【元ライザップのトレーナーが解説】
2020年10月3日にBS朝日の『たけしの家庭の医学』で紹介された【筆記表現法】について、私の見解を加えて紹介します。
今回は再放送で、元々は2018年6月に放送されたものです。
筆記表現法は、不眠解消やストレス改善の効果が期待でき、更にはダイエット効果も考えられます。
また感謝日記についても紹介します。
↓私の経歴です。
不眠は健康寿命に大きな影響を与える
・寝付けない
・夜中に目が覚める
・早朝に起きてしまう
など様々な不眠の症状に悩まされている人が増えています。↓
↑十分な睡眠がとれていないと
・心臓病などによる死亡の危険性2.4倍
・がん細胞の増殖率約2倍
などと、健康寿命に大きな影響を与える恐れがあります。
不眠の原因はストレス
中高年に最も多い不眠の原因は、ストレスとのことです。
ストレスの影響で不眠になり、不眠が酷くなると、それがまたストレス増加になる・・・という悪循環におちいる人も多いです。
不眠を解決する方法で、紙とペンを使うだけで出来る【筆記表現法】を紹介していました。
グーグルで検索すると、このように出てきました。↓
筆記表現法のやり方
ストレスと感じたことを寝る前に書くことで、ストレスが軽減されます。
注意点として、
「精神疾患などがある方は、必ず実施前に医師や臨床心理士にご相談ください」
とのことです。↓
↑イギリスのオックスフォード大学で行われた研究では、不眠に悩む14名が3日間で寝つきが良くなったそうです。
寝つきに入る時間が、検証前は40分だったのが、検証後は14分になりました。
ちなみに【入眠時間は、早いほど良い】ということでもありません。
「私はいつも一瞬で、どこでも眠れる」などと自慢げに話す人もいますが、
これは睡眠負債がたまっていて、逆に健康状態が良くない、という可能性もあります。
↓関連記事です。
筆記表現法のコツは、ストレスを客観的に見つめ直すことです。↓
↑「ストレスを感じた出来事」を思い出すだけでなく、心の中で整理し15分ほどかけて、じっくり書くのが良いそうです。
もちろん15分というのは、あくまで目安で、その日によってはもっと短くて良いでしょうけどね。
また、書いた紙を破ったり、丸めて捨てたりしても良いとのことです。↑
なぜ筆記表現法はダイエットにも良いのか?
ストレスも睡眠不足も、ダイエットの大敵だからです。
↓ストレスホルモンと呼ばれる物質がいくつかあります。
代表的なストレスホルモンは、↓コルチゾールです。
↑「代謝が制御される」と書かれていますね。
またストレスによって、食事量が増えてしまう人も多いです。
【睡眠時間が短いと太っている人が多い】という統計データもあります。↓
そして睡眠不足は、食欲を増します。↓
ストレスを軽減したり、睡眠不足の改善や、睡眠の質を上げることによって、
食事量が減ったり、代謝が活性化(正常化)されて、ダイエットに良い影響が出ます。
代謝を活性化すると消費カロリーが増える
ダイエットのために重要な「1日の消費カロリー」の大部分は、基礎代謝が占めています。↓
↑運動の割合は、わずかなものですね。
そして基礎代謝の内訳で最も多いのは内臓です。↓
↑筋肉(骨格筋)の割合は、わずか22%です。
世の中には「ダイエットには運動が最重要」と思っている人が多いですが、これは間違いです。
食事改善や、代謝を活性化させることの方がずっと重要です。
それなので、睡眠やストレスの改善がダイエットに繋がるということです。
なお誤った食事”制限”をすると代謝が減るので、ダイエットが上手くいきません。
感謝日記や三行日記もお勧め
筆記表現法でストレスに感じたことや出来事を書くと、人によってはネガティブなことばかりになってしまうことも、あるかもしれないですね。
それが100%悪いわけではないですが、意識して良かった出来事や感情も書くのも一つの方法として、良いと思います。
感謝日記と呼ばれている手法もあります。
最初に現在ストレスになっている出来事や感情を書き出し、その後に感謝できる出来事や感情を書くという順番が、入眠を良くする効果が高いのでは?と個人的には思います。
・・・と思ってたら、↓「三行日記」というものがあって、まさしく↑この順番でした。
2021年2月5日のNHK『あしたも晴れ!人生レシピ「心と体をいたわる術!自律神経を整えよう」』で、紹介していました。
まとめ
・睡眠の不具合は健康寿命を縮める
・ストレスが睡眠の不具合をもたらす
・筆記表現法でどちらも改善できる
・睡眠やストレスの不具合は太りやすい
・改善すると代謝が活性化されて痩せやすくなる
・感謝日記もお勧め
などというのが、この記事のまとめです。
↓関連記事です。
↓自律神経やモナリザ症候群もセロトニンとの関連が深いですね。
最後に、効率良く痩せてリバウンドしないために、どうすれば良いのかをお伝えします。
まず食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。
もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。
ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。
リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。
大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。
この記事の中で、睡眠とストレスの改善が大事だと伝えましたが、ダイエットのためには、他にもいくつかの習慣を身につける必要があります。
↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。
また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。
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費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。
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