【元ライザップのトレーナーが解説】
2020年5月に『新型コロナ関連倒産 プライベートジム「XSLiM(エクスリム)」運営会社が破産』というニュースがありました。
↓記事から、一部抜粋します。
当社は、2014年(平成26年)12月に設立。プライベートジム「XSLiM(エクスリム)」を運営していた。2015年1月に新宿本店をオープンして以来、都内で積極的に店舗展開を進め、総店舗数は7店舗に達していた。主力顧客層は20~30代の女性で、約400名(うちレギュラー会員約150名)の会員が在籍、2018年3月期には年収入高約2億6700万円を計上していた。
その後も関西、東海エリアへの出店エリア拡大を進め、2019年3月期には年収入高約2億5000万円を計上していたが、新型コロナウイルスの感染拡大、緊急事態宣言による休業要請を受けて店舗を臨時休業。再開の見通しが立たず、今回の措置となった。
私は2013年~2016年までライザップでトレーナーをしていて、その後はオンラインダイエット指導をしていますが、
ライザップ勤務時代の同僚も続々と独立や移籍をしていたので、パーソナルトレーニングジム業界の動向にはずっと注視していました。
↓私の経歴です。
パーソナルトレーニングジム業界の発展と価格競争
新型コロナウイルスが拡大する前の2018年~2019年頃から、パーソナルジム業界では価格競争が激化していました。
そしてコロナ拡大の前でも既に、閉店するジムはかなり増えていたように思います。
それなので、今回のエクスリムの閉店は、残念ながら時代の流れとも言えます。
どの業界でも同じですが、コロナの影響で、時代の流れが一気に進みましたね。
ライザップの誕生前からパーソナルジムはありましたが、一気に有名になったのはライザップの影響によるものですね。
2015年1月に元ボクサーである赤井英和さんがCMに登場した頃から、一気に知名度が上がりました。
その後、24/7ワークアウトや、今回破産したエクスリムなど、「ライザップ類似ジム」とも呼ばれるようなパーソナルジムが乱立し始めました。
またライザップをやめて独立するトレーナーは、私が入社した2013年でも既に出始めていて、その後は年々、増えていきました。
24/7ワークアウトなど、ライザップ以外のジムから独立するトレーナーも多いようですね。
また別の業界からパーソナルジムに参入する企業も増えてきました。
ライザップと似たサービスで、より安価なジムを探すために、Googleなどで
「ライザップ 類似ジム」や「元ライザップトレーナー 地域名」などと検索する人も増えてきました。
そして価格競争が激化してジムの閉店も増えていった、ということがコロナ前で既に始まっていました。
オンライン指導の台頭
またコロナ前から、私のようにオンラインでのダイエット指導をする企業も増えてきていました。
実際のところ、ダイエットのためにはオンライン指導だけでも、ジムに通うのとあまり変わらない結果が出ます。
気付くのが早かったダイエット希望者は、オンラインダイエットに流れてきていました。
それが今回のコロナ禍で、一気に加速しましたね。
特に、私のように食事指導がメインではなく、オンラインで運動指導をする人の方が急増しましたね。
少し前から既にYouTubeで、運動系のユーチューバーも増えていますが、
今回のコロナで、大手フィットネス企業も個人のトレーナーも続々と参入し、運動系の動画配信の競争がかなり激化してきました。
今後のパーソナルジム業界の行方は?
Twitterを見ると、今回破産したエクスリムにまだ通っていた最中で今後を心配している方が何人かいました。
エクスリムの公式サイトには、↓このように表記されています。
> 利用者の皆さまへ
ご心配・ご不安をおかけしますが、初動段階は会社の財務状況を把握する等に時間を割かれており、個別の対応をいたしかねます。
なお、利用者の皆さまには、近日中に、破産手続開始決定等を別途郵便にてお送りする予定です。
また、今後、典型的な質問を想定したQ&Aも作成の上、当ウェブサイト上にUPする予定です。
エクスリムの破産を知った、他のパーソナルジムに通っている人で、今後、同じように破産して、既に支払った費用の損失を避けるために、
早い段階で、退会&返金を求める人も増えてくるかもしれないですね。
スーパーからトイレットペーパーが消えた時の群衆心理のようなものですね。
そしてコロナ禍は、おそらくあと1年以上は、第2波、第3波への対策も継続しなければならず、
元々の価格競争の激化やオンライン指導の台頭もあり、新たな入会者はあまり増えず閉店するパーソナルジムが増えると思われます。
しかしこれはコロナ禍が起きなくても、遅かれ早かれ起きていたことだと思います。
※特にこの項目は、あくまで個人的な見解なので、皆さん各自でよく考えて行動をするようお願いします。
高額パーソナルジムは生き残る!?
パーソナルジム業界は今後、二極化が進むと思います。
ライザップの1号店がオープンしたのは2012年2月で、私が入社したのが翌2013年6月です。
当時ライザップに通う方は、経営者や会社役員、大企業の社員の方などが多かったのですが、徐々に一般の方に広まっていきました。
コロナ共存~コロナ後のパーソナルジム業界は、ライザップ登場時のように、高所得の人が通う場所に戻ると思います。
個室でパーソナルトレーニングを受けることには、一定の需要はあります。
例えばBOSTYのように、実力があるトレーナーがいて、多くの有名芸能人やモデルが通っているようなジムは、今後も生き残ると思います。
↓BOSTYの店舗は首都圏の主要都市にあるので、通いやすいですね。
六本木駅前スタジオ、恵比寿スタジオ、銀座8丁目スタジオ、銀座2丁目スタジオ
代々木スタジオ、池袋スタジオ、有楽町スタジオ、横浜西口スタジオ、BOSTY 大宮スタジオ
またトレーナーと顧客の信頼関係が強く、長年に渡って通い続けている顧客が多いジムやトレーナーも、今後も生き残ると思います。
※【追記】ライザップでも、2020年の8月末で、西麻布店や大宮東口店などが閉店し、他店と統合するようです。
ライザップが店舗を閉店するのは、国内では初めてのことだと思います。
今後は閉店と統合が加速するかもしれないですね。
オンラインダイエット
私は2017年からオンライン指導をしていて、↓私の指導を受けた方のビフォーアフターです。
詳しくは、↓こちらをご覧ください。
コロナ拡大後はオンラインの需要が増えて、問い合わせも増えてきました。
私は個人でやっていて、一度に指導出来る人数は限られているので、他のオンラインダイエット指導のサービスでも、↓この辺りは費用も手頃で良さそうに思います。
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