ダナンの港





11月1日(月)曇り時々雨

地球一周の船旅、8日目。

2箇所目の寄港地、ベトナムのダナンに着いた。

午前5時に起床し準備、そして6時に朝食を済ませる。

7時15分くらいには下船可能の放送がなり、下船した。

自分は今日もオプショナルツアーを取らずに、4人で自由行動をすることにした。

前回の香港で一緒に周った人達が2人と、初めて一緒に周る人、そして自分で4人。

ベトナムの通貨は、ベトナムドン。

船内で両替が出来て、10アメリカドルが19万ベトナムドンになり、ちょっとお金持ちになった気分。

船を降りると、多くの現地の若者が我々を待ち構えていた!

ダナンの港

ベトナムでは、オプショナルツアーで「ダナンの若者と大交流」というかなり多くの人が参加するイベントがあって、その交流相手の人達が港まで出迎えに来ていたのだ。

自分は自由行動なので関係ないが、ベトナム語でこんにちはを意味する「シンチャオ」と言って手をふるだけで、まるで大スターになったかのような反応をしてくれて良い気分で面白かった。

我々4人は、港のゲートを出てタクシーを捕まえることにした。

ゲートの外にはタクシーが何台も待ち構えていて、物凄い勢いで客引きが始まった。

ドライバー同士でケンカしてるような感じになっていたし(^_^;)

我々はタクシーのドライバーと交渉して、世界遺産の街であるホイアンや、観光スポットの五行山・マーブルマウンテンなどのコースを回ってもらうことにした。

費用は「地球の歩き方」に載っていた通り、一人20ドルで手を打った。

ちなみにタクシーには、ドライバーと案内係の2人がいる。

ドライバーは、英語がほぼ話せなくて、案内係の人の英語もかなりベトナム訛が強くて、何を言ってるのかわからないことが多々あった。

例えば、「トッティー」と「タッティー」は、何のことを言ってるのかわかるだろうか?

正解は、トッティーが、20の twenty で、タッティーが30の thirty のことだった。

船の中でやっている英会話プログラムのことをGET(Global English Training)と名づけている通り、英語が母国語ではないけどグローバルな英語を話していて、凄いことだなと思った。

タクシーでは、まずダナンの街中へ行った。

話には聞いていたが、本当にかなり多くのバイクが街を走っていた。

信号も少なくて運転は荒かったが、街に熱気とパワーを感じる。

ダナンのバイク

まず海を通って五行山へ向かった。

残念ながら台風が来てるということで、海は波も荒く大分濁っていた。

五行山は、日本の人気漫画「NARUTO」の中に出てくる山のモデルになった山ではないか?という話も聞いた。

別名はマーブルマウンテンで、大理石のことを指す。

ダナン

山のふもとには、大理石で作った色々な銅像や、装飾品などのお店がある。

我々が今回の旅の後半に行くイースター島で待っているモアイと、一足先にここで会うことが出来た。

ダナンのモアイ
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この写真の石像は、岩山を削り取って作られたもので、どれだけの歳月と手間をかけて作られたのかって想像すると、物凄いことだと思った。

次に世界遺産の街、ホイアンへ。

GETの先生達も自由行動をしていたようで、何人かにホイアンで偶然出会ったりもした。

ホイアン

ここはさすが世界遺産の街だけあって、観光客で賑わっていた。

ホイアンでは、大通りを一歩外れて奥の道に入ってみた。

そしたら観光客がまったくいない通りで、現地の人達の住宅街を通ることになった。

家を見ると、新しくて立派な家もあれば、かなりの年数が経っていて生活水準も物凄く低いことが一目でわかるような家も沢山あった。

前に中国に観光で行ったときも、メインストリートから一歩入ればまったくの別世界があったが、どこの国でもそういうことがあるのかなと思った。

ホイアンのあとは、ダナンの街に戻ってきた。

そして観光客がまったく来なくて現地の人しか来ないような飲食店でご飯を食べた。

ベトナム名物のフォーを食べたが、観光客向けのお店ではなので、値段もかなり安いし、そして味も良かった!

フォー

個人的には香港で食べたものよりも美味しいと思った。

それから船に戻った。

17時に出航式があった。

Aコースのダナンの若者と大交流に参加していた現地の若者が大勢港に見送りに来ていた。

この交流会に参加したピースボート側の人達で、感動や別れの悲しさで泣いている人が何人かいた。

出航式のあとレストランで夕食を食べながら、同じ席の人達で今日のそれぞれの体験を話した。

オプショナルツアーも各寄港地で5~6種類くらいは用意されているし、自由行動なら行く場所も本当に様々になるので、他の人の行動の話を聞くのは面白いものだ。

あらためてベトナムのことを思うと、やはりベトナム戦争の影響がいまだに残っているように思った。

そしてもう一つ思ったのが、チャイナマネーの進出が凄いなと思った。

中国の企業による四つ星ホテルや5つ星ホテルの建設ラッシュが進んでいるようだった。

そしてベトナムの街の活気が物凄くあって、比べてみると日本は全然活気ないな~って思ったりもした。

今日は寄港地を周ったからか疲労があったので、いつもよりも早く23時前には寝た。

次の寄港地はシンガポールで、3日後に着く予定。
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