【元ライザップのトレーナーが解説】
2021年11月4日、新しく監督に就任することになった日本ハムファイターズの新庄剛志監督が会見を行い、世間の注目を集めました。
会見の第一声で「選手兼監督として契約していただきました」と真顔でジョークを飛ばし、球団社長から「いやいや、監督だけです」と突っ込みが入り、会見を盛り上げていました。
新庄さんは2020年12月7日に開催されたプロ野球の12球団合同トライアウトに参加し、14年ぶりの現役復帰を目指していたので、ジョークに少なからず?真実味もありました。
野村さんや古田さんなど、過去に監督兼選手として「代打オレ」として実際に打席に立った人が数名います。
2020年9月10日に放送された『直撃!シンソウ坂上』で「新庄剛志バリ島から緊急帰国!プロ復帰挑戦」として紹介された時には、年齢を感じさせない見事な体型を披露していました。(冒頭の画像)
トライアウトでは4打席立ち、3打席目まではノーヒットでしたが、最後の打席でタイムリーヒットを放ちました。
この記事では、新庄さんの例から、一般の人にも参考になるボディメイクやダイエットについての考え方を紹介します。
↓私の経歴です。
何のためにやるのか?
ダイエットやボディメイクで最初に大事なことは、やる目的・理由です。
今回の新庄さんの場合は、
「年齢に関係無く、夢に向かっていく姿を見せたい」
「1%の可能性があるなら、やれば出来るということを伝えたい」
などということですね。
やる目的が無い・薄い・明確でない場合は、ダイエットやボディメイクが上手くいく可能性が低いです。
まさしく、↓この漫画の通りです。
本当に体型を変えたいのなら、
・やる理由は?
・目的達成後に何をするのか?
などを考えて、言語化するのがお勧めです。
年齢は関係無い。ただの言い訳。
確かに年齢を重ねるほど、理想の体型を手にしている人が減ってしまいますが、
年齢に関係なく、素晴らしい体型を維持している人は大勢います。
今回の新庄さんのように、アスリートや芸能人だけでなく、一般の人でも可能です。
以前、私がトレーナーをしていたライザップでも、多くの50代、60代以上の方が理想の体型を手にしています。
↑このようにシニア向けのプログラムもありますね。
年齢のせいにするのは、単なる言い訳です。
やる目的を明確にし、あとは正しい知識を得て行動に移すだけです。
理想の体型を手に入れる運動
今回、新庄さんがトライアウトを目指して練習を再開したのは、2019年11月からだったそうです。
丁度1年計画ということですね。
ダイエットやボディメイクで運動は大切ですが、急に張り切って怪我をしたり筋肉痛が酷くて、継続できなくなるという人が多いです。
いくら天才とも呼ばれていた新庄さんでも、1年の期間をかけて、徐々に運動量を増やしています。
そして、まず大事なことは、階段や歩行、自転車など、日常生活での運動量を増やすことです。
不定期のジム通いよりも日常の階段の方が痩せる、という研究結果もあります。↓
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運動よりも食事改善の方がずっと重要
実は、ボディメイクやダイエットのためには、運動よりも食事改善の方が圧倒的に重要です。
ただ単に食事量を減らしたり、糖質カットなどの食事制限ではありません。
正しく賢く食べることが、食事改善です。
『運動指導者が断言!ダイエットには運動1割、食事9割』という本のタイトルの通りです。↓
ライザップで体型が変化する理由も、同じように【運動1割、食事9割】と言えます。
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自宅のトレーニングだけでも細マッチョになれる
2020年12月4日付の記事で、↓このようなものがありました。
【30日間、器具なし「自重トレーニング」を毎日続けて起きた筋肉の変化と効果】
おそらくこの人は、元々がマッチョで良い体型だったのが、一旦太ってからまた痩せた、というだけだと思います。
これは極端な例で、一般の人にはあまり参考にならないですが、参考になる部分もあります。
やはり食事改善を、しっかりとやっていたようです。↓
そして自宅での自重トレーニングも適切に行えば、ジム通っている一般的な人よりも、ボディメイクやダイエットの成果を出すことは可能です。
特にジムに車で通っている人は、その通う時間を自宅でのトレーニングに充てる方が、より良い効果が得られます。
また、もしジムに通うとしても、片足スクワットや片手腕立て伏せなどが出来ないくらいの体力であれば、やはり自宅トレーニングで充分です。
私も以前から、自宅トレーニングだけで充分だ、とよく話しています。
↑2019年1月で、41歳の時の写真です。
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新庄剛志さんのような腹筋を手に入れる方法は?
フィットネス業界で、【腹筋は台所(キッチン)でつくられる】という言葉があります。
これは、割れたお腹【シックスパック】を作るには【運動よりも食事が重要】ということです。
そしてもう一つ大事なことは【シックスパックにするために腹筋運動をするは、効率が悪すぎる】ということです。
そもそも食事改善が最重要であり、また筋トレの中で見ても、
腹筋運動よりも【スクワットやバーピーのような全身運動】の方が体脂肪燃焼に効果的です。
理由は、基本的に「部分痩せ」が無いからです。
腹筋運動をすると腹筋は鍛えられますが、お腹回りの脂肪が「優先的に」燃えることはありません。
シックスパックが見えるために最重要なのは、体脂肪を減らすことです。
体脂肪を減らすには、スクワットのような大きな筋肉を使う種目の方が、効果が高いです。
新庄さんは、腹筋のトレーニングもしていますが、大きな筋肉を使うウエイトトレーニングや、ランニング、階段ダッシュなどもしていますね。↓
一般の人がシックスパックになるのが目的で、腹筋を鍛えるトレーニングを本格的にやるのは、
体脂肪率が15%以下くらいで、腹筋がうっすらと見え始めてきてからでも充分です。
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もちろん、お腹に巻いて電気を流すシックスパッドなどのEMS機器でも、シックスパックにはなりません。↓
まとめ
・なんのためにやるのか?
・食事改善が最重要
・運動は、まず日常生活の活動量を増やす
・自宅での自重トレーニングだけでも充分である
などが、この記事のまとめです。
2021年11月9日には『新庄監督 清宮に「デブじゃね?」ダイエット指令「モテるし、スタイルのいい方がいい」』というニュースが話題になっていました。
ボディメイクをした新庄監督なので説得力がありますよね。
なお「モテるし、スタイルのいい方がいい」の部分は、記事によると↓このような全文だそうです。
「今もそんなに打球飛んでないじゃん。昔の方がもっと飛んでた。昔の方がスリムじゃなかった?それはキレがあったから。今はキレがない気がする。痩せた方がモテるよ。カッコイイよ。スタイルのいい野球選手がベストでしょ?」
・・・なんのために?というのが、打球を飛ばすことと、モテるという2点を占めていますね。
また清宮選手について、「弁当をよく食べるんですよ。新幹線の移動中に7個食べるのを3個にしてほしい」と話していて、これは明らかに食べ過ぎですよね。
最後に、効率良く痩せてリバウンドしないために、どうすれば良いのかをお伝えします。
まず食事改善も運動も、【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。
一時的に体重が減っても、リバウンドして元に戻るだけです。
もし断食や炭水化物カットなど極端なダイエットをすると、【筋肉が減る】ので、リバウンドした時に同じ体重に戻ったとしても、以前より体脂肪が増えていることにもなります。
ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。
リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。
大事な要素はいくつもあるので、次々と登場する「〇〇だけ」ダイエットで痩せないのは当然のことです。
↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。
また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。
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費用は、大手パーソナルジムの1割~2割程度です。
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