考え方の癖やストレスを改善して痩せる。セルフ認知行動療法とダイエット。

【元ライザップのトレーナーが解説】

ダイエットで大切な要素には食事、運動、睡眠だけでなく、ストレスのコントロールもあります。

ストレス過多だと、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールなどの影響で食欲増進に繋がります。

NHKの番組『きょうの健康』でもセロトニンが減少する影響などで、「ストレスは、肥満の原因になる」と紹介していました。↓

また自律神経、睡眠、腸内環境などにも悪影響を及ぼすことでも痩せにくくなります。

特に物事をネガティブにとらえる癖がある人は、痩せにくい傾向が強いようです。

例えばダイエットを始めて1ヵ月で1kg減ったとして、次のAさんとBさんのように全く別の解釈をします。

Aさん:「こんなに頑張ってるのに1kgしか減ってない!最悪!」
Bさん:「1ヵ月で1kg減で多くはないけど、1年続いたら12kg瘦せられるかも!?そして体調も良くなっている」

Aさんのようにネガティブに解釈するか、Bさんのようにポジティブに解釈するかで、この後のダイエットの成果が大きく違ってきます。

姿勢や体の使い方に癖があるように、思考にも癖があります。

この癖を修正することで、痩せやすくなります。

ただ、何が何でもポジティブ思考にすれば良い、というわけではないですけどね。

↓私のプロフィールです。

セルフ認知行動療法

1月6日のNHK Eテレ『きょうの健康』は、「セルフ認知行動療法・自分を見つめ直す」がテーマで、ダイエットにも役立つ内容でした。

セルフ認知行動療法とは、ストレスをためやすい考え方や行動の癖を知り修正するもので、ストレス対策に効果的とのことです。

考え方が変わり、これまで気づかなかった価値観や幸せに目が向くようになります。

すると行動にも変化が生じます。

7つのコラム法(思考記録法)

これはうつ病などの治療で、よく用いられているそうです。

↓この7つの項目をそれぞれ紙に書きます。

①嫌な気持になった出来事など。
②ネガティブな感情。その強さを0~100%。
③ネガティブな考え。ここまでの3つで、自分の気持ちを客観的にみる。
④考えの根拠。
⑤考えへの反証。
⑥別の考え・バランスのとれた見方。
⑦感情の変化。

番組で実際にやっていた方の例では、心配が80%から30%に減っていました。

何度か行い慣れると、違う考え方が出来るようになってきます。

違う考え方が出来るようになると、ストレスをとらえなおして心を軽くすることが期待できます。

スリーグッドシングス。3つの良いことで自己肯定感アップ

これは『きょうの健康』だけでなく、2021年12月12日放送の『健康カプセル!ゲンキの時間』でも、「心のリセット法」として紹介していました。

どちらにも千葉大学大学院の清水教授が出演していました。

スリーグッドシングスは、アメリカのマーティン・セリグマン教授が考案したポジティブ心理学に、清水教授がアレンジしたもののようです。

今日あった小さな3つの良い出来事(できたこと、楽しかったこと、感謝すること)を紙に書き出します。

これによって、自分自身を客観的に見ることが出来て、楽しかったことや感謝することなど、ポジティブな出来事に気づきやすくなります。

そして更に、小さな3つの良い出来事に、ポジティブな感想を書き加えます。

これらを夜、寝る前に書くことで、幸福感が高まる、不眠が改善される、などの効果が期待できます。

これらはダイエットにも大切なことです。

番組では、心の体操だと思って1日5分お試しを、と伝えていました。

『今日の健康』テキスト1月号に詳しく掲載しています。

まとめ

・ダイエットにはストレスのコントロールも大切
・思考にも癖がある
・ネガティブ思考の癖を修正することで、痩せやすくなる
・ストレスの緩和や、睡眠の質が向上することが期待できる
・睡眠もダイエットにおいて、大切な要素

などが、この記事のポイントです。

↓関連記事です。

最後に、健康的に痩せてリバウンドしないために大事な【習慣化】についてお伝えします。

食事改善も運動も【一時的にだけ】やっても、その後にやめれば無意味です。

ダイエットは、習慣化されなければ意味がありません。

リバウンドしないためには、食事の内容、量、タイミング、運動、日常の活動、睡眠、ストレス管理など、様々なことで、良い習慣を身につける必要があります。

↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、痩せる習慣を身につけることが可能です。

また、もしライザップやパーソナルジムなどを検討している場合は、オンラインダイエットがお勧めです。

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