らさずに、いかに【体脂肪だけを減らすか】が大事です。

糖質カットや断食など、極端なダイエットをすると、筋肉が減りやすいです。

つまり【徐脂肪体重】も減る可能性が高い、ということです。

家庭で計測する体脂肪率は、あくまで目安

家庭用の体重計で測る体脂肪率の数値は、あまり信ぴょう性が高くありません。

頻繁に測定している人は、わかると思いますが、体脂肪率は、

・食事
・入浴
・運動

などの前後で、簡単に変動します。

また朝か夜かなど、時間帯でも、変動幅が大きいです。

この理由は、体脂肪率を測る仕組みによるものです。

弱い電気を流して、流れやすさを見て、統計値に当てはめるので、体内の水分量の変化で、体脂肪率がすぐに変動します。

先ほど紹介した計算方法で体脂肪量がわかりますが、実際に体脂肪が、そんな短時間に増減しているわけではありません。

大事なことは、毎日同じ条件で測ることです。

同じ条件で測っても、毎日、増減が激しいので、あくまで目安としてとらえるのが良いですね。

一週間の平均値をとったり、グラフにして増加傾向か減少傾向にあるか、などを見るのがお勧めです。

↓関連記事です。

またフィットネスジムにあるような、業務用の機器で体脂肪率を測ると、家庭用での数値よりは、信ぴょう性が高いです。

それでも「100%正確」ということは無いので、やはり参考の数値ととらえるのが良いと思います。

体重だけでなく、筋肉量、見た目、あとは健康かどうか、というのも大事な指標ですね。

健康が伴わないダイエットは、間違った方法ですからね。

↓関連記事です。

まとめ

・小太りの方が、痩せすぎの人より長生き
・でも小太りの方が、標準体型の人より早死に
・小太りの方が、痩せすぎの人より、医療費が300万円以上高い!?
・BMIは、金儲けのために作られた陰謀!?
・BMIよりも、体脂肪率や筋肉量の方が大事
・体脂肪率の数値も、あくまで目安

などがこの記事のまとめです。


最後に、健康的に痩せて、リバウンドしないために大事な、【習慣化】について、お伝えします。

食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。

もし断食や炭水化物カットなど、極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。

ダイエットのためには、いくつかの習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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