ピースボート78回クルーズ 44日目:人生を楽しむ天才ブラジル人! リオ・デジャネイロ寄港





1月26日(土) 曇りのち雨 78回クルーズ 44日目

今日は9ヵ所目の寄港地ブラジルのリオ・デジャネイロに着く日。

入港予定は朝8時なので、今回も入港シーンを見るために早めにデッキへ。

5時30分頃にデッキに出たら、もうほとんど港に着いていた^^

船はずっと大西洋を航行してて、特にトラブルとかも無かったから時間的に余裕があったんだろうね。

最近は時間を調整する為に、速度を遅めてたり船がクルクル回っていたりもしたこともあるらしいし^^

で1月17日にアフリカ大陸のナミビアを出発して大西洋を渡り、9日ぶりに陸に着いた。

ついに日本の裏側、南アメリカ大陸に来た^^

遠くに小さくリオのランドマークの一つ、コルコバードの丘のキリスト像がライトアップされているのが見える^^

 

ちなみにリオは、世界三大美港の一つに数えられているらしいという話も聞いていたが今のところは、そこまで綺麗かな?っていう印象(^^;)

デッキに出た時に、既に船が港の中に入っていたからかな?

それと今回初めてのことだが、船内にいながらにして港のターミナルの無料Wi-Fiを使うことが出来た^^

ナミビアではWi-Fiを使えなかったので、14日のケープタウン以来で使えて良かった^^

 

今回も自分は自由行動をすることにしていて、着岸も早くなるだろうと予測していたので7時40分頃の下船可能のアナウンスとほぼ同時に下船することが出来た。

自由行動をする人達の中では、かなり早く下船した^^

 

今回は8人で行動をする。

まずターミナルで現地通貨レアルに両替をする。

120USドルが、208レアルになった。

自分はブラジルに来るのは今回が初めてなので、もちろんレアルのお札を見るのも初めて。

そしてブラジルは、今世界で最も熱い国と言える。

理由は2014年にサッカーのワールドカップが、更に2016年にはオリンピックが開催されるから!

たった2年の間隔で、世界で最も大きい2つのスポーツイベントが開催されるってのが凄いことだね。

 

ターミナルを出てタクシーを捕まえようと思っていたのだが、ターミナル内にある「H.Stern」っていうお店で、ワゴンの送迎をしているという話を聞いて、これで行くことにした。

このお店で必ずしも買い物をしなくても良いし、お店に行った後は我々の行きたい場所まで送迎してくれるとのことだったし、日本語も通じるというのも良かった^^

日本語が通じるのは、ブラジルには日系人が多いからなのだろうか?

ちなみにこのお店は、ガイドブック「地球の歩き方」にも載っていた。

ワゴンは、かなり大きくて自分達のグループ以外の人達も何人も乗っていた。

 

リオの街を車で走っていて印象的だったのが、道路がガタガタしていること(^^;)

舗装がしっかりされていない箇所が所々あって、逆に日本の道路でこんな場所は無いし、あらためて日本は凄いなと思ったりもした。

ワゴンには、まずコルコバードの丘のふもとに行ってもらった。

登山電車のチケットを買おうと思ったのだが、人が沢山いて混雑しすぎていたので後回しにすることにした。

そして「H.Stern」のお店に着く。

入り口からして超高級感が漂っていて驚いたが、店内も凄かった。

腕時計とか宝石とか、とても自分達ピースボートに乗っている若者が買えるような値段では無い物ばかりだった(^^;)

ピースボートに乗っている若者は、ボランティアスタッフ制度をつかって割引をためたりして乗っている人が多いからね^^

一応、手頃な値段のお土産物も売られていたけどね。

 

自分達は早々に店を出て、まず歩いて行けるというイパネマ海岸へ。

なんとなくイパネマっていう場所の名前は聞いたことがあるような無いようなという感じかな。

昔日本でも流行った歌の中で出てきてたようだね。

ビーチには、まだ人はあまり多くなかったし海の色も特に綺麗ってわけではないが、やはり良いものだ^^

驚いたのは、ビーチバレーをしている人達が何組もいたのだが、年配の人達も普通に参加していたこと。

 

 

日本では、年配の人がビーチでスポーツをするなんて考えられないし(^^;)

 

お昼が近くなってきたので、昼食をとることにした。

ブラジル名物の肉料理シュラスコを食べたいグループと、日本料理を食べたいグループと4人ずつに分かれた。

自分はシュラスコを食べたいグループに入ってお店を探す。

電気屋では、日本製よりもサムスン製の製品の方が目立つ場所に展示されていた。

やはり世界的に韓国の家電製品の進出が進んでいるんだね~。

そういえば今も連載中の漫画、「社長 島耕作」では、ちょうど今頃ブラジル編をやっていて、島耕作もブラジルを訪れていたね^^

ブラジル名物のシュラスコの食べ放題が出来るレストランを探して街を練り歩く。

ガイドブックにポルトガル語での道の聞き方も載っているので、色々な人に聞きながらレストランを探す。

皆、親切に良い笑顔で快く道を教えてくれる^^

結構歩いてようやくたどり着いたが、食べ放題は90レアル(4000円近く?)もするというので、別の店で食べることに(^^;)

結局、手頃な値段のランチを食べた^^

 

 

4種類の肉があってどれも美味しいし、そして何よりボリュームが凄かった^^

そしてレストランで食べてる時に、ブラジルの治安の悪さを感じさせる出来事があった。

↓このようなテラスの所で食べていて、カメラを道路側のテーブルの上に置いていた。

そしたら、他のお客さんから、「そこにカメラを置いておくと、道路から泥棒が手を伸ばしてきてカメラを盗られてすぐに逃げられてしまう」とアドバイスされた。

街を少し歩いただけでは、そんなに治安が悪いというのは感じなかったが、やはり良くはないんだろうね~。

そういえば、この辺りの入り口のゲートは、どこも防犯対策がしっかりしたようなゲートだったのを思い出した。

まあでも逆にこうして親切に、注意することが必要なことを教えてくれる人もいるというのは良いことだね。

 

ランチを終えて、日本料理を食べたいと言ってたグループと合流する。

彼らはまだお店にいて、ご飯を食べきれないとのことだった(^^;)

BENKEIという日本料理屋。

日本で食べるのと変わらない味のお寿司で、久しぶりに食べた味噌汁も美味しかった^^

 

 

船内の食事でも和食は頻繁に出てくるけど、さすがに味噌汁はあまり出ないしね^^

 

ランチ後は、来る時に乗った「H.Stern」の車で、コパカバーナビーチまで送ってもらう。

ここは、自分がリオで最も行きたかった場所^^

テレビとか本とかでこのビーチを少し見たことがあって、リオに来たら絶対に行きたいと思っていた^^

全長が約4キロメートルもあるというビーチは、車の中から見るだけでも色々な物があって楽しい^^

↓見事なサンドアート

 

人が多いし、やはり年配の人達も普通にビーチにいる。

 

海岸線は4kmもあり、真ん中の辺りで降ろしてもらう。

それぞれビーチから見た両側は、こんな感じ。

 

本当に沢山の人がビーチにいる。

そしてビーチの雰囲気が物凄く良い^^

↓色々な商品を扱ってる物売りが次々に訪れてくる。

Tシャツや水着や国旗から、キーホルダーやマグネット、ブラジル柄の傘や笛やシャボン玉や、アイスやスイカなど何でもあり^^

 

↓国旗も買って、皆で記念撮影^^

ビーチで食べるスイカも美味い^^

 

↓今日から船に乗る予定の水先案内人たかのてるこさんの代表作「ガンジス河でバタフライ」に影響されて、コパカバーナビーチでバタフライもしてみた(^^)

 

さすがサッカー王国ブラジルだけあって、ビーチバレーの他にもビーチサッカーをやってる人達も沢山いた。

本格的っぽい人から、遊びっぽい人まで様々な人達がビーチサッカーを楽しんでいる^^

ビーチを出て道路を一本渡ると、沢山のお土産屋があった。

 

ストリートパフォーマーもやはりサッカー関連^^

 

次に、キリスト像があるコルコバードの丘へ向かう。

ワゴン型のローカルな地元の乗合タクシーに乗ってみた^^

自分達とは別の観光客が、英語で金額とかを教えてくれる。

 

少しすると助手席に座っていた乗合タクシーの従業員が、音楽に合わせて楽しそうに踊りだした。

「ブラジル人は、人生を楽しむ天才」という言葉を少し前に船で聞いていたが、この時まさしくそれを実感した(^^)

その時の動画を↓YouTubeにアップしておいた。

↓右前に座っている人がタクシーの従業員で、踊っているところ^^

他にも、道端の人に対して何か叫んでいたりもした^^

何か本能のままに自由に生きているっていう感じがした(^^)

 

そしてコルコバードの丘へ。

キリスト像の所へ行く途中の展望台?からの眺めも良い^^

 

↓この山の上に巨大なキリスト像が見えるはずだが、曇っていて見られず(^^;)

 

↓本来はこのようなキリスト像が見られる。

 

時間が経っても雲が無くならないので、仕方なく友達にキリスト像のように立ってもらって写真を撮る(^^)

 

 

↓アルゼンチンから観光で来ていた人達と少し交流をして、記念撮影^^

 

現地の人との交流も楽しいし、こういう旅行者たちとの交流も楽しいものだ^^

 

本来ならここから更に登山電車で上に登りキリスト像のすぐ近くまで行くのだが、今日はずっと雲がかかっているので、上に登ってもちゃんと見ることは出来ないとのこと(^^;)

天候のことは仕方ないので、ふもとへ降りることに。

しかし帰りのバスがなかなか来なくて、長い行列になっている。

コパカバーナビーチで売られていたブラジル柄の傘を持っている人も多数いた^^

でもなかなかバスが来なくても、並んでいる人達は楽しそうにしている人が多かった。

そしてバスが来ると大歓声が上がる^^

彼らは他の国の観光客も多いんだろうけど、ブラジルの人達は本当に常に楽しそうにしているなと、再び思った^^

 

ふもとに降りて、辺りも暗くなってきたのでレストランへ向かう。

しかし土曜日の夜は、レストランが閉まる時間が早いということで、レストランがいくつかある街の中心部へ行ってみたが、本当にどこの店も閉まっていた(^^;)

仕方なくタクシーで港のターミナルへ戻り、買い物などをして船に戻る。

そして船のレストランで、今日一緒にリオを回った人達と楽しい夕食をとる^^

 

夜は本格的に雨も降ってきたので、出航式も中止になっていた。

でも朝も船の中でWi-Fiが使えたので、夜もWi-Fiを使う^^

 

あとフリースペースで友達と色々な話をしたのが興味深かった。

まず入港・出航(出港?)について。

自分は、入港も出航も基本的に毎回見ているが、これらを見たいかどうかっていうのがテーマ。

多かった意見では、入港は見たいが朝早いことが多いので見れていない、と言う人が多かった。

出航式には、参加してる人が多かった。

ただ逆に、入港も出航も特に興味が無い、という人もいた。

あくまでその土地で何をするかが重要で、特に船で来ようが飛行機で来ようが変わりはないとのこと。

これに対し自分を含めた入港・出航の見学推進派?は、それはもったいないと諭す^^

色々な話が出て推進派が出した結論は、入港の時は「あの街にはどんな人が生活をしていて、これからどんな出来事があるんだろう?」と思いをはせる時間ということ。

そして出航は、その日1日の出来事を振り帰ったり余韻に浸ったりして、その土地での思い出をより強く刻み込むための時間、という感じのこと^^

 

他にも面白かったのが、政治とか経済とか過去の戦争の解釈の仕方など、ピースボート的な話題についての話し合いがあったこと。

未だにインターネットでは、ピースボートはどこかの政治団体がやってる船だとか、宗教が絡んでいて乗ると洗脳されるとか、まったく見当違いの書き込みがあるが、もちろんそんなことは無い。

 

まあ確かに以前のピースボートは、いわゆる右寄りだとか左寄りだとか、そういう考えが一般レベルよりも高い人が多かったということもあるようだ。

だが最近はそういう傾向は大分少なくなっているし、もちろんそういう企画に参加するのも参加しないのも自由である。

何よりもこういう話をタブーにして何も知らないでいるよりも、色々な意見を聞いたうえで自分で考えることが大切だと思う。

 

今日も色々な考え方を聞くことが出来た。

自分とは違う考えの人もいると、新しい考え方やアイデアを聞けて楽しいものだ。

 

それと他の人達の今日のリオでの話を聞くのも面白かった。

ツアーで「ファベーラ」と呼ばれるスラム街に行った人や、日系人と交流するツアーの人達の話が興味深かった。

それと自由行動で、サンバカーニバルの練習をしていた人達と仲良くなって、一緒に踊ったりご飯を食べたりビールをごちそうになったっていう人もいて、話を聞いてて少しうらやましかった(^^)

 

今日はビーチを中心にリオを満喫したが、まだまだブラジルには見どころが沢山あるので、是非また来てみたいところだと思った。

そしてもっともっと沢山の “人生を楽しむ天才達” と話をしたりして交流したいと思った^^

(2013年5月14日記述)

 

※追記
帰国してから知ったが、リオデジャネイロの山と海と街並みは2012年に世界遺産の文化遺産に登録されていたそうだ^^

確かに世界遺産にふさわしいと思う(^^)

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