北京から行く万里の長城は、八達嶺長城(はったつれい)が最も行きやすいですが、最近は中国人の観光客があまりにも多過ぎるようですね。
万里の長城は、地球の歩き方によると、全長2万1200kmもあるそうなので、天津から行ける場所にもあります。
今回は、黄崖关长城(黄崖関長城)に行ってきたので、行ってきた感想や、行き方を紹介します。
2019年10月24日に行ってきました。
場所は、↓ここです。 天津の北で、北京の東ですね。
↓あとから、行き方の欄でも紹介しますが、中国の地図アプリだと、このような感じです。
ちなみに、なぜ天津に行ったのかというと、たまたま乗った激安クルーズが、発着場所が違う片道のクルーズで、到着場所が天津だったからです。
せっかく来たし、今後来ることもあまり無いと思ったので、天津の万里の長城に行こうと思いました。
↓天津まで来たクルーズの記事です。
外国の豪華客船に格安で乗った体験記ブログ。ベストワンクルーズで1泊1万円以下!? MSC、コスタ、ダイヤモンドプリンセスなどの評判、口コミは?
ちなみに、北京から近い万里の長城には、私は2008年に行ったことがあり、場所は違いますが、今回が2回目の万里の長城ということになります。
どのような場所か?
新・世界7不思議の一つ!
万里の長城は、【新・世界7不思議】の1つに選ばれています!
他の6つは、↓これらで、どれも世界的に有名なものす。
マチュピチュ
タージマハール
ペトラ
コロッセオ
リオのキリスト像
チチェンイッツァ
ちなみにギザのピラミッドは、名誉称号ということで、7つとは別に、レジェンド的な位置付けになっています。
私は、この全てに行ってるので、↓全てを制覇した時の記事に、もっと詳しく書いてあります。
今回、実際に行って撮った写真など
↓これが現地にある全体図の地図です。
今回、自分達は、↓この地図の右の方P(パーキング)と書いてある入口まで、現地の人の白タク?で行きました。
片道のみで、50元でした。
でも、万里の長城を歩き終えた後に気づきましたが、↓このようなシャトルバス的なものでも、同じ場所まで、おそらくはもっと安く来れたと思います。
結果的に、車で高いところに登って、万里の長城を歩いて下り(といってもアップダウンが激しいです)、元の場所に戻ってくるというルートになりました。
入場料は65元でした。
↓入口を入ってすぐの所です。
↓地図があるので、時間が無い人は、良く見て把握しておいて、行き止まりの場所には寄らないようにするのが良いですね。
天気がイマイチで、時々雨が降ったり、強風になったり、霧で視界が悪くなったりもしましたが、丁度、紅葉が綺麗な時期でした。
写真をまとめて載せておきます。
↓万里の長城の下が道路になっていました。
↓ゴミ箱が、良い感じでした!
後半になると、前方から登ってくる人もいたり、「出口」という標識もあったので、
どうやら、自分達のルートとは逆のルートで来る方が、一般的なルートだったようです。
でもそのルートだと、自分達の出発地まで行くのは登りが多くなり、かなり大変だと思うので、途中で引き返す人も多いように思います。
アップダウンが、かなり激しい!
元々、足場が安定していない所もあるし、今回は雨が時々降っていたので、
急な下りの斜面では手すりをつかまないと、滑って転びそうで、なかなか怖い場所も何ヵ所かありました。
もし雨が降っていなくても、普段全く運動していない人にとっては、結構ハードな行程になると思うので、
可能なら1ヵ月前~1週間前など、事前に階段や坂道を歩く練習をしておくのが良いと思います。
また天候は変わりやすく、暑くもなれば、寒くもなることもあるようなので、あらかじめペットボトルの水や、薄手のジャンパーなどの用意もあると良いと思います。
行き方は?(天津から)
天津の地下鉄の駅に、↓この看板があるので、現地でも有名な観光スポットの一つのようです。
人に行き方を聞いたり、またはチケットを買いやすくするために、この看板を見かけたら、写真をとっておくのも良いと思います。
地図アプリ
今回、天津で泊まったユースホステルで、↓この高徳地図というアプリを教わり、使いました。
中国では、Googleが使えないので、これが役立ちました。
地球の歩き方によると、↓百度地図も良いようですね。
中国のインターネット規制
一緒に行った友達は、auのスマホで、1ヶ月に1度、海外で24時間、ネットを使えるとのことでした。
そして地球の歩き方によると、どうやら日本のスマホをそのまま使うと、「金盾」という規制を受けずに、
GoogleやFacebookなども普通に利用出来るようでした。
実際に、友達も利用できていました。
おそらく大手3大キャリアだと、これが出来るようですね。
でも自分のスマホは格安スマホなので、Wi-Fiがあるところで、高徳地図で行き方を出して、そのスクリーンショットを保存していました。
↓こんな感じです。
中国の簡略された字体が、検索する時にやっかいなのですが、行き先の検索は、「黄崖」 と入力したら「黄崖关长城」が表示されました。
天津のバス乗り場
天津駅の隣の建物が、バスターミナルで、ここが券売所であり、出発場所でもあります。
↓これが天津駅で、この右側にバスターミナルがあります。
↓バスターミナルのすぐ近くにある、スーパーというかキヨスク的な所です。
途中や万里の長城で、食べ物や水を買えるかわからなかったので、ここで水や食べ物を買っておきました。
結果的に、バスに4時間近く、ほぼずっと乗りっぱなしだったので、買っておいて正解でした。
バスのチケット
地図アプリによると、バスは乗り換えが必要かと思っていましたが、
まずチケットに関しては、万里の長城までのを買えて51元でした。
↓チケットとバスです。
そして、↓この「薊州客〇〇(漢字が出ない)」で乗り換えるのだと思ったら、そのまま同じバスに乗っているので大丈夫でした。
ちなみにネットが使えなくても maps.me というアプリで、この辺りの地図を、ネットが使える時にあらかじめダウンロードしておけば、バスの現在地がわかります。
また黄崖关长城という道路標識や看板も、時々あるので、降りる場所はわかると思います。
ちなみに、黄崖关长城は、最終場所ではなく、現地の人?の多くは、そのままバスに乗りっぱなしでした。
帰り方は?(北京へ)
観光を終えて、我々は天津に戻るのではなく、北京に行きました。
↓あらかじめ調べておいたものだと、↓このようなルートで、バスを乗り換えて行けるのだと思いました。
しかし、結局バス乗り場などがよくわからず、このルートでは帰れませんでした。
万里の長城の敷地内?には、↓この時刻表だけがありました。
思ったよりも、万里の長城を歩くのに時間がかかり、17時のバスに乗りました。
↓このバスです。
↓この2地点を結ぶ路線のようです。
↑この27番の「薊州客〇〇(漢字がでない(^^;)」が、蘇州バスターミナルのことで、
万里の長城に向かう時に、乗り換えが必要だと思ったけど、実は必要が無かった、という場所です。
北京に行くにも、もしくは天津に戻る場合にも、とりあえずは、ここに行けば良いようでした。
蘇州バスターミナル
ここでバスを降りたのですが、そこにいた人達の話によると、北京までのバスは17:30までとのことでした。
もしかしたら、タクシーに乗せるための嘘かもしれないですが、どうやら本当のようだったので、
メーターが無い白タク?と交渉して、北京まで行くことになりました。
最初は、500元と言われましたが、交渉して400元になりました。
450元までは、すぐに値下がりしたのですが、400元まで下げるのは、だいぶ苦労しました(^^;)
想定外の出費でしたが、既に北京の宿を予約していたし、翌朝のフライトも予約してあったし、
同じ距離で、日本でのタクシーの値段を考えれば、そこまで高すぎでもないかな、とも思います。
もし万里の長城からのバスが、15:30発のに乗れていれば、北京行きのバスに間に合ったのかもしれないですけどね。
まとめ
費用を安く済ませたいとか、ちょっとした冒険?を楽しみたい、などという方なら、
事前準備をしっかりして、かつ、帰りのバスの時間を把握しておけば、可能ではあると思います。
英語はどのくらい通じる?
ちなみに英語は、ほとんど通じない、と思っているのが良いですね。
私の友達が本当に簡単なものですが、中国語を少し出来ていたので、今回一応はなんとかなりました。
中国語が全く出来ない人は、アプリやポケトーク、指差し会話帳などの準備も必須ですね。
現地ツアーもある
「天津 万里の長城」などで検索すると、天津のホテルなどまで送迎がある、現地ツアーもいくつかあるようです。
そこまで高くも無いようなので、手間を省きたい方は、利用するのも良いと思います。
ちなみに、この翌日はイギリスメディア発表の『新世界7大奇跡Top1』に選出されていて、先月オープンしたばかりの、北京大興国際空港から帰国しました。
『新・世界7不思議』である万里の長城と、連日で見るのが、面白いかなと思いました。