●今回来る前に、ウクライナと聞いて思い浮かぶものと言えば、↓これらだった。
・なんとなくロシアっぽい?
・美人が多い
・チェルノブイリ原発事故があった
・アームレスリングの強豪国
・・・実際来てみてどうだったかも含めて、今回も長々と書いていきます( ͡° ͜ʖ ͡°)
●出入国手続き
ポーランドの首都ワルシャワからバスで約9時間かけて、ウクライナのリビウ(リヴィウ)という街に来た。
ウクライナはシェンゲン協定に加盟してないので、久しぶりの出入国手続きがあった。(ロンドンからパリに来たとき以来)
バスに乗ったままの簡単なものだったけどね。
チェルノブイリ原発事故があったウクライナに、3.11の日付で入国スタンプが押された。
(※ ちなみにチェルノブイリ原発事故対策に、今でも国家予算の1割とか2割を毎年費やしている?という話もあるようだ。)
日本人は90日以内の滞在なら、ビザは必要無い。
ウクライナは今回の旅で29ヵ国目、人生トータルでは63ヵ国目。
日本との時差は8時間から、7時間になった。
●バス
バスは最近乗った中で、最も古いタイプのものだった。
まず各席で携帯の充電が出来なかった。
そして昔の日本のバスのように、バスの前方に小型テレビがあり、おそらくウクライナのホームコメディ的なドラマを流していた。
これを見ている乗客が多くて、笑うポイントでは、大勢の人がゲラゲラと普通に大声で笑っていたのが印象的だった(^^)
ただ、このワルシャワからリヴィウへのバス移動で、朝からバスが来ない事件があって大変だったので、今後同じルートをとおるひとのために、詳しくまとめておいた↓
【ワルシャワ(ポーランド)から、リヴィウ(ウクライナ)へバスで行った体験記&ヨーロッパでの激安バス移動方法。 2017年3月11日】
●リヴィウ
今回来たリヴィウという街は、ガイドブックやネットの紹介文によると、
「最もウクライナ色が強い街」
とのこと。
どういうことかというと、ウクライナは1991年のソ連崩壊に伴い独立しているが、地域によってはロシア色が強いからだそうだ。
でもリヴィウでは、ロシア語を話す人の割合が少なくウクライナ語にプライドを持っている人が多いそうだ。
この前のポーランドのクラクフのように、日本でいえば京都のような部分もあるのかもしれない。
実際に来てみたら、確かにイメージしていたよりもロシア感が無く、東欧感の方がずっと強かった。
東欧感ってのは個人的な感覚では、ややさびれていて物価も安いっていうイメージかな(^_^;)
ちなみに歴史を遡ると、ソ連以前はポーランド王国やオーストリア帝国、そしてモンゴル帝国などに支配されていた時期もある。
●ウクライナ情勢
ウクライナといえばクリミア半島がロシアの領土になるとか、なんとかっていうニュースも比較的最近のことである。
ウクライナの地理的にも、今後ヨーロッパ寄りの国になっていくのか、もしくはロシア寄りの国になるのか、というのは国家的な課題だそうだ。
もしかしたら国が分裂したり、一部の地域が独立するのでは?という懸念もあるそうだ。
●物価
話には聞いてたが、最近訪れた国の中で圧倒的に物価が安い。
宿は2泊で約650円だから、インドで泊まった安宿と同じくらい!
明日乗る予定の、街から空港に行くバスは、聞いたところによると約9円らしい!?(*本当だった! 3/13)
アイスランドでは空港から街まで2500円もかかってたね〜(距離も長かったけどね)
街で一番のランドマークである市庁舎のタワーに登る費用は、約85円。
↓タワーからの眺め
安いスーパーで、小さいヨーグルトは約20円。
全般的には安いが、全ての物が安いってわけでもなく、一部の輸入品なんかは特に安くないものもあった。
ちなみにマクドナルドのセットメニューは、約350円。
物価が安い理由は、ここ数年のロシアとの領土問題などで通貨が下落したからのようだ。
●通貨
通貨の単位は、「ウクライナ・フリヴニャ」。
「フリヴニャ」ってなんか、かわいいような、力が抜けるような響きだよね(^^)
語尾に付けるのも面白いのではフリヴニャ?( ͡° ͜ʖ ͡°)
●観光
街は、一般的なヨーロッパの都市を、少しだけロシアや中央アジアっぽくしたような感じだと思った。
なので見どころは、またしても旧市街、広場、大聖堂、教会などになる。
「リヴィウの歴史地区」として世界遺産に登録されてる。
なんとなく歴史感はあるけど、派手な建物はあまり無く、華やかさにもやや欠けるかなと思った。
でも今日は傘がいらないくらいの雨や雲りの1日だったから、そう感じたのかも?
トリップアドバイザーのコメントによると、晴れていれば広場に大道芸人がいて賑わっているそうだフリヴニャ( ͡° ͜ʖ ͡°)
↓他に街やスーパーなどで見たものなど
●ナショナルミュージアムで「歌舞伎・浮世絵展」
丁度↑こんな企画展の最中で、今日はイベントもあるらしく、街歩きも飽きてきたので(^_^;)、行ってみた。
↓1番下の文字は、おそらく「いちかわ & えびぞう」とアルファベットと似た文字で書かれている。
イベントは、浮世絵を紹介するミニ講座って感じのもので、驚いたことに100人くらいは観衆がいた。
↓終了直後。
更に驚いたのは、常設展のフロアに行ったら、俺が行くまで電気を消していて誰もいなかったこと。
つまり企画展の浮世絵の為だけに、沢山の地元の人が集まってたっていうこと。
講座の内容はウクライナ語なので、画家の固有名詞と、浮世絵が作られる行程の動画以外は、1ミリも理解出来なかったけど( ͡° ͜ʖ ͡°)
そういえば大英博物館の日本コーナーでも「浮世とは?」と紹介されていた↓ので、海外での浮世絵人気は、日本人が思っているよりもずっと高いんだろうね。
個人的に浮世絵と言えば、子供の頃に永谷園のお茶漬けの袋に浮世絵のカードがあったな~っていう思い出くらいしかなかったけどね(^^)
●言葉と文字と美人
ポーランド、ウクライナと段々と東に来て、それに伴い英語も通じなくなり、文字も少しずつ英語とかけ離れてきている。
この為、ワルシャワからのバスをネットで予約した時に、発着場所をネットの地図で探すことが難しかったし。
(というか、リヴィウのバス降車場所は見つけられず、着くまでわからなかったけどね)
宿のおばちゃんや、レストランでも英語が通じなかった。
宿では別のお客さんが通訳をしてくれた(^^)
あと東に来るにつれて、段々と美人の割合?も増えてきてるような気も、なんとなくはするかな(^^)
●ウクライナ料理
チェーン店だが、ウクライナ料理を量り売り式で安く食べられる「プザタハタ」というレストランへ2度行った。
(別々の店舗で、料理も少し違ってたと思う)
地元の人が老若男女で大勢いて賑わっていた。
旅先では時々、
「観光客は食べるけど、地元の人は普段は食べない物」
がある。
例えば、自分の地元仙台の牛タンとかね( ͡° ͜ʖ ͡°)
県外から友達が来たら一緒に行ったりするけど、仙台人は普段は食べないからね。
(何年も前の狂牛病とかの騒ぎで、牛肉の値上げに伴い牛タンも値上げしたってのがあって、もしかしかたらその前は地元の人もそこそこは食べてたのかも!?)
なので今日行った店はチェーン店でも、地元の人が普段食べている物である。
そして自分は、
「観光客は食べるけど、地元の人は普段食べない物」
よりも
「地元の人が普段食べている物」
の方に興味があるので、安いこともあり一石二鳥とも言えるかな。
仙台でいうところの「半田屋」に地元の料理を増やしたようなものかな!?(^^)
ちなみに値段は結構腹一杯食べれて500円前後くらいだったし、味も良かった!
食べ物の種類が多いので、一度だけでは食べられない料理も多いので2度行ったし、明日も行く予定(^^)
あとウクライナ料理の店なので、実はウクライナ発祥というポルシチも食べたし、ネットに載ってたキエフ風カツレツという名物料理なども食べることが出来た。(キエフは、ウクライナの首都名)
●明日
久しぶりの飛行機で、ベラルーシのミンスクに行く予定。
約1ヵ月前に、5日間以内の滞在であればビザ無しの出入国が許可されたばかり(ただし、空路に限る)なのだが、予定通り入国出来るのかどうか!?
・そして現在、手持ちの残金は約120フリヴニャ。
これだけあれば、一食とれてバスで空港に行けるフリヴニャ。
フリヴニャ。
これ今度のテストに出ますフリヴニャ( ͡° ͜ʖ ͡°)