※『ダイエットは習慣が9割』の著者:ダイエットポリスが解説!
2020年7月30日にNHKのBSプレミアムで放送された『美と若さの新常識』のテーマは、「新たなダイエットの王道! 胆汁パワー」というものでした。
紀元前5世紀に、医学の祖ヒポクラテスが「胆汁が濃い人は痩せていて活動的だ」と言っていたそうです。
そして今回の番組は、「世界最先端の研究の話を日常生活に落とし込んだ内容」とのことでした。
また2023年2月26日に放送された『健康カプセル!ゲンキの時間』で、「食事を抜くようなダイエットを行うと胆汁を送り出す機会が少なくなり、胆石症をおこしやすい」などと紹介していました。
あとから紹介しますが、16時間断食ダイエット(オートファジーダイエット)は胆石症など様々な病気のリスクが増えるし、痩せるどころか「太りやすい体」になるので、やってはいけません。
私はライザップ(シンガポール店や六本木店など)で約3年間トレーナーとして勤務し、現在は「糖質制限や断食をせず、健康的に痩せてリバウンドしないダイエット法」の発信をしています。
↓こちらは私の著書『ダイエットは習慣が9割』で、2023年5月に発売されました。
↓私の経歴は、こちらをどうぞ。
胆汁ダイエットは、加齢による代謝低下を防ぐ救世主!?
年をとると、代謝が落ちて中年太りになりやすいのですが、その原因の一つが「胆汁の働きの機能低下によるもの」とのことです↓
胆汁の主な働きは、↓この2つです。
・脂肪の消化と吸収
・代謝を上げる
胆汁ダイエット生活の実験
番組では、「胆汁ダイエット生活」という実験をしていました。
ルールは、↓この3つです。
・胆汁酸の質を良くする食材を毎日の食事にと入れること
・食事制限なし
・運動も普段どおり
↑体重やウエスト減少だけでなく、内臓脂肪と総コレステロール値でも、素晴らしい成果が出ていたようです。
胆汁酸の質を良くする3つの食材
それは、↓この3つです。
・もち麦
・杜仲茶(とちゅうちゃ)
・海苔
もち麦
もち麦に含まれる、βグルカンという水溶性食物繊維がとても良い成分で、便秘解消にも良いそうです。
なお便秘の人は、古い胆汁酸が腸内にたまることで、エネルギー代謝が阻害され、
ダイエットが上手くいかない原因や、大腸がんや肝臓がんの危険因子にもなる、とのことです。
↓以前、私が書いた便秘に関する記事です。
もち麦の効力を高める食べ合わせで、不溶性食物繊維やレジスタントスターチを含む食材を挙げていました。
レジスタントスターチに関しては、丁度、この放送の前日、2020年7月29日放送のNHK『あさイチ』で、【第3の食物繊維】として紹介していました。↓
また、もち麦の食べ方として、白米に混ぜるだけでなく、カレー、チャーハン、中華丼、リゾットなどの時に活用するのを提案していました。
継続するためには、味の面も重要なことですからね。
更に2024年6月11日放送の『カズレーザーと学ぶ』は「キレイにやせる最強食材▽”新”やせ菌の増やし方」というテーマでした。
ここの番組でブラウティアという「やせ菌」を紹介し、ブラウティアを増やす最強食材として大麦(もち麦)を紹介していました。
杜仲茶
杜仲茶は、フレッシュな胆汁の分泌を促し、体脂肪を燃やす役割がある褐色脂肪細胞が活性化されます。
全身の脂肪燃焼にも、内臓脂肪の減少にも良いそうです。↓
おすすめの摂取量は、1日あたり500ml以上とのことです。
杜仲茶に関して調べてみたら、2013年5月18日に放送された日本テレビ『世界一受けたい授業』の【胆汁酸ダイエット】でも取り上げていました。↓
ちなみにこの時に、杜仲茶の他に紹介していた食材は、大麦、舞茸などです。
興味がある方は、↓公式サイトをご覧ください。
https://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/130518/01.html
杜仲茶のことは、私もあまり知らなかったので、早速Amazonで注文してみました。
↓この3点が良いなと思い、選んでみました。
・国産の茶葉
・水出しも出来る
・「ハーブティー」のカテゴリーでベストセラー
↓実際に届いて、煮だしてみたものです。
クセが強いなどは特に無く、飲みやすかったです。
海苔
海苔に含まれるポルフィランという水溶性食物繊維は、
胆汁酸の敵であるクロストリジウム菌という腸内細菌の一種をやっつけてくれる、とのことです。↓
味付け海苔ではなく、普通の焼き海苔の方が良いですね。
これを1日に2枚食べると充分な量だそうです。
大きな海苔を2枚だと、結構多いように感じますが、
これまで海苔を積極的に食べていなかった人は、とりあえず1枚か半分くらいから始めてみるのでも良いと思います。
朝食抜き、断食、極端な糖質制限などは胆汁症になりやすい!
日本消化器病学会ガイドラインの「胆石症ガイドQ&A」に、「胆汁が流れる道を胆道と呼びますが、胆道に石(結石)ができる病態を総称して胆石症と呼びます。」と書かれています。
番組では触れていなかったことですが、日本消化器病学会では、
朝食抜きや、欠食、断食、過度な低糖質などをすると、胆石症の誘因になると警鐘しています。↓
今回の胆汁ダイエットと関係することですね。
↓情報元です。
【日本消化器病学会ガイドライン】
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/tansekisyou_2.html
朝食抜きや、欠食、断食、過度な低糖質などは、一時的には体重が減っても、
筋肉や代謝も減り、結局はリバウンドして以前より体脂肪が増え、痩せにくい身体になるだけです。
以前NHKの『ガッテン!』でも、「食事を抜くこと」は胆石になりやすい、と紹介していました。
「定期的に食事をしていないことで胆汁が濃縮されることが原因です。胆汁が濃縮されると水分が減り、そのことにより胆汁内のコレステロールが結晶化しやすくなります。3度3度の食事をとることも大切な予防法なのです。」・・・とのことです。
↓16時間断食もNGですね。
まとめ、結局は栄養バランスと習慣化が重要!
・胆汁の働きの機能低下で代謝低下
・胆汁酸の質を良くするのは、水溶性食物繊維など
・古い胆汁酸が腸内にたまることで便秘とも関連する
・朝食抜きや欠食、断食なども胆石症の誘因になる
などがポイントです。
今回の番組での実験は、これまで通りの食事と運動に、もち麦、杜仲茶、海苔の3つを付け加えるというものでした。
しかし今回の3つの食材を意識しても、普段の食事や生活習慣がおろそかになっていては元も子もありません。
ダイエットでよくある間違いが、単なる食事制限や、単品しか食べないことなので、今回のような【付け加える】という方法は良いですね。
ダイエットでは、「~だけ」で上手くいくということは、ほとんどありません。
飲むだけダイエット、単品ダイエット、巻くだけダイエット、など様々な「〇〇だけダイエット」がありますが、
一時的に体重が減ることはあっても、結局はリバウンドするものばかりです。
今回の番組で紹介していた3つの食材だけでなく、結局は栄養バランスが大事になります。
また欠食せず3食をとることや、「食べる時間」や、「食べ方」、「睡眠」などの習慣も重要ですね。
↓この記事をじっくり読んで実践するだけで、きくつなく痩せる習慣を身につけることが可能です。
また、もしライザップやフィットネスジムに通うことを検討している場合は、オンラインダイエットお勧めです。
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