セルフ認知行動療法とダイエット。やけ食いはストレス解消にならず太るだけ。

【元ライザップのトレーナーが解説】

ダイエットで大切な要素には食事、運動、睡眠だけでなく、ストレスのコントロールも含まれます。

日常生活でストレスが強い人や、ダイエット方法が不適切でダイエットをすること自体がストレスになっている人などは、痩せにくくなってしまいます。

この記事を読んで、仕組みやストレス解消法を学ぶと、ダイエットが成功しやすくなります。

↓私の経歴です。


↓2023年5月発売の私の著書『ダイエットは習慣が9割』です。

やけ食い・暴飲暴食はストレス解消にならない。米国心理学会。

ストレスを飲食によって発散している人は、痩せるのが難しいです。

アメリカ心理学会の研究によると、よくある間違った9つのストレス解消法は、やけ食い、酒、たばこ、ギャンブル、ショッピング、テレビゲーム、ネットサーフィン、テレビを見る、映画、とのことです。


そして効果があるストレス解消法として、次の8点などを挙げています。

・運動をする
・礼拝に出席する
・読書や音楽を楽しむ
・家族や友達と過ごす
・マッサージを受ける
・外に出て散歩をする
・瞑想やヨガを行なう
・クリエイティブな趣味の時間を過ごす

↓関連記事2つです。

ストレスは肥満の原因になる

ストレス過多だと、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールなどの影響で食欲増進に繋がります。


NHKの番組『きょうの健康』でも以前、セロトニンが減少する影響などで「ストレスは、肥満の原因になる」と紹介していました。↓


またストレスが自律神経、睡眠、腸内環境などにも悪影響を及ぼすことでも痩せにくくなります。

特に物事をネガティブにとらえる癖がある人は、痩せにくい傾向が強いようです。

例えばダイエットを始めて1ヵ月で1kg減ったとして、次のAさんとBさんのように全く別の解釈をします。

Aさん:「こんなに頑張ってるのに1kgしか減ってない!最悪!」
Bさん:「1ヵ月で1kg減で多くはないけど、1年続いたら12kg瘦せられるかも!?そして体調も良くなっている」

Aさんのようにネガティブに解釈するか、Bさんのようにポジティブに解釈するかで、この後のダイエットの成果が大きく違ってきます。


姿勢や体の使い方に癖があるように、思考にも癖があります。

この癖を修正することで、痩せやすくなります。

ただ、何が何でもポジティブ思考にすれば良い、というわけではありません。

セルフ認知行動療法

2022年1月放送のNHK Eテレ『きょうの健康』は、「セルフ認知行動療法・自分を見つめ直す」がテーマで、ダイエットにも役立つ内容でした。

セルフ認知行動療法とは、ストレスをためやすい考え方や行動の癖を知り修正するもので、ストレス対策に効果的とのことです。

考え方が変わり、これまで気づかなかった価値観や幸せに目が向くようになります。

すると行動にも変化が生じます。

7つのコラム法(思考記録法)

これはうつ病などの治療で、よく用いられているそうです。

↓この7つの項目をそれぞれ紙に書きます。

①嫌な気持になった出来事など。
②ネガティブな感情。その強さを0~100%。
③ネガティブな考え。ここまでの3つで、自分の気持ちを客観的にみる。
④考えの根拠。
⑤考えへの反証。
⑥別の考え・バランスのとれた見方。
⑦感情の変化。

番組で実際にやっていた方の例では、心配が80%から30%に減っていました。

何度か行い慣れると、違う考え方が出来るようになってきます。

違う考え方が出来るようになると、ストレスをとらえなおして心を軽くすることが期待できます。

スリーグッドシングス。3つの良いことで自己肯定感アップ

これは『きょうの健康』だけでなく、2021年12月12日放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』でも、「心のリセット法」として紹介していました。

どちらにも千葉大学大学院の清水教授が出演していました。

スリーグッドシングスは、アメリカのマーティン・セリグマン教授が考案したポジティブ心理学に、清水教授がアレンジしたもののようです。

今日あった小さな3つの良い出来事(できたこと、楽しかったこと、感謝すること)を紙に書き出します。

これによって、自分自身を客観的に見ることが出来て、楽しかったことや感謝することなど、ポジティブな出来事に気づきやすくなります。

そして更に、小さな3つの良い出来事に、ポジティブな感想を書き加えます。

これらを夜、寝る前に書くことで、幸福感が高まる、不眠が改善される、などの効果が期待できます。

これらはダイエットにも大切なことです。

番組では、心の体操だと思って1日5分お試しを、と伝えていました。

『今日の健康』テキスト2022年1月号に詳しく掲載しています。

まとめ

・ダイエットにはストレスのコントロールも大切
・やけ食いでストレスは解消されない
・思考にも癖がある
・ネガティブ思考の癖を修正することで、痩せやすくなる
・ストレスの緩和や、睡眠の質が向上することが期待できる
・睡眠もダイエットにおいて、大切な要素

などが、この記事のポイントです。

↓関連記事です。



最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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