2011年1月9日(日)~10日(月) 晴れ

地球一周の船旅、77日目・78日目。残り9日・8日。

朝日は、水平線のすぐ上に雲があったためイマイチ。

朝食は英語の企画ではないが、友達と英語を多めに使いながらゆっくりと食べた。

午前中に参加した企画はベリーダンスくらいで、主にフリースペースにいてメッセージノートを書いたり、13日のフェスティバルの準備を手伝ったり、写真のデータ整理などをしていた。

午後に参加した企画も、「赤外線交換会」、「消滅日出演者リハーサル」と、もう一つお笑い系の企画のみ。

「赤外線交換会」は、昨日と一昨日の「mixiネームを共有しよう」や「名刺交換会」と同様で、帰国してからの連絡先交換が主な目的で、携帯電話の連絡先を赤外線を使って交換しようというもの。

乗客の中には3ヶ月間の船旅の間は、節約のために携帯電話を止めてきていた人もいたけどね。

他の時間は、アフターヌーンティーの時間から人狼ゲームを始めて、途中で参加者が入れ替わりながら長いことゲームをやっていた。

ルールを少しずつ変えてみたり、皆のレベルが上がってきていて最近は益々このゲームが面白くなってきてる。

これに夢中になりすぎて、ちょっと見てみようと思っていた「GETスピーチフェスティバル」には全く顔を出せなかった(^_^;)

夕食後もまずプールデッキで人狼ゲームをやり、その後、友達と一緒に企画した「B型だよ!全員集合」という飲み会に参加した。

そして23時からは「THE 消滅日」という大きなイベントがあった。

消滅日とは船旅ならではのもので、船が日付変更線を超えるために1日が消滅してしまうというもの。

これには時差が関係している。

これまでに度々あったように船での生活では、時差を1時間戻す「時差発生日」という日が時々ある。

船が地球を一周する間に、24回の時差が発生することになる。

そして時差が発生した日は、1日が25時間になる。

これが24回あると、地球を一周している間に1日増えたことになってしまう。

このズレを一気に解消するのが、まさに日付変更線を超える今日で、1日を消してしまい調節することになる。

この日が消滅日ということになる。

・・・・という説明で理解してもらえたかな?(^_^;)

ってわけで通常の時差発生日は、24時になったら時間を1時間戻すだけなのだが、今日の場合は時間を1時間戻しつつ更に日付を1日進める、ということになる。

別の言い方をすると、「23時間時計を進める」、とも言える。

この結果、船では1月10日が消滅日ということで無くなることになる。

厳密に言えば、23時~24時の1時間だけが1月10日ということになる。

この1月10日をピースボートならではのイベントとして、1時間を1日に見立てて、物凄い速さで1日のイベントをこなしていこう、というのが「THE 消滅日」というイベントである。(やっと説明出来た(^_^;)

いつも船で行われている定番のイベント(例えば朝のラジオ体操から始まって、朝食、なないろ公園、サルサやベリーダンス、夜の時差トークなど)が、パロディーとして寸劇を交えて面白おかしく次々に行われていた。

合計で1時間で1日を再現するので、極端に省略していたりビデオの早送りのようなものがあったりして、その様子が笑いを誘っていた(^^)

自分も「3分間アームレスリング」ということで、参加させてもらった。

他にも、1日掛かりでやった運動会を「3分間運動会」として再現したり、1月10日ということで成人式のイベントがあったりもした。

イベントが終了し時差が発生して、日本との時差は21時間になった。(+3時間)

今の船の時間は日本よりも3時間早いだけということで、もう大分日本が近づいていることがわかる。

イベントのあとは、フリースペースで友達と話をしたりトランプをしてから部屋に戻った。

今日も色々な出来事があったが、やはり消滅日が1番大きなイベントだったかな。

飛行機の旅なら、もちろんこんなことは出来ないし、長旅で時差ボケの心配もあるが、船旅で時間に余裕があるからこそ経験出来る貴重な出来事だった(^^)

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