本日5月29日は「エベレスト登頂記念日」とのことで、今回の世界3周で最も印象に残っていることの一つ、エベレストトレッキングの記事をリニューアルして載せておく。
ちなみに今日が「エベレスト登頂記念日」な理由は、世界で初めてエベレスト登頂に成功した(とされている)人達が登頂した日が、5月29日だからだそうだ。
エベレストトレッキングのポイント
・世界最高峰のエベレストの高さは8848mで、登頂するには数100万円の費用や相当な体力などが必要。
・しかし一般の人でも、エベレストの近くにある5500m級の山や5300mのベースキャンプまでは、トレッキングで数万円の費用のみで行くことが可能。
・自分はこれまで73ヶ国、約100ヶ所の世界遺産に行ったことがあるが、エベレストトレッキングではその中でもトップ3に入る絶景で、最高の達成感を得ることも出来て、超お勧めの場所。
・山頂やベースキャンプだけでなく、途中の道・エベレスト街道も飽きることなく景色を楽しむことが出来る。
目的地は?
・エベレストトレッキングのメインとなる目的地は、下記の2箇所。
1 5550mのカラパタール山 & 5300mエベレストベースキャンプ
2 5360mのゴーキョピーク山
・自分は今回、1と2の両方を周るルートで行った。(↓画像参照)
・どちらか片方だけなら、速い人なら10日間くらいで往復が可能。
・ルクラからカラパタールまでの道のりは、水平距離で約60㎞とのこと。
標高差は3000mくらいで、アップダウンが激しい。
・せっかくなら、1と2の両方とも行くのがオススメ。
・特にこの2箇所を結ぶ道は、超絶景の連続だった。
今回、自分は、ルクラからカラパタールとエベレストのベースキャンプ、そして少し戻ってから、半時計周りでゴーキョピーク方面へ行くルートで行った。
滞在期間
・今回ネパールには2016年11/14〜11/29まで16日間の滞在。
・トレッキングの発着となる街ルクラへは、カトマンズから小型機で30分強で着く。
・トレッキングそのものは、ルクラを11/16に出発して11/27に戻ってきたので、12日間かかった。(一般的な体力の人はもう1〜3日間くらいかかる。)
・また年配の方や体力に自信が無い人、メインではない山にも行く人、少し変わった道を楽しみたい人などだと、20日以上かける人もいた。
こんな人にオススメ
・世界最高峰の山々の絶景を実際に自分の目で見てみたい人
・あまり人がやらない事にチャレンジしてみたい人
・標高5500mの世界を体験してみたい人
・超非日常を味わってみたい人
・氷河を見て触れたい人、氷河を歩いて渡りたい人
・リアルドラクエを体験してみたい人
・自分を試してみたい人
・日常生活で何か物足りなさを感じている人
・達成後に、人生で最も美味しい?お酒を味わいたい人
・普通の生活では味わえない、達成感を味わいたい人
などなど。
エベレストトレッキングの特徴
・スタート地点の街ルクラの標高は2840mで、最高地点は標高5550mのカラパタールまで行った。
・実際に歩く時間は日によって異なるが、1日に4時間〜8時間ほど。
・行きは1日に400m〜600mくらいずつ標高が高くなるように、少しずつ進む。 これは高山病を防ぐためで、時には高度順応のために同じ場所で2泊したこともあった。
・でも帰りは1日で一気に1000mくらい下ってきたこともある。(行きも帰りもアップダウンがある)
・朝は7:30〜9時くらいには出発し、夜は20時〜21時くらいには寝るという超健康的な日々になる。
・トレッキング中の宿でもWifiやホットシャワーは、有料だが可能である。(それぞれ300円~500円ほど)
費用や行き方
・毎日の出費は、宿代、食事代、水代がメイン。
・そして人によっては、WiFi代、シャワー代がかかる。
・自分の場合は携行食を大量に持っていき昼食や間食にするなど節約して、1日に2000円〜2500円くらいで済んだ。
・カトマンズからルクラへの飛行機代は、往復で3万円程。
・日本からカトマンズへの飛行機代は、往復で4万円〜5万円くらいかな?(時期による)
・トレッキングのベストシーズンは、10月~12月半ばと、3月~5月半ば。
・入山許可証とかが数千円。
つまり日本からだと合計は15万円くらいと、あとは装備品がプラスαくらいかな。
※ガイドについては後述します。
装備品やレンタルについて
・自分はルクラを出発した日に着いたナムチェという大きな街で、マイナス20度まで耐えられるという暖かいジャンパーをレンタルした。
・費用は、1日辺り150ルピー(165円くらい)。
・支払いの方法は、まず借りる時に50ドルをデポジットで支払う。
そしてトレッキングを終えて再びナムチェに戻ってきた時に、日数分の費用を差し引いてお釣りを受け取る、という方式。
・この店でレンタルしているのは、暖かいジャンパーと寝袋のみだった。(この店しか見ていないので、他の店で出来たかは不明。)
・スキーウエアのような暖かいパンツやストックは、レンタルしていないとのことで購入した。
・ストックは1日目は必要無いと思って使わなかったが、2日目から使ってみたら、確実にある方が楽だった。
ガイドについて
・エベレストトレッキングでは、通常はガイドやポーターを雇うが、自分のように自力で行く人が1割〜2割くらい?いたと思う。
・そして自分もそうだったが、自力で行く人達同士でグループを組み、一緒に行動するという人達も度々見かけた。
↓途中からは、この二人と一緒に行動して、心強かったし、楽しさも増したし、英会話力もアップした。(韓国系アメリカ人とマレーシア人)
・ガイド無しだと道に迷う恐れが多少あるが、スマホの地図アプリや、紙の地図、人の情報を上手く活用すれば、くわずに済む。
・ガイドを頼む場合は、日本で旅行会社に申し込むとかなり高い費用になるが、ネパールに来てから手配をすると安上がりになる。
・ガイドやポーターの費用は、1日に1500円〜3000円くらいのようだ。
※2017年12月追記
↓この時に一緒に行動したうちの一人が、後日、自分が彼を撮った写真が旅行雑誌に掲載された↓とFacebookで書いていて、自分も嬉しかった。
大変さ
・確かに楽ではないが、富士山へ登山できる体力があれば、エベレストトレッキングも可能だと思う。
・自分の登山歴は、富士山に一度登ったのみ。
・なんとなくだが、3割くらいの人は自分のように山の素人だと思った。
・自分のルートだと、1日目と9日目が結構きつくて、他の日はまったくきつくなかった。
・1日目は、普通の人が2日かけて行く工程を1日で行ったので、そりゃきついでしょ(^^;)
9日目のところも元々2日間にわけて行っても良いくらいの工程だったのと、道を間違えて1時間以上ロスしたのが原因。
・それなので時間を余分にかけさえすれば、上記の通りで富士山に登れる体力があればエベレストトレッキングも可能だと思う。
・エベレストトレッキングを終えた後には、「もう二度と来ることは無いかな」と思っていたが、
記事を書いたり、人に話をしていると「また行っても良いかな」とか「もう一度行きたいな」と思うようになってきた。
どんな人がトレッキングをしていたか?
・老若男女、年齢、性別を問わず様々な人がいた。
・欧米人が7割くらいだが、世界各地の人が来ていた。
・個人の人もグループの人もいる。
・日本人女性で78歳という方もいて驚いた。
・両親が50歳手前で、子供達が11歳〜18歳というアメリカから来た家族連れなんかもいた。
その他の情報
・ちなみに3泊4日くらいの日程でも行けるナムチェの街からでも、遠くに直接エベレストを見ることが出来る。
・またカトマンズから200USドルくらいで乗れる小型機でのフライトでも、直接エベレストを見ることも可能。
・だが自分の脚で歩いてきて見る方が、より感動が大きいと思う。
・体力や日数などの面で実際に行くには大変な部分はあるし、総合的に見て自分がこれまでの人生で訪れた場所で、最も行きにくい場所ではある。
・しかし個人的には、マチュピチュ、イースター島、ウユニ塩湖、エジプトのピラミッドなどと並んで、人生で一度は訪れるべき場所の最高ランクに値すると思う。
・一人のトレッカー同士がエベレストトレッキング仲間を募る海外のサイトがあるそうだ。(自分が後にアメリカ横断した時にグループを見つけた「地球の歩き方の掲示板」などでも、募れば仲間は集まるかも?)
・最新の情報を得るためには、カトマンズの日本人宿「Hotel Travelers Home」に泊まると良いと思う。
自分もネパールに着いてまずここに行ったら、エベレストトレッキングを終えたばかりの日本人が2人いたし、これから行くという人も何人かいた。
トレッキング後に得られるもの・こと
・酸素、水、電気、ネット、人のありがたみ、などがわかる。
・特にスタートの街に戻った時の久しぶりのシャワーや、ビールや食べ物は最高である。
・イモトや、なすびなど、タレントで山登りをする人の凄さもわかるし、リアル登山家達の凄さも少しは理解出来るようになる。
・リアルドラクエを体験出来る。 街で情報を集めて、装備を揃えて、仲間との出会いと別れを繰り返しながら先へ進み、少しずつレベルアップしていく、そんな感じ。
・お金に余裕があれば良い装備を揃えられるし、仲間(ガイドやポーター)を雇うことも出来るのもドラクエと同じ。
・目的を達してスタートの街に戻って来た時には心肺機能が強化されていて、多少のアップダウンは楽勝になり、レベル40でスライムと戦っているような感覚もあった。
旅程と、毎日の簡単な行動メモ
11/14(月) インドのデリーから空路でネパールの首都カトマンズ到着。
11/15(火) トレッキングのための準備で入山許可証や、装備品、食料品などを揃える。
11/16(水) トレッキング1日目。朝のフライトで、カトマンズから標高2840mのルクラという街へ。 そして標高3440mのナムチェという街へ。 ほとんどの人が2日間かける行程を1日で着いたので、なかなか大変だった。
11/17(木) ナムチェで情報収集をし、更なる装備品を揃える。 約5時間かけて、タンボチェ村(標高3867m)へ。
村から見た、夕陽で赤く染まるエベレストとローツェの山々が素晴らしかった!
11/18(金) タンボチェからディンボチェ(4350m)へ。 段々とエベレストが近づいているのがわかるし、少しずつ変わる景色を見るのが楽しい。
途中で出会ったアメリカ人とマレーシア人が自分と同じルートを行く予定で、ガイド無しなのも同じだったので、パーティーを組んで一緒に行動することにした。
11/19(土) 6:20頃から朝日が高い山を照らし始める。周囲360度全てが山に囲まれている景色も素晴らしい。
高度順応のため今日はディンボチェにもう1泊するので、近くの山へ軽くハイキングに行ったのみ。
11/20(日) ディンボチェから標高4930mのロブチェへ。一昨日出会った仲間と一緒に歩く。
水分補給をする時に毎回リュックを降ろさずに済んだり、宿でドリンクをシェアで注文できたりなど、仲間のありがたさを実感する。
11/21(月) ロブチェから標高5150mのゴラクシェプという街へ。 ランチ後の13時過ぎから標高5550mのカラパタール山へ。
エベレストを含む、6000m級以上のヒマラヤの山々に囲まれた大パノラマが素晴らしい。
11/22(火) エベレストのベースキャンプ(EBC)へ。
人が音を出さないと完全な静寂で、今までに行った場所だとイースター島や喜望峰と似たような素晴らしい雰囲気だった。
2日前に泊まったロブチェ(4930m)へ戻る。
11/23(水) ロブチェからゾンラ(4843m)までの移動のみで11:30頃に到着。
途中の湖と山の景色が素晴らしかった。
11/24(土) 今回のトレッキングで最難関だと思われるチョラパスを超えた。
他にガイド無しの人が何人もいたので問題なかった。
急なガケを登っての5420mチョラパスからの眺めは、両側とも絶景だった。
また別の氷河を渡るのに道がわかりにくくて1時間くらい時間をロスしたが、17:15に4790mのゴーキョの街に到着。
11/25(金) トレッキング10日目。ゴーキョピークという5360mの山の頂上へ。
エベレストを始めとするヒマラヤ山脈の山々が評判通りの絶景。
いよいよ帰り道で、山を下り標高4200mのドーレの街へ。
11/26(土) 基本的には下りのルートだが、結構な登りの箇所も何度かあった。
10日前にも来ているナムチェ(標高3440m)に到着。無料WiFiがあって8日振りにネットを繋いだ。
11/27(日) トレッキングのラストの日。13:50にスタート&ゴールの街であるルクラに着いた。
数日ぶりに浴びたシャワーが最高に気持ち良かった。
また夕食で飲んだビールは、エベレストトレッキングをやり終えた達成感からか、人生で一番美味いビールだったかも!?
11/28(月) 朝のフライトの予定が霧でしばらく待たされた。しかし午後のフライトで首都カトマンズに戻った。
11/29(火) 空港でプライオリティパスで入れるラウンジがあり、ネパール料理もスイーツやワインも美味くて至福の時。
16時頃にカトマンズ空港を離陸し、今回の世界3周目での3ヵ国目ドバイへ向かう。
毎日の簡単な日記。写真付き。
時間があれば読んでみてください。
11/14(月)
・インドのデリーから空路でネパールの首都カトマンズへ。
・日本人宿で情報収集した結果、ガイド無しでエベレストトレッキングに行くことに決めた。
11/15(火)
・トレッキングのための準備で入山許可証や、装備品、食料品などを揃える。
・余った時間で、首都カトマンズを軽く観光し、世界遺産のダルバール広場などへ。でも去年4月の地震の影響で修復中の建物が多い。
↓1日目と2日目の詳しい日記を書いた記事
【世界3周目の2ヶ国目ネパールのカトマンズとデリーのプライオリティパスで入れるラウンジ。】
11/16(水) トレッキング1日目
・朝のフライトで、カトマンズから標高2840mのルクラという街へ。ルクラの空港は世界一危険な空港とも呼ばれているとか!?(^^;) トレッキングがスタートする街であり、ゴールの街でもある。
・いよいよ1日目がスタートし、標高3440mのナムチェという街へ。普通は2日間かけてここに着くので、さすがに結構疲れた。
・しかし途中の景色が素晴らしいし、途中で一人でトレッキングをしている78歳の日本人女性の話を聞いたり、牛や馬も沢山いて階段や橋を起用に歩いているのを見たりと、興味深い出来事も色々あった。
・ナムチェの街のベーカリーで会った日本人の山ガール二人組が、今回自分が考えているコースを通り下山してきたばかりで、有益な情報を聞けた。
↓トレッキング初日の詳しい日記を書いた記事
【エベレスト トレッキング1日目【78歳のトレッカーと小学校の通学路】 11/16】
11/17(木) トレッキング2日目
・ナムチェで情報収集をし、更なる装備品を揃える。 新しい街に着いたら宿を探して、街で情報を集め、装備を整える・・・まさしくリアルドラクエ!
・ナムチェ(標高3440m)から約5時間かけて、タンボチェ村(標高3867m)へ。2日目にして既に3776メートルの富士山より高い。
・宿のWiFiは200メガバイトで500ルピー(約510円)、バッテリーチャージは1時間200ルピー、シャワーは400ルピーかかる。
・昨日話を聞いた日本人女性2人組もトレッキング中の数日間はシャワーを浴びなかったと言ってたし、空気は乾燥していて昨日よりも汗をかかなかったから、そろそろシャワー無しの生活にするかな?
・村から見た、夕陽で赤く染まるエベレストとローツェの山々が素晴らしかった! 夕食はシェルパシチュー。夜は特にやる事が無いので20時前に寝た。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
●エベレストトレッキング2日目【リアルドラクエと富士山越え】 11/17
11/18(金) トレッキング3日目
・なんとなくだが朝に頭痛のような感覚があったので、念のために用意していた高山病の薬を半錠だけ飲んでおいた。
・タンボチェからディンボチェ(4350m)へ。 休憩を含めて5時間弱で着いた。
・アップダウンが結構あり、この標高だと楽ではない。 でも1日目の方がきつかった。
・段々とエベレストが近づいているのがわかるし、少しずつ変わる景色を見るのが楽しい。
・途中で出会ったアメリカ人とマレーシア人が自分と同じルートを行く予定で、ガイド無しなのも同じだったので、パーティーを組んで一緒に行動することにした。
・これまたリアルドラクエ。 頭の中で、ドラクエで仲間が増えた時の音楽が流れる。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
●エベレストトレッキング3日目【エベレストに住む子供たち】11/18
11/19(土) トレッキング4日目
・6:20頃から朝日が高い山を照らし始める。周囲360度全てが山に囲まれている景色も素晴らしい。
・ヘリコプターが来て、おそらく高山病の急病人?を運んでいった。
・高度順応のため今日はディンボチェにもう1泊するので、近くの山へ軽くハイキングに行ったのみ。
・軽く、と言っても4500m以上の山だが。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング4日目【高度順応で休息日】 11/19
11/20(日) トレッキング5日目
・ディンボチェ(4350m)から標高4930mのロブチェへ。
・さすが約5000mで、ソイジョイの袋がパンパンに膨らんでた。
・そして段々と木が少なくなってきて、凍っている川が増えてきた。
・一昨日出会った仲間と一緒に歩くが、ずっと同じペースではなくそれぞれのペースで歩いて良い距離感だと思う。
・水分補給をする時に、背負ってるリュックをいちいち降ろさずに、お互いのリュックのポケットから水を取り出し合うことが出来るのは、仲間ならではのことで良いと思った。
・宿で暖かいミルクティーなどをグラスではなく、ポットで注文してシェアするのも1人では出来ないことで、仲間のありがたさがわかる。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング5日目【仲間がいることのありがたみ】 11/20
11/21(月) トレッキング6日目
・朝7:50に出発し、途中で5000mを越えて、11:15にゴラクシェプという標高5150mの街へ到着。
・ここは今回寝泊まりする場所で、最も標高が高い街。
・ランチ後の13時過ぎから標高5550mのカラパタール山へアタックし、2時間弱で山頂へ着いた。
・エベレストを含む、6000m級以上のヒマラヤの山々に囲まれた大パノラマが素晴らしい。
・しかし頂上は風が強過ぎて、サンセットまで待つことはとても出来なかった。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング6日目【5550mのカラパタール登頂!】11/21
11/22(火) トレッキング7日目
・8:30頃エベレストのベースキャンプ(EBC)へ出発。
・実はEBCからはエベレストは見えないが、雰囲気が素晴らしい。
・人が音を出さないと完全な静寂で、今までに行った場所だとイースター島や喜望峰と似たような雰囲気だと思った。
・一旦、宿へ戻るとシンガポーリアンのグループがいて、クライメタライズ(高度順応)のためだと言ってウィスキーをふるまっていた。 アホだが面白くて良い。
・次の目的地は最難関のチョラパスという氷河などを超えていくゴーキョピークという山。
・13時にゴラクシェプを出発し、二日前に泊まったロブチェ(4930m)へ戻る。 今日のうちにその先のゾンラまで行く案もあったが無理をしなかった。
・一緒に行動していた仲間の一人が、高山病の症状が出たために、大事を取って下山した。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング7日目【エベレストベースキャンプ】11/22
11/23(水)トレッキング8日目
・朝8:50に出発。今日はゴーキョへの途中のゾンラ(4843m)までのみで11:30頃に到着。
・途中の湖と山の景色が素晴らしかった。 しかし山の尾根の道が狭くて道がわかりにくかったし歩きにくかった。
・ゾンラで、カトマンズからの飛行機で一緒だったドイツ人のデュークと再会。 彼は去年チョラパスを越えているのでかなり心強い。ドラクエで強力な仲間を得た感じ。
・フィリピン、ロシア、オーストラリアなどから来ている人達も、明日のチョラパス超えをガイド無しでするようで更に安心。
・今回のトレッキングで最難関のチョラパスの区間だけ、ガイドを雇うというプランもあったが、その必要は無くなった。
・色々な国の人がいて多様性に富んだ空間。 フィリピン人やオーストラリア人がよく喋っていて、ロシア人やドイツ人は大人しくてステレオタイプ通り。
・今いるゾンラでの1リットルの水の料金は、エベレストトレッキングで最高値の350ルピー(約360円)。 カトマンズでは30ルピーだったから、富士山以上の値上がり率か。
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エベレストトレッキング8日目【半日休息とルイーダの酒場】11/23
11/24(土)トレッキング9日目
・朝7:30に出発。 今回のトレッキングで最難関だと思われるチョラパスを超える日。
・だが心配していたチョラパスの氷河は、カトマンズのゲストハウスでもらった靴に装着する簡易の滑り止めが役に立ったし、他に何人もガイド無しの人がいたので問題なかった。
・急なガケを登っての5420mチョラパスからの眺めは、両側とも絶景だった。
・13時に途中の街4700mのDragnagに着いてランチと休憩。
・14:30に出発。しかしここからが本当の試練。 また別の氷河を渡るのに、ガケの下に降りるポイントがわかりにく過ぎて見逃してしまい、1時間くらいは間違った道を歩いて時間をロスした。
・でも17:15に4790mのGokyoの街に到着。 日が沈んで辺りが暗くなる前に着けて良かった。
・初日ぶりに、なかなかきつい1日だった。
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エベレストトレッキング9日目 【最難関のチョラパス越え】11/24
11/25(金) トレッキング10日目
・朝8:30に出発し、まずゴーキョピークという5360mの山の頂上へ。10:10に到着。 エベレストを始めとするヒマラヤ山脈の山々が評判通りの絶景。
・ランチをとって12:50に出発し、いよいよ帰り道で山を降っていく。
・標高4200mのドーレの街に16:45着。
・ゴーキョピークから見れば一日で1160mも下がったということになる。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング10日目【ゴーキョピーク制覇!】11/25
11/26(土) トレッキング11日目
・朝8:20に出発。 基本的には下りのルートだが、結構な登りの箇所もあり暑くなって久しぶりに汗を結構かいた。
・10:45に3937mのmongという街でティータイム。
・樹木が増えてきたし、来る時に通った道で見覚えがある所が増えてきた。
・13:25頃にナムチェ(標高3440m)に到着。 10日前には小さな町に見えたナムチェは、今回はかなり大きな街に見える。
・登りの時にも来ているナムチェベーカリーで無料WiFiが使えるので、8日振りにネットを繋いだ。
・今の文明社会でこんなに長期間ネットを繋がなかったことは初めか。
3.11に仙台にいた時も停電は5日間あったが、携帯電話は使えたし。
・10日前にここで会った日本人2人組と同じく、楽しみにしていたヤクチーズケーキを食べる。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング11日目【ナムチェで文明社会に復帰】11/26
11/27(日)トレッキング12日目。最終日。
・宿で軽く朝食をとってから、ナムチェベーカリーで食べたヤクのチーズピザが美味い。
・朝8:50に出発し、いよいよエベレストトレッキングのラストの日。
・出発から、丁度5時間後の13:50にスタート&ゴールの街であるルクラに着いた。
・基本的に下りのコースだがアップダウンも結構あり、登りの時に息切れをしない実感がある。 高地トレーニングの成果だろう。
・ちなみにナムチェが3440mで、最も低い場所で2490mまで下がって、ゴールのルクラは2840m。
・前半はやっと終わる嬉しさが7割で寂しさが3割だったが、後半は寂しさが増えていった。
・数日ぶりに浴びたシャワーが最高に気持ち良かった。
・15:30頃にエベレストバーガーを食べて、(偽物の?)スタバのWiFiでネットをする。
・宿での夕食は、ヤクステーキ、スニッカーロール、エベレストビールなど。
・エベレストトレッキングをやり終えた達成感からか、ビールはある意味では人生で一番美味いビールかも!?
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストトレッキング12日目。【最終日。出発の街ルクラに戻ってきた。】11/27
11/28(月) 首都カトマンズへ戻る
・朝5時過ぎに震度3?くらいの地震あって、ボロボロのロッジだし、少しだけ停電にもなって焦った。
・6時前に空港へ。 霧で飛行機がなかなか飛ばず。たまたま会った日本人達と話をする。
・やっと14:30頃の飛行機に乗れて、15:10頃に首都カトマンズに戻った。
・地球の歩き方に載ってるギリンチェというチベット料理店へ。
水牛の焼きモモ、トゥクパという麺料理、チョコレートモモなどを食べた。
↓この日の詳しい日記を書いた記事
エベレストの最後の洗礼
11/29(火) ネパールからドバイへ
・2週間前にインドからカトマンズに来た時には寒く感じたが、今回エベレストから来たら暖かく感じる。
・空港で、プライオリティパスで入れるラウンジがあり、ネパール料理もスイーツやワインも美味くて至福の時。
・16時頃にカトマンズ空港を離陸し、今回の世界3周目での3ヵ国目ドバイへ向かう。
・ネットで見た通り、飛行機の右側の席の方がヒマラヤビューのようだった。
・機内でエベレストトレッキングのまとめの記事を書く。
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