・期間:2016年11月1日〜11月14日
・訪れた都市:空港泊、デリー2泊、アーグラー1泊、寝台列車1泊、バラナシ4泊(ブッダガヤ日帰りあり)、寝台列車1泊、ジョードプル2泊、寝台列車1泊、デリー1泊。(行った順に列挙)

・インドの広大さ

インドに来る前は、ただ暑いというイメージしか無かったが、実際には地域によって全然違う。
日本でも北海道と沖縄で全然違うように、日本の9倍の面積のインドは熱帯地域、砂漠、ヒマラヤ山脈が近い雪山、高原地域、虎がいる森林、海沿いのリゾート、など日本よりもずっとバラエティに富んでいる。

最近のデリーなどの北インドの気温は、日中は30度近くまで上がるが、最低気温ほ15度くらいで朝夕は涼しい。

・インド人

人の性質も地域によって全く異なる。

特にデリーやバラナシなど代表的な観光地と、田舎(特に南の方)では大きな違いがある。

「インドに来た人は、好きになるか嫌いになるかどっちかに別れる」とよく聞く。

しかし嫌いになる人は、上記のような代表的な観光地にしか行かず、だまされたりして嫌な思いをして帰国する人で、南の方や田舎で素のインド人と会っていないからだと思われる。

・人間の森

地球の歩き方には、↓このように書かれている。

「インド。それは人間の森。

木に触れないで森を抜けることができないように、

人に出会わずにインドを旅することはできない。」

・・・この言葉はインドを上手く言い表わしていると思う。

どこの街でもすぐに人が声をかけてくるし、人と人の距離(マインド的にも物理的にも)がとにかく近い。

なので孤独になりたい人にはインドはあまりオススメ出来ないかな(^^;)

でも陽気でフレンドリーな良いインド人達と触れ合うとインドを好きになるかも!?

・カオス

インドは人だけでなく牛も多い。

特にバラナシは、牛も牛のフンも道端でよく見かける(^^;)

そしてバラナシはインド人にとって聖地であり、街のカオスぶりがまさしく「ザ・インド」という場所なので、インドに来るならとりあえず訪れるべき。

バラナシに行く場合は、「ガンジス河でバタフライ」の本かテレビを事前に観ておくと楽しさが増す。

そしてバラナシに限らず全ての街で、至る所にゴミが捨てられていて、日本の感覚からするとかなり汚い。

・宗教

ヒンドゥー教がメインだが、イスラム教、キリスト教、シーク教、仏教、ジャイナ教などが混在していて、日本人からするとこれもカオス。

・インドでの生活費(飛行機代やビザ代を除いく)

14日で約32000円で、1日辺りにすると2300円くらいだった。

主な出費は、宿代、食費、交通費、観光地の入場料。

宿は安いゲスハウスのみで、1泊320円〜640円。

日帰りで車をチャーターして2人でブッダガヤに行った時の6000円が最も大きな出費。

タージマハールの入場料は年々値上がりしていて、今は約1600円。

・物価

1リットルの水は32円くらいのことが多い。

食事は安いところなら、100円〜200円あれば充分な一食になる。

映画は最高ランクの席で320円。

・インドの治安

インドはボッタクリや詐欺が凄いと聞いていて、実際に会った人で被害を受けた人も何人かいる。

自分は地球の歩き方やネットで予習していたので大きな被害は無かった。

最初の頃に耳かきチャンピオンに約1000円を渡してしまったのが、今回で最も大きな被害かな(笑)

でもインドでは、言葉巧みにだまして来る人は多いが、スリはヨーロッパよりも全然少ないし、強盗も少ないようだ。

とにかく予習が必須。

・トラブル

今回の旅の最中に、突然の高額紙幣の使用制限発表と、デリーの大気汚染という2つの大きなニュースがあった。

個人的には、どちらの問題発生の時にもデリーを離れていたので、あまり大きな影響はなかった。

でもデリーにいる旅人は、今もまだ紙幣問題の影響を受けている。

・観光

来る前はタージマハールくらいしか知らなかったが、35もの世界遺産があり今回は5ヶ所に行った。

行った人皆んなが絶賛するハンピに行けなかったので、また今度行ってみたい。

・英語

思っていたよりも英語が話せない人が多い。

ネットで見たら、英語が話せる割合が1割〜3割くらい?というデータがいくつかあり、感覚的にもそのくらいかと思った。

そして特にRやTの発音が特徴的。

これでも2億人〜3億人くらいが話せるってことになるから、凄いことだが。

●こんな人にオススメ

・タイやカンボジアのようなメジャー所?とはちょっと違う場所に行きたい人

・濃い人に会いたい人(インド人だけでなく、インドに来る人も濃い人が多い)

・世界的にも有数なカオスな場所を見てみたい人

●その他のインド情報

・IT大国で、多くのインド人がグーグルやマイクロソフトなど名だたる大企業のトップになっている。

大きな理由の1つが、ITは新しい産業なのでカースト制度の下の方の身分の人でも仕事に出来るから、らしい。

・日本人が知らないクリケットの凄さ

クリケットは100ヶ国以上で行われ、世界のスポーツ人気ランキング↓でサッカーに次いで2位!(競技人口も同じく2位)

↓スポーツファン数推計

1位 サッカー 35億人

2位 クリケット 25億人

3位 フィールドホッケー 20億人

4位 テニス 10億人

5位 バレーボール 9億人

6位 卓球 8億5000万人

7位 野球 5億人

8位 ゴルフ 4億5000万人

9位 バスケットボール 4億人

9位 アメリカンフットボール 4億人
そしてインドのプロチームで、最も高い平均年収はコルカタ・ナイトライダーズで、約4億円!
実際にテレビでよく放送されているし、クリケットのバッド?を持って歩く子供達も見かけた。



✳︎この記事はあくまで、個人的な感想。

たった2週間で広大なインドの真実を知ることは出来ない。

可能なら1ヶ月は滞在したいところ。