2月15日(金) 曇りのち雨 78回クルーズ 64日目

離脱2日目。

午前1時25分発の飛行機で、ペルーのリマ空港からボリビアのラパスを目指す。

さすがに飛行機の中では、ほぼずっと寝ていた。

ラパスに着いたのは午前4時過ぎ。

ペルーとの時差は1時間で、時計を1時間進める。

 

ラパスの空港は、標高4082mで富士山よりも高い所にあり、世界最高所の空港だそうだ!

そりゃ真夏のはずの南半球でも、寒いわけだ。

ちなみに自分がボリビアに来たのはもちろん初めてで、人生で32ヵ国目になるかな(^^)

あとで知ったのだが、ボリビアの正式な国名は【ボリビア多民族国】というそうだ!

世界には、こんな名前の国もあるんだね~!

日本は、ほぼ単一民族国家だから驚きだね。(アイヌ民族とか琉球のこととかを考えると、”ほぼ”と付けるのが正しいのかな?)

で空港にある両替所で現地通貨の “ボリビアーノ” に両替をする。

100USドルが、677ボリビアーノになった。

そしてタクシーでバスターミナルへ行く。

バスターミナルはかなり広くて、ここから南米各地へ行く長距離バスが出ているようだった。

そして “見た目がいかにも先住民族” という人が沢山いる。

↓それはこんな感じ。 三つ編みで帽子をかぶっていて、民族衣装を着ていて、ちょっと小太りな人が多い^^

ここはかなり異国情緒あふれる場所だね^^

ウユニ塩湖で有名なウユニの街へ行く玄関口となる場所なので、日本人も時々は見かけるが、それ以外は先住民や欧米からの旅行者達だけしかいない。

自分が持ってきた服装だけでは、あまりに寒かったので帽子や手袋を買う。

あとエンパナーダなど軽食もとる。

ボリビアは南米の中でも最も物価が安い国の一つらしく、物の値段が本当に安かった^^

*そういえば帰国後に、「マクドナルドがボリビアの全店舗を閉店した」というニュースがあった。

ニュースの中で、「何故ボリビア人がエンパナーダ(伝統的なパイ)からビッグマックに乗り換えなかったのか?」というようなことも書かれていたね^^

もしこのニュースをあらかじめ知っていれば、閉店前のこの時にマックに行ってたんだろうけどね(^^;)

 

自分達はこのバスターミナルから、ウユニの街を目指す。

友達一人がウユニへ行くバスの情報を調べるために出かけて行き、自分達二人はここで待機することにした。

30分くらいして友達が返ってきて話を聞くと、どうやら詐欺にあってお金をだまし取られていたようだった(^^;)

状況を聞くと手口は↓まさしくガイドブックで「近年流行の手口」という項目に書かれている例とかなり似ていた。

まず一人がお金の入ったビニール袋を旅行者の目の前で落とし、走り去っていく。

そして別の人が後ろから声をかけてきて、一緒に分けようと声を持ちかける、というもの。

友達の場合は、ここから先はガイドブックに載ってるのと少し違った展開だった。

最初の人が戻ってきて、財布などをチェックされて、自分のお金をビニール袋に入れられて返されたそうだ。

 

しかし今お金をチェックしたら、どう見ても偽札だった。

てっきり自分のお札をビニール袋に包んでいたものだとばかり思い込んでいたそうだ。

一応友達は警察へ行き、その間に自分達はウユニへ行くバスの情報を調べたり予約をするということにした。

ウユニへのバスは、1件目のお店は今日出発するバスが既に満席で席を取れず。

2件目のお店で、今日の夜に出発するバスを予約することが出来た。

警察へ行った友達から連絡があるまで、ラパスの街を散策する。

 

↓交差点で、車の信号が赤になると大道芸をやって、チップをもらうっていう商売をしている人がいた。

 

前にどこかの国でも、こういうことをしている人を見たことがあったね^^

日本では見かけないけど、海外では結構普通なのかな?

面白そうなお兄さんだったので、声をかけてみたら英語を少し話せる人だった^^

せっかくなので前の寄港地プンタアレナスでやった、夢を聞いてボードに書いてもらう、というのをこの人にもお願いしてみた^^

↓快く承諾してくれて、ボードに夢を書いてもらう。

このお兄さんの夢は、旅行をすることと幸せでいること、だそうだ^^

あとはどうやら大学らしい建物があったので、まずトイレを借りるという名目で中に入ってみる。

トイレに入るのに少額のお金を払うシステムになっていたが、無事に大学に潜入出来たので、少し大学内を見学して周る^^

↓売店で、怪しい色のゼリーを買ってみたりもする^^

学生達とは、あんまり深く交流出来なかったが面白い経験だった^^

一緒にいた友達がちょっと体調不良になったので、しばらく大学内のベンチの所に休むことにした。

体調不良は、おそらくは高山病かもしれない。

薬は飲んではいるが、もちろん絶対にかからないということは無い。

空港の標高は4082mだったが、ラパスの街も3600m~4000mくらいの所にあるようだ。

ただでさえ標高が高いのに街はどこも坂道だらけなので、少し歩いていると通常よりも明らかに息が上がりやすいのがわかる。

 

少しして警察に行っていた友達から連絡が来て合流する。

ウユニの街からラパスへ帰る時のバスや、飛行機の時間を調べに行く。

バスだと12時間くらいかかるが、飛行機ならかなり移動時間の短縮になる。

もちろんそれだけ費用はかかるけどね。

調べた結果、ウユニには1日だけしかいられないようだった。

出来ればウユニに2日間くらい滞在したいので、帰りのチケットはウユニに着いてから手配することにした。

あとはバスターミナル内のレストランなどでバスの出発を待つ。

この時、現地の人と少し話したりも出来た^^

 

そして19時頃、ウユニの街へ向かうバスが出発する。

しかし何人かの乗客が、席が無いとか席がずれてるとかでゴタゴタしだして、早速30分くらい出発が遅れていた(^^;)

これくらいのことは南米クオリティということで、こっちではよくあることなんだろうね。

日本の電車のような時間の正確さを海外、特に南米で求めてはいけない^^

ちなみにバスがウユニに着くのは、翌朝。

 

バスには様々なグレードがあるが、今回自分達が取れたのは現地の人達が使うあまりグレードが高くないバスだった。

ちなみに日本人がよく使うというグレードが高いバスは、既に満席で席が取れなかったのだ(^^;)

こうして離脱2日目は終わり。

詐欺事件や、高山病(おそらくね)など、早速トラブルも発生してきた(^^;)

でもまだ大ごとにはなっていないので、これ以上のトラブルが無いことを願いつつバスの中で眠りにつく。

グレードが低いバスなので、あまりリクライニングが出来なかったが(^^;)

(2013年6月3日記述)

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