2010年11月19日(金)晴れ
今日は世界2大運河のスエズ運河を通過する日。
今日の新聞には、6時から12階のトップデッキを開放すると書いてあったので、5時50分ころ起床。
しかしトップデッキに出たら、既にスエズ運河に入っていて、両側にすぐ陸が見えた。
他の人に聞いたところ5時20分ころにスエズ運河に入ったそうで、その時船内放送もあったようだ。
自分は最初から3時間睡眠をしようと思っていたので、熟睡していて放送で起きなかったのかな。
今後船に乗る人で、スエズ運河に入る瞬間を見てみたい人は、早めにデッキに出ておくことをオススメします(´▽`)
スエズ運河を通っていて、風が物凄く強かった。
昨日も風が強かったのだが、今日は気温もあまり高くなく寒いくらいだった。
あまりにも寒かったので、トップデッキで丁度懸垂が出来るところがあったので、懸垂をやったりして寒さをしのぎながら景色を見ていた(^^)
途中で通った大きな橋の建設には、日本も関わっているということで、まさにエジプトと日本の友好の架け橋というようなものだそうだ。
7時15分ころ、運河の両側の幅が広まって、景色が単調になってきたので船の中に戻ることにした。
今日はリフレッシュデーのためイベントがほとんど無いので、午前中はフリースペースで日記を書いたり人と話しをしたり、デッキに上がってスエズ運河を見たりして過ごした。
ただ一つだけやることがあって、ヨガ・ピラティスのインストラクター養成講座の仕上げのロールプレイングの練習をチームで集まってやった。
午後は、まずジャグジーへ。
朝は寒かったが、お昼になれば充分暑い気温になっていた。
次に、アボリジニーの伝統楽器のイダキの練習に参加。
講師は、参加者にアボリジニーネームをインスピレーションで付けてくれた。
15時頃に船内放送があり、まもなくエジプトのポートサイドという港に着くとのことだった。
本来の予定では23時に着くはずだったので、大幅に早く着くことになり、皆喜んでいた。
下船可能の放送が入り、一緒に行動する人達と準備をしたりしていて、結局自分は17時ころ下船した。
この旅で5ヶ国目の寄港地。
船を下りてすぐの港のゲート内に、沢山の露店が並んでいた。
エジプトらしい品物が沢山あって、多くの人がショッピングを楽しんでいた。
ただ、エジプトでは値切り交渉をするのが当たり前なので、必ず最初にはかなり高い値段を言われる。
そこから自分がいくらだったら買うという金額を提示して、相手がさっきよりも少し下げる、こちらが少しあげる・・・・・というのを何回か繰り返し、両者の納得する金額になり交渉成立、というのが一般的な買い物のルールのようだった。
定価で買うのが当たり前の日本人からすると、面倒に思うこともあるが、時々ならこういうのもありかなとも思う。
現代の日本では、コンビニとかで買い物をして、店員と話しをすることなんてほとんど無いし、こういうやりとりを通して、商人とコミュニケーションを取れるのは面白いかなとも思うし。
ただ今後訪れる人の為に、一つ注意点を書いておこうと思う。
それは買い物をした時に、出来る限りお釣りが必要なく、ぴったりのお金を渡すほうが良いということ。
これはどういうことかと言うと、実際にここで経験したのだが、彼らは(全員ではないが)お釣りを素直に渡さない。
そしてそのお釣りの分の金額を、別の商品を勧めてくる。
いらないからお釣りをよこせと言っても、なかなか素直に渡さずにしつこく他の商品を勧めてくる。
正直、このやりとりはちょっと面倒だったので、こういう面倒なことをしたくない人は、1ドル紙幣を沢山持っていくことをお勧めします。
買い物で結構な時間を使って、いよいよ港のゲートの外に出た。
そこには沢山の人がいて、賑やかで活気に溢れていた。
夕方だからなのか小学生~中学生くらいの子供達が沢山いた。
そして日本人が珍しいのか親日だからなのかわからないが、我々を見ると人が沢山寄って来る。
カメラを向けると喜んで、撮った写真を見せてくれと言う。
中には声を掛けてきて、一緒に写真を撮ったり名前を聞いてくる人もいる。
海沿いにお店が沢山あって、自分は船の友達4人で行動した。
エジプトの子供達がついてきたり、すれ違う人達もこちらを見てきたり声を掛けてきたりして楽しい。
お土産屋があったので中に入り、買い物を済ませ自分が最後に外に出ると、一緒に行動していた3人のところに現地の知らないおじさんがいて、街を案内してくれると言っていた。
こんな風に親切を装って後で高額な請求をしてくるという人もいる、という話を聞いたこともあったが、人が良さそうな顔をしていたし、もしそうなったらどうすれば良いかはその時に考えれば良いかなと思って、街を案内してもらうことにした。
結局この人は本当に良い人で、ただの親切で案内してくれた!
しかも現地のレストランを紹介してもらって、そこで夕食を食べたのだがこのおじさんは、帰宅してからご飯を食べるということで、ほとんど何も食べずにレストランにいてくれたし。
レストランでは、一人6ドルくらいでお腹一杯になって味も満足出来るものだった。
他にもポートサイドでは唯一らしい、お酒を買える場所も案内してくれた。
街を見ている途中で、ピースボートのCC(通訳ボランティア)の人達がいて、合流して一緒に行動することにした。
夜になっていたし、自分達は英語がカタコトだったので、CCの人達がいて心強かったというのもあった。
シンガポールのアラブストリートにもあった、水タバコというものを初体験したりもした。
次に、CCの人達もお酒を買いたいということで、さっきお酒を買った店に行き、お店の中で飲むことにした。
そこにピースボートのクルー達や、また別のCCの人達がいたので、またまた合流して一緒に楽しんだ。
エジプトには、今日と明日の2日間滞在しているので、クルー達もこうして外でお酒を飲むことが出来るのだろう。
今までクルーの人達と一緒にお酒を飲むということはまったく無かったので、これも楽しい出来事だった。
ちなみにピースボートのクルーは、ほとんどが外国人でインドネシアやフィリピンなどの東南アジア系の人が大部分である。
そして時々、メキシコなどの中米系の人もいる。
今回一緒に飲んだクルー達は、ペルー人とグアテマラ人(だったかな?)達だった。
この辺りの国はスペイン語圏なので、皆の英語にかなりスペイン語なまりがあるようで聞き取りにくかった。
それでもスペイン語のCCもいたので、時々は通訳もしてもらったし、何より皆陽気なので、楽しい時間を過ごせた。
結局、この日は24時少し前に船に戻ってきた。
明日は自分はカイロのピラミッドに行くツアーを取っていて、出発時間が早いのでいつもよりも早く寝ることにした。
ちなみに明日の19時30分が帰船リミットで20時30分が出航予定なので、船には何時に戻ってきても良いし、自由行動の人はポートサイドを出て、ピラミッドがあるカイロに行ってホテルなどに泊まるということも可能である。
ただカイロまでは車で3時間くらいかかるし、英語が皆に通じるわけではないので、自由行動でピラミッドに行くには、旅慣れた人やそういう人と一緒に行く必要がある。