3月8日(金) 晴れ 78回クルーズ 85日目
今日は17ヵ所目、そして最後の寄港地となるタヒチに着く日。
入港予定時間は16時頃で、久しぶりに日中の入港になる^^
今朝はいつも以上に早起きをした。
それは星を見るため(^^)
さそり座は見ることが出来た!
もう一つ見たかった南斗六星は、よくわからず(^^;)
月の形は細い三日月で、もう2~3日すれば新月になりそうかな?
最近は、太陽と月の関係も少しだけだがわかり始めてきた(^^)
そして日の出前のマジックアワーの時間になる。
やはり日の出の時間の1時間~40分くらい前の、空の色が刻々と変化する様が最も綺麗な時間帯で良いと思う(^^)
↓マジックアワーの最初の頃かな。 月も見える。
朝日もなかなか綺麗だったが、今日はマジックアワーの方が良かったね(^^)
9階での朝食のメニューにはいつもパンが出ていて毎日種類が違うのだが、今日は自分が最もお気に入りのホワイトチョコパンだった(^^)
このホワイトチョコパンとチョコパンが自分の中でのツートップかな^^
あと今日のデザートがメロンなのも良かった^^
朝早い時間に、9階でおやつ程度にパンとメロンだけを食べる。
そして8時半の朝食終了時間ぎりぎりに4階のレストランで、しっかりとした和食の朝食をとる。
この時間の4階のレストランには若者が集中している。
そして4階のレストランの場合は誰と同じ席になるかわからないから、毎回色々な人と同じ席になって楽しい、ということが最近分かってきたので、今日もそうしてみた^^
午前中は、友達がやっている英語の企画に出たり、「Lip Dub]や「航路説明会」などに参加。
航路説明会では、ここまでの最近の航路や今後の航路についての話があった。
このあと船は3月14日ころに赤道を通過し、15日の夜に日付変更線を通過するそうだ。
日付変更線を超えると東経から西経になる。
そして東から西に超えると日付を1日進めるので、15日の次の日が17日になる。
南半球ライフも東経ライフも残りあと1週間くらいということだね(^^;)
南半球でしか見られない星空などをもっと見ておかなくては^^
あと10時半頃にデッキへ出ると、遠くに大きな島が見え始めてきた。
島の形をガイドブックと見比べてみると、タヒチであることが分かる^^
昼間の入港は珍しいし、ここまで遠くから島が見えるっていうのが珍しかった(^^)
昼食の時には、タヒチで自由行動をする人達で計画を練りながら食べる。
最後の寄港地で、オプショナルツアー冊子の “自由行動のしやすさ” も星1つ★ なので、若者の多くは自由行動をするようだった(^^)
元々の入港日よりも1日早まったので、船の外で泊まろうと計画を立てている人達もいるし、まだまったくプランを考えていないという人も多いようだった(^^;)
自分は71回クルーズでもタヒチに来ていて、その時もやはり2日間滞在していた。
その時は1月3日で、おそらくホテルも取れないだろうと思ったので結局モーレア島のビーチで野宿をした(^^)
その時の日記はこちら↓
これが非常に楽しかったので、今回もモーレア島で野宿をしようかなと思っていた(^^)
午後からは、まず「Lip Dubの撮影」があった。
「Lip Dub」とは、一言でいえばクチパクのこと。
78回クルーズの出航曲に合わせて沢山の人がクチパクをしている映像を撮って、1本のミュージックビデオを作るという企画。
これは世界一周の良い記念になるようなムービーが撮れたんじゃないかな?(^^)
次に、明日タヒチで下船して一足先に日本に帰国する友達のサプライズ企画があった。
コーラスがあったり、サプライズのムービーが流されたりしていた。
良い表情でお気に入りの写真(^^)
そして16時ころに下船可能というアナウンスが流れる。
自分達の野宿組は、急遽参加した人も何人かいて結局12人で行くことになった(^^)
下船して、まずフェリー乗り場へ行く。
2年前には無かった立派な建物があって、ちょっと驚いた^^
時間を確認すると、今日モーレア島に行く最終便の出航時間は18時とのこと。
まだ少し時間があったので、パペーテの街を散策する。
“横断歩道を渡ろうとすると、必ず車はすぐに止まってくれる” というのは、2年前と変わらずだった(^^)
日本でも本来は、「信号が無い横断歩道で歩行者がいたら、車は止まらなければならない」という決まりがあるはずだが、ほとんど守られていないのが実情である。
日本ももっとタヒチを見習ってほしいものだね(^^)
ちなみに自分が行ったことがある国で、他にも車が歩行者に優しかったのがモナコである。
モナコのように裕福な国の人だったり、タヒチのように心や自然が豊かな国の人達は、他者に対しても優しいということなのかね~?^^
日本は世界的に見たら、経済的なところや治安面、衛生面などでは非常に豊かな国だと思う。
しかし幸福度ランキングや街の人の様子を見ていると、心はあまり豊かな感じはしないからね(^^;)
世界には、まだまだ貧しい国や治安が悪くて生活するのが大変な国が沢山あるのだが、外国に行ったことが無い人には外から日本を見た経験がないので、日本がいかに恵まれているのかを知らない、ということはあると思う(^^)
最近はグローバル化が進んでいるが、一方では若者の留学の数が減ったりもしていて、内向き志向の若者が増えてきているという話を聞いたこともある。
なので特に若い人まだ海外に行ったことが無い人は、もっと積極的に外に出てみて色々なことを体験して感じて欲しいと思う。
もちろんピースボートでなく普通に飛行機で海外に行くだけでも良いと思う(^^)
でももし時間がある若者だったら、ボランティアスタッフ制度で安く世界一周できるピースボートもかなりお勧めだけどね(^^)
話はそれたが、フェリーの出発時間になり船に乗り込む。
フェリーと言っても車も何台も乗ってる結構大きい船である。
自分達のグループの他にも何組かピースボートの人達もいる。
船内よりも屋上のデッキから風景を眺めながらモーレア島に向かうのがお勧めだね^^
フェリーの加速が速くて風が物凄く気持ち良い!
同じ船でもピースボートに乗ってるのとはまた違った面白さがある。
船内には食事やドリンクなども売られている。(タヒチは物価が高いけどね)
↓タヒチの人と仲良くなって、ビールをごちそうになったりもした(^^)
驚いたことに、この人はピースボートのことを知っていた^^
話を聞くとこの人はミュージシャンで、明日ピースボートのツアーで何か関わるらしいことが分かった(^^)
あと友達と出航曲を歌っていたら、曲を知っている現地の人がいたりしたのも楽しかった^^
丁度、夕焼けも楽しめる時間帯だった。
30分くらい?で島へ着く。
空はどんどん暗くなっている。
自分達のグループは12人と結構多かったので、フェリーを降りて少し遊んでいたら、さっき行ったバスが今日の最終バスだったことを知る(^^;)
タクシーを使うか歩くかだが、歩いて行けないこともない距離だとは思う。
別のグループの人達も歩くようで、フェリーの中で出会った現地の人も一緒に歩いてくれるようだった。
なので自分達も、そのグループと現地の若者3人と一緒に歩いてビーチを目指すことにした(^^)
2年前に来た時もそうだったが、こっちの人はフレンドリーで親切な人が多いのが嬉しいね(^^)
あとまた別のピースボートの人達は、タクシーに乗って行った人もいれば、ヒッチハイクが上手くいって車に乗せてもらっている人達もいた(^^)
自分達が目指すビーチは、「地球の歩き方」で人気No.1と書かれているビーチで、自分は2年前にも行っているお勧めのビーチ(^^)
自分達のグループの中にはやはり3年くらい前にピースボートでこのビーチまで歩いて行ったことがある人もいた。
合計20人以上の日本人と現地人3人で、夜道を歩く(^^)
最初は曇っていて星はほとんど見えていなかったが、段々と雲が無くなってきて見事な星空が見えてくる。
天の川もはっきりとわかる(^^)
案内してくれた現地の人は高校生だった。
モーレア島には高校が無いので、タヒチ本島の高校に通っていると言っていた。
1人の背が高い女の子は、MMA(総合格闘技)をやっていると言っていた(^^)
途中の民家の庭先で遊んでいた子供たちと軽い交流をするのも楽しい(^^)
1時間弱?くらい歩いて、目的のビーチに着く(^^)
↓高台から水上コテージを見降ろしているところ。
↓ちなみに2年前に撮った昼間の写真はこんな感じ! よくパンフレットなどに載っている構図である(^^)
夜なので暗いが、2年前にも来ているので懐かしさがある^^
自分の他にも過去のピースボートでこのビーチに来ているという人も懐かしがっていた(^^)
ビーチに着き野宿ポイントを定める。
2年前は別のビーチで野宿をしたのだが、2年前に学んでいることがある。
それは “プライベートビーチでは野宿は出来ない” ということ^^
2年前は注意されたけど、すぐ近くの大丈夫な場所を教わっていた^^
ビーチでは、海に浸かる者、星空を眺める者、火をおこす者など、それぞれ思い思いの時間を過ごす。
一緒に歩いてきた別のグループの人達も結局同じビーチで野宿をするようだった^^
彼らはフェリーに乗る前にスーパーに行って、飲食物をしっかり仕入れてきたようだった。
自分達と違って準備が良いようだ^^
あと地元の高校生たちは、一度家に戻ってギターを持ってきて、そのギターでタヒチアンミュージックなどを演奏していた^^
満天の星空の元で、ビーチの波音をバックミュージックにして聴く地元の人達によるタイヒチアンミュージック!
こんな最高のシチュエーションは、人生で何度体験できるだろうか?(^^)
火を起こしていた人も、良い感じのたき火を作っていた^^
これがまた良い!
火を見ているだけでも時間が過ぎていくし、友達との会話も盛り上がる。
人間は暗闇で火を見ると、遺伝子に残されている太古の記憶を呼び起こすとか何かあるのだろうか?
人間は本能的に暗闇を怖がるっていうのもあるらしいしね。
我々の祖先は、夜で暗闇になると獣に襲われる危険性があったから、その記憶が現代の人間にも残っているっていう話も聞いたことがあるし^^
そして星空が本当にヤバい!
流れ星も次々に見える(^^)
↑これは友達がマニュアルモードで撮ったもの(^^)
自分のカメラでもマニュアルで撮ってみたが、ここまで綺麗なのは撮れなかった(^^;)
満天の星空の下で最高のローケーションの中、眠りに付く人、たき火を囲って語っている人、音楽を楽しむ人、それぞれが思い思いの時を過ごしながら夜が更けていく。
(2013年6月24日記述)
※野宿は、いくら治安が良いタヒチでもリスクがあるので、自分の口からはお勧めとは言うことは出来ません(^^;)
安全面の心配もあるし、もし雨が降ったりしても困るしね。
自分は2年前にも来たことがあったのと、大人数だったので今回たまたま何も事件などが起きなかったかもしれないしね^^